日本語の場合には、主語が何である疑問文でも、それへの答え方は、それほど変わりません。
「これは本ですか」に対して、「はい、そうです」または「いいえ、違います」と答えます。
「あなたは学生ですか」に対しても「はい、そうです」「いいえ、違います」と答えます。
「あなたのお父さんは~」に対しても「あなたのお母さんは~」に対しても、「はい、そうです」が使えます。
このように主語が何であるかというのを、日本語ではまったく意識しないで答えることができます。
しかし、英語の場合には絶対的にそれを意識しないといけないのです。
Is this a book? に対しては Yes, it is. No, it is not. で答えます。
Are you a boy? に対しては Yes, I am. No, I am not. と答えなければいけません。
「あなたは」に対しては「私は」でこたえなければいけないのです。
同じように Is your father ~? に対しては Yes, he is. などと答えます。
だれについて聞いているのかを意識し、判断しないといけないのです。
日本語とだいぶ違うところです。
それで生徒たちはとても混乱してしまいます。英文和訳の場合は問題ありません。和文英訳をさせると分かります。
「あなたは一人の学生ですか」「はい、そうです」
「あなたのお母さんは一人の看護婦ですか」「いいえ、ちがいます」
「私は一人の王様ですか」「はい、そうです」
などを英訳させてみればその混乱するのが分かります。
教科書では、 Yes, it is. を「はい、そうです」と教えているので、すべて it で答えるような子がいます。
慣れてしまった私どもにとっては当たり前だと思うことですが、よく理解できないようなのです。
「あなたは一人の少年ですか。はい、( )は(そう)です」という日本語を英語に直すことができない生徒が習いにきます。
Are you a boy? Yes, まではできるのですが、答えの主語が分からないのです。
僕は「あなたは一人の少年ですか」と言いながら、その生徒を指差します。
そして、「ぼくと同じ方向を指でさしてごらん」と言います。
そして、自分のところに指をむけると、「それは誰?」と尋ねます。すると「あ、私だ」と気付いてくれます。
このようにでもしないと、理解できないのです。
それで、今回改訂するにあたって、日本語だけでの応答をするという問題を挿入しました。
次のようなものです。
このように、まずは日本語で主語を意識するという練習をすることによってって、英語による答え方がスムーズに学習できるのではないかと期待しています。
「これは本ですか」に対して、「はい、そうです」または「いいえ、違います」と答えます。
「あなたは学生ですか」に対しても「はい、そうです」「いいえ、違います」と答えます。
「あなたのお父さんは~」に対しても「あなたのお母さんは~」に対しても、「はい、そうです」が使えます。
このように主語が何であるかというのを、日本語ではまったく意識しないで答えることができます。
しかし、英語の場合には絶対的にそれを意識しないといけないのです。
Is this a book? に対しては Yes, it is. No, it is not. で答えます。
Are you a boy? に対しては Yes, I am. No, I am not. と答えなければいけません。
「あなたは」に対しては「私は」でこたえなければいけないのです。
同じように Is your father ~? に対しては Yes, he is. などと答えます。
だれについて聞いているのかを意識し、判断しないといけないのです。
日本語とだいぶ違うところです。
それで生徒たちはとても混乱してしまいます。英文和訳の場合は問題ありません。和文英訳をさせると分かります。
「あなたは一人の学生ですか」「はい、そうです」
「あなたのお母さんは一人の看護婦ですか」「いいえ、ちがいます」
「私は一人の王様ですか」「はい、そうです」
などを英訳させてみればその混乱するのが分かります。
教科書では、 Yes, it is. を「はい、そうです」と教えているので、すべて it で答えるような子がいます。
慣れてしまった私どもにとっては当たり前だと思うことですが、よく理解できないようなのです。
「あなたは一人の少年ですか。はい、( )は(そう)です」という日本語を英語に直すことができない生徒が習いにきます。
Are you a boy? Yes, まではできるのですが、答えの主語が分からないのです。
僕は「あなたは一人の少年ですか」と言いながら、その生徒を指差します。
そして、「ぼくと同じ方向を指でさしてごらん」と言います。
そして、自分のところに指をむけると、「それは誰?」と尋ねます。すると「あ、私だ」と気付いてくれます。
このようにでもしないと、理解できないのです。
それで、今回改訂するにあたって、日本語だけでの応答をするという問題を挿入しました。
次のようなものです。
《練習》 日本語で考えましょう。( )内に「私,あなた,彼,彼女,それ」を入れなさい。
1] あなたの妹は、大学生ですか。はい、( )は大学生です。
2] あなたの兄さんは、科学者ですか。いいえ、( )は科学者ではありません。
3] あなたは、プロ野球の選手ですか。はい、( )はプロ野球の選手です。
4] 私は、帰ってもいいですか。はい、( )は帰ってもいいです。
このように、まずは日本語で主語を意識するという練習をすることによってって、英語による答え方がスムーズに学習できるのではないかと期待しています。
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