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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

スキナーによるプログラム学習の原理
 ぼくの教材は,基本的にプログラム学習です。といっても自己流で学んで自己流で作っているので,これがプログラム学習といえるかどうかは分かりませんが。

 心理用語の基礎知識(有斐閣) から抜粋します。



スキナーによるプログラム学習の原理

 一時に少しずつ生徒に提示されるように教科内容を細かく分割し、学習しやすいように配列された教材をプログラムという。

 プログラム学習の基本単位はフレームと呼ばれ、フレームは一時に生徒に提示される内容を意味する。フレームには説明や質問などが書くれており、生徒は説明を読んだり質問に答えたりしてフレームをひとつずつ自分のペースで学習していく。この学習方法をプログラム学習という。

 B,Fスキナーのかかげたプログラム学習の原理は次のようである。

 なるべく誤りをせずに教育目標に到達させるために教科内容を細かいステップに分割して(スモールステップの原理)

 最適な1本のフレーム系列を作り、生徒は各フレームに対して積極的に反応し(積極的反応の原理)

 反応の正誤は即座に生徒に知らされる(即時フィードバックの原理)

 生徒は自己のペースで学習を続けていくので(自己ペースの原理)

 教材を確実に理解しながら進んでいけることになる。


 これからひとつひとつぼくなりの解説を加えていきたいと思います。
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プログラム学習の「フレーム」
 プログラム学習の「フレーム」について説明します。
 説明より,例をあげた方が分かりやすいですね。
 ぼくの本「プログラム学習英語中1レベル」3章1章です。

 この線と線の間がひとつのフレームになっている,といいます。



 《1年3章1節》

名詞と動詞

(1)
つぎの単語の中に「仲間はずれ」があります。どれでしょう。番号に〇をつけなさい。
①犬 ②お父さん ③トム ④つくえ ⑤走る ⑥ミルク

(2)
⑤の「走る」がほかのものと性質がちがいます。どのようにちがっているのでしょう。
「走る」以外の「犬」「お父さん」などの単語を 名詞と言います。名詞は N で表します。
人・動物・ものの名をあらわす詞(ことば)なので,(       )というのです。

(3)
英語にも名詞はあります。 dog(犬), father(お父さん), Tom(トム), desk(つくえ),
milk(ミルク)は 英語でものなどの名前を表しているので,(      )です。

(4)
それでは また「仲間はずれ」をさがしてみましょう。
①泳ぐ ②ねこ ③歩く ④笑う ⑤止まる ⑥打つ

(5)
②の「ねこ」が「仲間はずれ」です。ほかの「泳ぐ」「歩く」などの単語を動詞といいます。動詞はVで表します。動作や心の動きや状態をあらわす詞(ことば)なので(      )というのです。

(6)
英語にも動詞はあります。 swim[スウィム](泳ぐ), walk[ウォーク](歩く),
laugh[らーふ](笑う), stop[スト・フ゜](止まる), hit[ヒ・ト](打つ) などは,英語で動きを
表している詞なので英語の(      )です。

(7)
英語の名詞と動詞は,形の上では,まったく区別がつきません。また,英語では動詞が名詞になったり,逆に名詞が動詞になったりします。 しばらくは日本語で,動詞か名詞か判断してから,英語の名詞と動詞の区別をするようにしましょう。それでは,日本語の場合の名詞と動詞の違いを少し復習してみましょう。「水泳」と「泳ぐ」は似た言葉ですが,性質が違います。「水泳」は名前を表す詞,つまり{ 名詞 , 動詞 }で,「泳ぐ」は動きを表す詞,つまり { 名詞 , 動詞 }です。

(8)
日本語の動詞には「ます」をつけることができます。「泳ぐ」→「泳ぎます」,「読む」→「読みます」,「笑う」→「笑います」などです。名詞の「水泳」,「読書」に「ます」をつけると,「水泳ます」「読書ます」になりおかしいですね。このように,
「ます」がつくのは{ 名詞 , 動詞 }で,{ 名詞 , 動詞 }には「ます」がつきません。

(9)
また,日本語の動詞の言い切りの形(国語辞書にのっている形,「終止形」といいます)を
ローマ字にすると,oyogu(泳ぐ), utsu(打つ), hashiru(走る). warau(笑う),など,
すべて(      )で終わっています。

(10)
つまり,{ 名詞 , 動詞 }の言い切りは ウ段の音なのです。







スモールステップ
 プログラム学習の特徴のひとつは「スモールステップ」です。

 なるべく誤りをせずに教育目標に到達させるために教科内容を細かいステップに分割して(スモールステップの原理)

フレームの例であげた私の教材を見てください。

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-165.html

 ひとつひとつのフレームが階段を上るように小さなステップになっているのが分かっていただけるでしょうか。

1フレーム 仲間はずれ(集合)を用いて日本語で名詞の集合に気づかせる。

2フレーム 「名詞」という用語,定義

3フレーム 英語の名詞の仲間

4フレーム 動詞の集合

5フレーム  「動詞」という用語,定義

6フレーム 英語の名詞の仲間

7フレーム 「泳ぐ」と「水泳」を例に名詞と動詞(日本語で)

8フレーム 日本語の動詞には「ます(助動詞)」がつくこと

9フレーム 動詞は,ウ段で終わる

10フレーム 9フレームの確認


 このように細かく細かくわけて,説明します。


 なおぼくの本では見開き2ページで1節です。節でもスモールステップです。

1節は 「名詞と動詞」
2節は「単数と複数」 a dog , dogs
3節は「文の約束」 Dogs run. 文頭は大文字,単語間はあける,ピリオド
4節は「語順」 日本語は助詞があるせいで語順にこだわらない。
 「走るよ,犬が」でも Dogs run.
5節 「目的語」 Boys read books.

 のようにです。スモールステップになっていることが分かりますが。


英語プログラム学習 中1レベル

スモールステップになっているかどうかは生徒が決める
 スモールステップになっているかどうかは,プログラム学習作成者が決めるのではなく,プログラム学習で学習する人が決めるのです。

 これはとても大切なことです。

 「名詞と動詞」でも,生徒に教えられたことがあります。
 自分ではていねいにスモールステップで作ったつもりなのですが,名詞と動詞の区別がつかなくて間違えた回答をする生徒が多かったです。

 生徒が習いにきたときになぜか訊いてみました。

 すると,「水泳」も動きがあるから「動詞」ではないか,というのです。
 確かに言われたらそうなんですね。「動作や心の動きや状態をあらわす詞」というのではいけないのです。もっと勉強してみると,助動詞の「ます」をつけることができる単語が動詞と教えた方がいいことが分かりました。
 それでそれで作り替えるとなかなかうまくいきました。


 このように,プログラム学習は作りっぱなしではなく,それを使う人がちゃんと間違えることなく進んでいるかどうかに常に注意を向けることが大切です。

 そして,間違いの多いところはプログラムのステップがスモールになっていないか,説明が悪いのです。それをいろいろ工夫して間違いを少なくするのです。

積極的反応の原理
 次に大切なのが「最適な1本のフレーム系列を作り、生徒は各フレームに対して積極的に反応をする」という(積極的反応の原理)です。

 例をあげながら説明します。

 前に上げた「名詞と動詞」です。

 1フレーム

(1)
つぎの単語の中に「仲間はずれ」があります。どれでしょう。番号に〇をつけなさい。
①犬 ②お父さん ③トム ④つくえ ⑤走る ⑥ミルク


(このように番号に○をつけることを求めています。生徒はただ受け身的に説明を読むだけではなく,何かをするように求められるのです。積極的,能動的にプログラムに参加しないとこの学習は進みません。)

 2フレーム

(2)
⑤の「走る」がほかのものと性質がちがいます。どのようにちがっているのでしょう。
「走る」以外の「犬」「お父さん」などの単語を 名詞と言います。名詞は N で表します。
人・動物・ものの名をあらわす詞(ことば)なので,(       )というのです。



(・・・などを名詞と言います,と説明し教えています。その後,名をあらわす詞なので(     )というのです。と,空欄が出てきて,そこに適切な語句を入れるように求められます。単に説明を行うだけではなく,それをきちんと読めばすぐに分かる簡単な問題をすぐ出すことにより,生徒を学習に積極的に参加させます。テストになれている子は最初少し戸惑います。答えがすぐ上にあるからです。でもすぐに慣れます。
 とにかく,プログラム学習において大切なのは受け身で学習を行うのではなく,積極的に学習に参加するように,簡単な質問,問題を並べていくということです)

即時フィードバックの原理
 反応の正誤は即座に生徒に知らされるというのが,(即時フィードバックの原理)です。

 ほめるとき,叱るときはできるだけ,その場で行う方が効果はあります。何をしたのかもうすっかり忘れたころにほめられても効果はうすいということです。

 勉強をしていて,問題を解く。その場で解答をして,自分のやったのが正しいかどうかチェックするほうがいいです。

 学校のテストでは,だいぶ後になって配布されるので,勉強という点では効果は薄いです。

 だかれ,プログラム学習では,一つのフレームに回答したら,それが正しいか,間違いがすぐに知らされることが大切です。
 それで,よくあるのは,フレームのすぐそばに答えが書いてある。だから,学習をするものは,回答をして後,すぐに正解を確認することが大切になります。ページの下にかいてあることもあります。

 理想を言えば,コンピュータでプログラム学習ができるようにします。
 学習をする者がひとつのフレームを終わると,それに対して正しいときは「ピンポーン」となり,次のフレームが提示される。
 間違えているときは「ブー」となり,再度考え直すように求められ,正しい回答が出るまで繰り返される。

 それができれば即時フィードバックになります。



 実を言うと,ぼくのプログラム学習は即時フィードバックに関しては,あまりよくありません。解答は別冊にし,後ろにつけています。もちろんそれを見ながら学習を進めることはできるのですが,あまり親切ではない。

 なぜそうしたかというと,中学生は学習をきちんとするよりも解答をそのまま写すことが少なくないからです。きちんと読むのではなく,終わればいいということで,ただただ写すのです。
 だから,解答は別冊にして,あずかりチェックは別でやることもできるようにしました。
 解答がすぐしたにある問題集がありますが,それは塾では使えないですね。
 

自己ペースの原理
 最後は,自己ペースの原理です。

 生徒は自己のペースで学習を続けていくので(自己ペースの原理) 教材を確実に理解しながら進んでいけることになる。


 これまで説明してきたように作成したプログラム学習は,自分で学ぶことができます。黒板にむかってみんないっせいに同じことをする必要はありません。
 だから,自己ペースで学習を進めることができるのです。

 それにより,学習能力の高い子はどんどん先に進むことができ,低い子はゆっくりでいいから一歩一歩進んでいくことができます。
 セルフラーニングの可能な学習法だということです。


 さて,これで一応プログラム学習についての説明は終わりました。何か質問があったらお気軽にどうぞ。


使うものの立場に立った学習書
ぼくは,小学,中学の学習書をいくつも作ってきました。そして,英語と数学は出版までこぎつけました。左のプロフィールをご覧下さい。
 
 ぼくは自分の学習書は他の学習書,参考書よりもずっといいと自負しています。

 なぜ,そんなに自画自賛することができるのか,を書きます。単なるうぬぼれではないと思っています。

 結論を言えば,それを使う生徒がいたからです。生徒から多くのものを教わったからです。

 ぼくは大学で心理学を専攻しました。だから,英語や数学の専門家ではありません。心理学の専門家でもないのですが,大学で心理学を専攻し,その後も自分で学んできたつもりです。その中で,学習書の作り方も学びました。

 そしてもう一つ,学習塾をしていて,学習をする生徒が目の前にいる,といことです。ぼくは,塾で使うテキストを自分で作り,それを生徒に実際にさせてみることができるのです。

 そして,英語,数学については,中学生に教える程度の知識は持っています。

 ぼくがテキストを作るときのモットーは,生徒が学ぶことのできないのはテキストが悪い,です。

 実際に使わせてみて,生徒がよく間違えるところがあります。それは,テキストが悪いのです。それを生徒が分かるまで何度も直していきます。そのうちにほとんどの子が間違わなくなります。

 参考書を作る大学のえらい先生方にはそれができませんね。

 単純に考えると,

 学習書のよさ = その科目の知識 × それを使う生徒についての知識

 だと言えるのではないでしょうか。

 大学の教授たちは,「その科目の知識」はとてつもなくあるでしょう。しかし,それを使う生徒についてはほとんど知らない。だからその積は小さい。

 ぼくは,その科目の知識はそれなりにある。そして,それを使う生徒もよく知っている。だから,その積は大学の教授の作ったものよりも,ずっといいと思っているのです。

 使うものの立場に立った学習書,ぼくは自分の本をそう思っています。

ぼくのような名もない学習塾のものが,アマゾンのベストセラーで上位に入っているのは,使うものの立場に立った学習書だからこそです。

http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/3237891/ref=pd_zg_hrsr_b_1_6_last

http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/3237811/ref=pd_ts_b_nav

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プログラム学習は学力の高い生徒には退屈か?
mixiで,プログラム学習は学力の低い人向けで,学力の高い生徒には退屈なものではないか,との批判に答えた文です。

 ぼくが作っているプログラム学習教材について書きます。これがプログラム学習といっていいのかどうか,それは確信をもって言えないところが弱いところです。というのはぼくは自己流で学習してきたからです。ただ,上にあげたプログラム学習教材にのっとって作ったつもりではあります。

 ぼくのプログラム学習でうまくいっているのは,学力が高い生徒です。学力が高い生徒は自分自身で読んで理解し,学習を進めることができるからです。
 そして,その子らに質問しても決して「簡単すぎるということはない」と答えます。
 それはぼくのプログラム学習がまだスモールステップに十分なっていないせいもあるかもしれません。
ただ,ぼくは一番大きいのは初めて学ぶ者にとってはなんでも難しい,ということが大きく影響していると思っています。
 「初めて学ぶ者の気持ちを知る」というトピを立ち上げて意見交換をしたこともあります。「いろは ち進法」をやれば実感できます。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18928646&comm_id=1037793

 つまり,学力の高い生徒にとっても初めて学ぶことは難しいので,細かいステップで進んだほうがいいのです。

 なぜ,学力の低い生徒にはプログラム学習がうまくいっていないかというと,ステップが粗いからというよりも,とんでもない反応をすることが多いからです。学力の高い生徒の間違いには共通点がみられます。だから,それはプログラム学習がまだまだ未完成だからで,それを直せばいい。
 しかし,学力の低い生徒の間違いには共通点が見られないことがかなりあるのです。AくんはA’と答えBくんはB’と答える。そのどちらにも対応するようなプログラムを組むというのは不可能に近いです。
 だからそういったものは人間(つまりぼくら指導者)が対応するしかないのです。

 それから,学力の低い生徒は読解力がない。だから,説明がきちんとなされていてもそれを読みとることができないので,プログラムを進めていくことができません。

 読解力をつけるためのプログラムを組むべきでしょうが,それを英語や数学の中に組み込むことはできません。別個に読解力のプログラムを組むことが必要でしょう。

 これは傲慢だと思われそうですが,プログラム学習以外に学力の高い生徒でさえもセルフラーニングのできる教材をみたことがありません。

 なお,公文式はプログラム学習の一種とみていいと思っています。これはまったくの私感です。ただ,ぼくは「できればいい」という公文式は好きではありません。

階段を細かくする(プログラム学習)
 前回書き込んだ二次方程式の導き方も逆行チェイニングです。
(二次方程式の導き方)

(逆行チェイニングと連立方程式)

 ただ,基本的にあの順序で教えている人,教科書,参考書は多いですね。
 なぜなら,それぞれがテストの問題となり,それを,易→難 に並べると逆行チェイニングになるからです。

 しかし,
 連立方程式の問題として

 x=2
 2x-y=1  を解きなさい,

 という問題はまず出題されない。
 だから,ふつうはそのようなものは一つの問題として生徒に教えることもしないのです。連立方程式を解く一過程として教えています。

 しかし,プログラム学習の場合は,学習をする者がのぼりやすいように,階段を細かくすることを考えます。
 だから,テストには出題されることはまずないだろう問題をあえて考えだして,生徒にさせるということをするのです。それによって生徒は無理なく学習を進めることができるのです。

階段のイメージ
 アマゾンの拙著「わかる解けるできる中学数学2年」「英語プログラム学習中2レベル」の「著者からのコメント」に次のコメントを掲載していただきました。

英語プログラム学習中2レベル

わかる解けるできる中学数学2年


 教材を作るときにイメージしたのは階段です。学ぶ者が一段一段無理なく上ることのできる階段です。これまで学んだことの上に低い段を設ける。そしてその上にまた一段。それを上るうちに,難しい問題も解けるような力になる。そういう階段です。

 だから,ふつうこんな問題は試験に出ないよ,という問題も考えだしました。段が高いときに低い踏み台を間に置けば楽に上ることができますね。そういう問題をやったほうが楽に上れるよという問題をわざわざ作るのです。

 そして欲張らない。一度に2つも3つも教えることをしない。必ず一度に1つずつ。不自然になるくらいに分解することもあります。とにかく自分で一段上れるようにするということを心がけました。

 階段をイメージしながら,自分で学ぶことのできる学習書,無理なく進めることのできる学習書作りに取り組んできたのです。


子どもに愛が伝わっていますか
 前に「客観的世界と主観的世界」について書きました。この記事はそれが分からないと分かりにくいと思います。
 まだ読まれていない方は次のページへどうぞ。
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-387.html

 さて,

子どもに愛が伝わっていますか―心のかけ橋をきずく“親業” (単行本(ソフトカバー)) 近藤 千恵 (著)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4837916872?ie=UTF8&tag=selfyoji-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4837916872

 という本があります。

 「親業」の本です。「親業」についてはまたの機会に。

 さて,本当は子どもを愛している。しかし,それが子どもにはきちんと伝わっていない。
 つまり,客観的世界においては,親が子どもを愛している。
 しかし,子どもの主観的世界においては,子どもは親に愛されていない。

 お父さんはぼくを嫌っているんだ。どうせ,ぼくなんかどうなってもいいと思っているんだ,と。

 客観的世界と主観的世界,子どもに影響が大きいのは,主観的な世界です。
 客観的に愛しているなら,それを子どもに伝えないと力にならないのです。
 最近の父親はだいぶ違ってきましたが,昔の父親は子どもに愛を伝えるのがとても苦手だったように思います。ぼくも何も学ばなければそのようなものだったと思います。

 数週間前,テレビ映画で「地下鉄(メトロ)に乗って」をやっていました。いい映画でした。
http://www.metro-movie.jp/

http://www.enjoytokyo.jp/OD009Detail.html?TITLE_ID=9373

 暴力的で横暴な父親小沼佐吉を嫌い絶縁状態の主人公長谷部真次。地下鉄に乗るとそれはタイムマシンで,過去に。そこで青年時代の父親に出会う。過去の父親と接する中で父親を理解する。

 まあそういった内容です。真次の主観的世界での父親と客観的世界での父親の間にはとても大きなギャップがあった。それが過去をのぞくことで,そのギャップが埋まるのです。

 これまで書いてきたように,まず

 この子もこの子の人生の中では主人公なのだということを確認する。

 この子も価値があるんだと思う

 その思いをその子に伝わるようにする。

 思うだけではだめです。その思いが相手に届かなければいけないのです

 言わなくても分かってくれる,だけでは伝わらないかもしれません。

プログラム学習の作り方
ぼくは、プログラム学習という方法で、教材を作っています。自己流ですが。

プログラム学習とは

 いま、一次関数を田の字表で教えることをその方法でやっています。

 目標は、「2点を通る直線の式を求める」ということです。

 例えば、

 「(2,7)(4,11)を通る直線の式を求めなさい。」

 これが解けるようにする、のが目標です。このように、目標をはっきりさせる、というのはプログラム学習に限らず大切ですね。

 さて、田の字表(曲の字表)でこれを解いてみます。

 一次関数は、そのままでは比例していません。しかし、yの値から切片(初期値)を引いたものはxに比例します。初期値をbとすると、この問題では、(2,7-b)(4,11-b)は比例してます。これを曲の字表に整理します。

第1段階、曲の字表に整理

x24
y-b7-b11-b

第2段階
 右2列に着目し、たすきにかけて方程式を作る

2(11-b)=4(7-b)

第3段階
 これを解く。
 b=3 

第4段階
 b=3を上の表に代入する。

x24
y-37-311-3


第5段階
左2列に着目し、たすきにかけて式を作る。
2(y-3)=x(7-3)

第6段階
これをyについて解く。
y=2x+3

 これでできあがりです。

 
 さて、これをプログラム学習にしてみましょう。
 プログラム学習の場合
「学習内容をできるだけ細かく分けて,スモールステップにする」です。

 この場合、上の6つの段階に分けることができます。

 それを逆向きに学習を進めていくのです。さかのぼるのです。

第1ステップ
 yについて解きなさい。
 2(y-3)=x(7-3)

 といった問題をいくつかさせます。

第2ステップ
 田の字表を与えて、式を作り、yについて解きなさい。
y-37-3

第3ステップ
 b=3を次の表に代入し、yについて解きなさい。。

y-b7-b


第4ステップ
2(11-b)=4(7-b)を解き、その値を表に代入し、yについて解きなさい。 

y-b7-b


第5ステップ
 右2列に着目し、たすきにかけて方程式を作り、解きなさい。そして左2列に着目し、式をつくり、yについて解きなさい。

x24
y-b7-b11-b

第6ステップ
(2,7)(4,11)を通る直線の式を求めなさい。曲の字表に整理してから。

 今回、学習が遅れている生徒にこれをさせています。いま第3ステップまで進みました。とても順調に進んでいます。

理解力があればこれだけは1日で終わるのでしょうが、1日に2ステップ、3日で終わる予定にしています。

朝日小学生新聞に僕の「プログラム学習算数4年生」が連載
 今月の4月1日から、朝日小学生新聞に僕の作ったプログラム学習算数4年生が毎日連載されています。

 朝日小学生新聞は、朝日学生新聞社の発行する新聞で、朝日学生新聞社は、朝日新聞の系列会社です。

 朝日学生新聞社のK氏から僕の本を出版したいと、アプローチがありました。

 そしてそれに先立ち新聞で掲載することになったのです。

 小学生新聞の第3面の下に結構大きく載っています。

 そこには

「ひとりで学ぶプログラム学習算数4年」

 という表題が付いていて、

仲松庸次(個別指導の学習塾「セルフ塾」塾長)


とぼくを紹介、

 そして、

「プログラム学習は、アメリカの有名な心理学者、スキナーが編み出した学習方法です。教材は小さなステップに分けられ、階段を一歩一歩を上っていくと、自然に頂上に達するよう工夫されています。一人ひとりが自分に合ったペースで勉強できるので、自学自習に向いています。
 4年生は、春休み中に少し先取りして勉強できます。5、6年生は復習に使って下さい。」


 という説明がついています

 また、この連載に伴って、僕も音声で解説を加えました。

 それが朝日学生新聞社のホームページで聞くこともできます。
 次のページです。

ひとりで学ぶ プログラム学習 算数4年生 ワンポイント講義

 僕は大学で心理学を専攻しました。そしてそのころから行動心理学のスキナー博士に興味を持ち、彼の編み出したプログラム学習についても自己流で学んできました。

 また、遠山啓先生の「水道方式」にも興味を持ち、いろいろ独自に学んできました。

 20数年前に学習塾を始め、子どもたちが自分で学習を進めることのできる教材をいろいろ工夫してこれまで作ってきました。

 それがいま認められたように感じ、とてもうれしく思っています。


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授業方法のあまりのお粗末ぶりにスキナーが憤慨
 プログラム学習は、行動主義心理学者のB.F.スキナーが開発した学習方法です。

 彼がなぜプログラム学習を開発しようと思ったのかについて、だいぶ前に本で読んで知っていました。ただ、それが何の本だったのか思い出せず、探し出せませんでした。

 いま、ネットで検索すると出てきました。ここに紹介いたします。

 スキナー博士が憤慨した授業光景はまだ続いているように思います。

プログラム学習とティーチングマシン

 スキナーは、当時の行動主義心理学の研究成果を直接生かす方法として、「プログラム学習」を再発見した。

 スキナーは「父の日」の授業参観で末娘の授業(4年の算数)を見て、延々と続く教師の説明とそれをただ受け身的に聞いているだけの娘の姿にあぜんとしたという。1953年11月11日の出来事であった。

 「これでは効果的な学習が成立しない。心理学研究の成果が何一つ生かされていない。もっと学習者が積極的に反応し、それに対する即時フィードバックを与える学習環境を実現したい」との思いから、プログラム学習やティーチングマシンの教育利用推進に影響を与えた。

 当時の行動心理学の研究成果を反映する学習環境をつくるには、もっと積極的に学習者が反応する環境をつくらなければならない、と主張した。




プログラム学習 - 海保博之

そのスキナーが、プログラム学習を開発することになったきっかけは、愛娘・デボラの授業参観に行き、その授業方法のあまりのお粗末ぶりにスキナーが憤慨したことにある。わかっていようがいまいが、教師が一方的にどんどん進めていく授業にあきれてしまったらしい。

 オペラント条件づけの原理を使えば、もっと効果的な学習指導ができるはずと考えて研究に取り組んだ結果が、プログラム学習とティーチング・マシーンの開発であった。

 60年代前半のことである。


平行四辺形、対辺の長さ、対角の大きさについて別々に学ぶ
 プログラム学習においては、できるだけ細かいステップに分けて提示するということを書きました。

 そして一度に複数のことではなく、一つずつ学んでいくということが大切だと書きました。
 
 ここでは具体的な例を述べます。

 小学4年生では、平行四辺形について学びます。

 平行四辺形の性質として、次のようなことが教科書には書かれています。

「平行四辺形では、向かい合った辺の長さは等しく、向かい合った角の大きさも等しくなっています。」
 これは学校図書の教科書です。

 また啓林館の教科書には
「平行四辺形の向かい合った辺の長さは等しくなっています。また向かい合った角の大きさも等しくなっています。」
 と書かれています。東京書籍の教科書も似たような記述です。

 ここで、二つのことをいっしょに学んでいることがわかりますか。

 一つは、平行四辺形では
「向かい合った辺の長さが等しい」ということ。

 そしてもう一つは平行四辺形では
「向かい合った角の大きさも等しい」ということです。

 似たようなことですし、一度に説明できないこともありません。
 だから一緒に説明したくなるという気持ちもよくわかります。

 そして、それほどむずかしいことではないので、ここでつまずく生徒は少ないだろうとも思います。

 でも、僕はプログラム学習の原理にのっとって、これを別別に教えることにしました。

 角のことは一切書かずに、まずは平行四辺形においては、向い合った辺の長さが等しいということに焦点を絞って1ページ学ぶのです。

 そして、次のページで平行四辺形においては、向い合った角の大きさが等しいことに絞って学ぶようにします。

 1つのステップが2つに分かれて1つのステップが小さくなりました。
 階段が、細かくなったことによって、どの子にも無理なくのぼることができるようになったと思うのです。

 このように、分けることができることは、できるだけ分けて少しでも子どもたちの負担を少なくするように心がけながら、教材を作っています。

小刻みに問題を入れる。
 プログラム学習小学4年算数の平行四辺形の導入では次のように始まっています。

【問1】 右の図(台形の図略)のように、1組の向かい合っている辺が平行な四角形を何といいますか。(      )

  台形の平行でない辺も平行にすると,右の図のようになります。(平行四辺形の図略)
 このように、2組の向かい合っている辺が平行な四角形を平行四辺形といいます。


 その直後に次のような問題を入れました。

【問2】 2組の向かい合っている辺が平行な四角形を何といいますか。 (          )


 もちろん答えは平行四辺形です。
 すぐ上の方で説明があるのですから、それを読んでいれば当然正解が書けるるはずです。このような問題はテストでは出ませんね。

 テストというのは、基本的にふるい分けるということですから、このような問題が出たのでは、テストの役目を果たしません。

 しかし、プログラム学習は学習のための問題です。

 これは3つの点を狙って作ってあります。

 まずは、もちろん「平行四辺形」の定義を確認するということです。
 上で説明したことを確認して、平行四辺形と書かせるということです。

 2番目は、できるだけ小刻みに問題を与え、説明を読ませるということです。

 子どもたちは、少しでも長い文になると読みません。本当に読まないのです。

 読まないで問題を解くのです。説明を読まなければ問題が解けるはずないじゃないかと思うのですが、それを読まないでやって、そして不正解になるのです。

3,4行の説明すら読まない生徒が少なくないのです。

 だから短い文にして、そして問題を解かせるということを小刻みにやらなければ学習は進みません。

 3番目は、能動的に問題に向かわせるということです。

 このような簡単な問題であっても,受け身で説明を読むよりも子どもたちはやる気を起こして学習に取り組むように感じます。

 このようなことを考えながら、プログラム学習を作っています。

仲松庸次さんに質問 !朝日小学生新聞
asasho.jpg

朝日小学生新聞に 1年近く連載してきた「ひとりで学ぶ算数4年生プログラム学習」が昨日1月30日で最終回になりました。

 それで「仲松庸次さんに質問!」という記事として掲載されました。それをここに紹介します。




仲松庸次さんに質問 !

Q プログラム学習は、どんなところが特徴ですか?

A プログラム学習は、アメリカの心理学者のスキナーが考えた学習方法で、自分で学習を進めるという方法です。わたしは大学でその手法を学び、実際にやってみたいと思い、25年前に学習塾を開きました。

 塾の生徒はわたしが作った教材を使って学習しています。彼らがつまずきやすいところは、何度も作り直しました。それで、階段が細かくなり、上りやすくなっています。学校の授業は、もう少しここのところをゆっくり考えたいと思っていると、取り残されてしまいますね。自分で学べば、じっくり考えながら学習を進めることができます。

Q 仲松さんの塾について教えてください。

A 沖縄県の読谷村というところで「セルフ塾」という学習塾をやっています。塾の正式な名前は「セルフラーニングの世界」。セルフラーニングとは、自己学習という意味です。プログラム学習の教材を使って、各自が自己学習をやっています。

 だから、セルフ塾でわたしは先生ではなく「ようじさん」とよばれています。わたしは、教師、講師というよりも、子どもたちが自分で学習するお手伝いをする、「学習援助者」という役目をしています。だから先生という呼び方をさせていないのです。ただ、年齢的に上なので、敬称として「さん」をつけるように言っています。

Q 算数が得意になるにはどうしたらいいですか。

A 算数では、わかることが大切です。できればいいのではありません。

 次に自分の頭で考えることが大切です。特に算数では、教えてもらったときにはわかっていたつもりなのに、自分で問題を解こうとするとできないことがあります。自分で問題を解いて初めて分かったといえるのです。

 算数は、わかって解けると、面白くなります。そしてもっと勉強したくなります。そうするうちに算数が好きになってきます。

仲松庸次さんに質問 !

「計るだけダイエット」、行動療法、プログラム学習
 前に「NHK - ためしてガッテン! ガッテンダイエットクラブ」について書きました。「計るだけダイエットです。

NHK - ためしてガッテン! ガッテンダイエットクラブ
 僕は「ためしてガッテン」が好きで、毎週録画してみています。
 この「計るだけダイエット」の番組もみました。

 それを見た時に、「あっ、行動療法を取り入れたな」と思いました。

 僕は行動療法に関心があり、学生のころからその関係の本をよく読んでいました。

 「セルフコントロール」という本があります。今開いてみると 1978年の本です。もう35年も前のものですね。



 その中には
人間は自分を観察すると、それが観察するだけでは終わらず自分の行動を変えることにつながる、というのがあります。

 それはそうです。
 例えば自分の顔を鏡で見たとします。鼻の頭に黒いのが付いています。
 僕らは、それを見るとそのままにして外に出るはずがありませんね。
 黒いのをきれいに洗い流してから出かけるはずです。

 このように、自分を観察するのは自分を変えることにつながるのです。

 この本の中にも、体重を毎日計ることによって体重がコントロールされ、ダイエットにつながることが書かれています。

 体重を計ると、きのうより増えていた。きのうは飲み会があり、食べすぎたからだなと反省します。
 減っていると、きのうあのケーキを我慢したから減ったんだ。よかった
 と自分をほめます。

 このように、体重をはかって自分を観察することは、自分で自分をコントロールすることにつながるのです。

 そのことをしっかりとらえて番組にしたのは、「ためしてガッテン」の素晴らしいところです。だから僕は好きなのです。

 さて、僕は教材を作る時に、「プログラム学習」を頭において作っています。

 プログラム学習は行動療法につながります。どちらも行動理論にのっとったものです。その中心的な人物は、アメリカの心理学者スキナーです。

 プログラム学習においては、自分で問題を解くということが大切な要素になります。そして、それに対して、それが正解なのか、不正解なのか、を知らせます。

 ここで、自分がやったことがどうなったのか、というフィードバックがあるということです。

 自己観察に似たようなものですね。
 それが自分の行動を変えて、正しいやり方を確認していくということにつながるのです。

 「ためしてガッテン」の「計るだけダイエット」も「プログラム学習」も、この「フィードバック」というのがとても大切な要素として、つながっているのです。

すでに学んだ知識を復習してから新しいことを学ぶ
 「ひとりで学べる理科 中学1年」は出版されています。



 現在 「ひとりで学べる理科 中学 2年」「同中学3年」の出版に向けての 作業をおこなっています。

 この学習書を作るときに 僕がもっとも心がけていることは、これまで学んだ事を踏み台にして、その上に一段ずつ階段を作り、それをのぼるように 学習をさせるということです。

 その時に 既に学んだけれど、しばらく前に学んだものがあり、そういうものは忘れてしまっていることが少なくありません。

 それで 僕は、新しい 節に入った時、「問1」では、その節で 新しく学ぶうえで知っていなければいけないことを復習してから 新しいことを学ばせるようにしています。

 その時にどこで学んだのか、章、節をきちんと示し、そこにもどって確認をして、復習をしてもらいます。

 このように すでに学んだことを きちんと確認し、その上に 一段だけ 階段を作りそこをのぼっていくということで、無理なく学習ができるようになっています。

 だから、他にないわかりやすい学習書になっていると 自負しています。

プログラム学習書と仕事の原理

 以前 「分かるとけるできる中学数学」の欠点は ぶ厚いこと
「わかる解けるできる中学数学」の欠点は「分厚い」こと

 という記事を書きました。

 拙著「プログラム学習英語」「ひとりで学べる」シリーズ、「分かるとけるできる中学数学」は、プログラム学習の原理にもとづいて作っているつもりです。

 プログラム学習は、学ぶべき内容をできるだけこまかく分け、それを階段のように並べます。学ぶ者は、その階段を一段一段上ることで、 学習が進むと言うものです。

 このような方式であると、どうしても学習書はぶ厚くなってしまいます。

 ぶ厚い学習諸はやる気をなくしてしまいます。
 こんなにやらなければいけないのかと思って引いてしまうのですね。

 さて 中学3年の理科で「仕事の原理」について学びます。

 仕事の原理とは 次のとおり。

仕事の原理 【principle of work】
滑車や梃子(てこ)などのような道具を用いて仕事をしようとする場合に,力を小さくすることは可能であるが,仕事の量を軽減することはできない.


さて典型的な、斜面を引き上げる場合と直接まっすぐ上に引き上げる場合の仕事を考えてみます。

 まっすぐ上に引き上げる場合には、距離は短くてすみます。

 その代わり、力は 大きいなければいけません。力持ちでなければ、引き上げることができません。

 一方、斜面を引き上げる場合は、力が小さくてすむ代わりに、距離が長くなります。
 長く引き上げなければいけませんが、弱い力でも仕事はできるのです。

プログラム学習書は、斜面を引き上げる 仕事に似ています。
 一方、薄い学習書で学習をするのは、まっすぐうえに引き上げる仕事に似ています。

 まっすぐ上に引き上げる仕事は、短い時間で出来るでしょうね。
 でも、学習する能力がかなり高くなければできません。だれでもができる学習ではないのです。

 一方 プログラム学習で学習する場合、一段一段が とても低くなっているので、学習の能力がそれほど高くない生徒でも、のぼっていくことができます。

 学習するのが楽で、無理なくできるのです。

 山登りに例えてみます。
 ロッククライミングと緩やかな斜面を登る場合。

 垂直な絶壁を上るロッククライミングは、距離は とても短くてすみます。

 でも、体力も 技術もかなり必要とします。だれでもができるものではありません。

 それにくらべると緩やかな斜面は、歩く距離は長くなりますが、体力も技術もなくても、のぼっていくことができます。

 プログラム学習は、階段をこまかくこまかく分けているために、ぶ厚つくはなるのですが、誰でもが上ることができる 学習書なのです。

 急がば回れです。分厚くても、楽に学習ができるのです。

僕が作った教材が分厚い理由

 僕が作った教材は確かに分厚いです。
それについて最近は次のように説明しています。

高い山があります。 その登山ルートは2つ。

その一つはかなり垂直に近い道です。 垂直に近いので距離はとても短い。 時間的にも早く行けます。

しかし坂がかなりきついです。 途中ロッククライミングのようなところもあります。

鍛えた人なら早く山頂に立つことができます。 しかしで登るのを挫折する人も出てきます。

もうひとつのルートはとても緩やかな坂道です。

だから山頂までの道のりはかなり遠いです。 時間もかなりかかります。

それでも坂が緩やかなので一歩一歩楽に登ることができます。 素人でもピクニック気分で登山を楽しむことができます。

教材にも大きく分けて2種類。 厚いものと薄いもの。

力のある人や復習の為にするのなら薄い教材でいいですね。

でも力のない人や初めて学ぶ場合には薄いと 学習するのが難しいです。 理解しないで進むか挫折してしまいます。

僕は実際に学習塾で生徒達に使わせながら教材を作ってきました。
生徒がつまずきやすいところは 教材が難しいからだと思い、 わかりやすいものに作り変えてきました。

低い階段を一歩一歩登るようになイメージで作って行きました。 Step by Step です。

そのようにして作って来たのですからかなり厚くなってしまいました。

全ての子どもたちがとまではいきませんが、 ほとんどの子どもたちがほとんどつまずくことなく学習が進むように作ってきたつもりです。

分厚いのは学習する者にとって大変な面もありますが一方楽に分かりやすい面もあるのです。

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