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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

一年で親子とも成長
「家庭からの通信」であるお母さんから次のようなお便りがありました。

 塾に通い,一年がたちました。子どもの帰りが遅く,慣れるのに大変でした。部活,塾の両立,時間が遅いと心配になり,不安でした。今思うと過保護だったと気付きました。

 子どもが弱音を上げてる訳でもないのに,辞めたいと話してもないのに,「かわいそう」と親が勝手にそう思っていました。

 目標に向かっている子に対して,見守る姿勢に心がけた今,大きく親子成長させていただきました。

 感謝の気持ちでいっぱいです。



(塾から)
 学校,部活,塾,それをこなすのは大変ですね。確かに子どもにとってもストレスになると思います。

 しかし,子どもたちはそれを乗り越える力があると信じています。多くの子どもたちが乗り越えて,大きく成長していくのを見てきました。

 子どもたちが乗り越えるのを支えるもの,それは親の見守りですね。子どものやることを暖かく見守り,あなたにはそれを乗り越えられるよ,と信頼してあげることだと思います。

 そして,ぼくらにできること,それはきちんと学力をつけることです。確かに苦しい,でもいまこの中で自分は着実に学力をつけているんだと実感させる。それができれば乗り越えることができます。どんな子どもでも伸びたいという強い気持ちを持っています。そのことは塾をやる中でだんだん強い確信となっています。
 
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塾経営にいたるまで
 mixi授業の工夫事典でイガチンさんが次のトピックを立てました。


僕は30歳代で、教員免許を持っていなくて、
塾や予備校講師や家庭教師をしています。
非常勤です。

まわりの同僚をみてみると、
若い人が多く、さらに、離職率も高いです。

でも、講師を辞めて何をしているのかが分かりません。

塾講師が年を取って50歳代になったらどうしているのでしょうか?
まだ現役の塾講師、塾を個人経営、まったく別の職業、などいろいろあると思いますが、皆様の経験やまわりの話を伺いたいです。



(4 Yoji のコメント)

ぼくは55歳です。塾を経営しています。

 学校の先生のように安定した生活ではないけど,学校の先生より,ずっとおもしろいとおもいます。

 とにかく自分の好きなことができる。自分のやりたいようにできる。

 自分の好きなことをやって,そして生徒の成績をあげて,生徒を集めきれるくらいの力,自信がないといけないでしょうが。


(6 ようちゃん )

自分で塾を経営することにしたのはどうしてなのか凄く知りたいです。
peiさん、yojiさん教えて下さい。



( 18 Yoji )

ようちゃん
 質問があること,いま知りました。遅くなってすみません。

 ぼくは大学で心理学を専攻。卒業後,障害者施設の生活指導員などをしました。
 県の外郭団体で,公務員並の待遇。給料も悪くなかった。

 それなりに力の発揮できる職場ではあったのですが,物足りなかったです。自分で考え,自分の仕事をしたかったのです。

 それで,仕事を辞め,自分で保育所を始めました。学んできた心理学を十分に生かせる職場です。自分の考えで経営できました。おもしろかったです。

 そのうち,保育園を卒業した子の発達もみたくなって,夜は塾をしました。30代。昼は保育園,夜は塾。

 保育園も塾も子どもは集まりました。

 ただ,保育園の方は経営的に大変。無認可ですから,公立,認可のように高い給料を保育者に払うことができません。その他,いろいろあり,保育園の方は辞めました。

 その後,塾だけです。20年を越えました。

 要するに,自分でやりたいことができるというのが魅力です。この流れ,後悔していません。

 心理学でスキナーの行動分析学の理論にふれ,それを生かせることをしたいと思ってきました。それを実現させるために,塾をやっているということです。

 他の塾の講師をしていたのでは,それはできません。だから,それはまったく選択肢になかったです。

 以上でよろしいでしょうか。

バッテリーⅣ




 この巻,ストーリーとしておもしろいです。
 少年が壁にぶちあたってしまうという話です。なかなか傷が深い。

 結論は分かったが,もっと詳しいことを話してくれよ,といっても,著者はもったいぶって,最初は少しずつ少しずつ。そうして物語に引き込まれていきます。うまいですね。


 さて,このⅣには,「3歳の巧を描いた文庫だけの書き下ろし短編『空を仰いで』」が載っています。

 そこから抜粋します。

 巧の祖父洋三は,元高校野球の監督。しかし,妻の余命が最短で1年と告げられます。


「それで、わたしは、何をすればいいんでしょうか」
  監督、おれ、何をすればいいんですか。
子ども達がそんなことを訊いてきたなら、躊躇も容赦もなくー喝していただろう。
馬鹿者、自分がせんといけんことぐらい、自分の頭で考えてみぃ。
自分の頭で考え、探し、答えを手にした者は強い。強くなる。プレイヤーとしてだけではなく、人間としての強靱さを身につける。指導者とは、己の意のままに選手を動かせる者のことではなく、一人の人間として自分を尊び信じることのできる強靱さを若い魂に教える者のことだ。確信し、身体能力とともに思索の力を重んじてきた。なのに、今、頭の中で羽虫が飛ぶ。思索どころではない、何も考えられず息子ほどの年齢の医師に縋(すが)ってってしまう。
「何をすればいいんでしょうか、先生。教えてください」

(セルフラーニングの塾をやっていて,生徒が習いに来たとき,よく言います。
「自分で考えなさい。セルフ塾は,自分で学ぶからセルフなんだよ」と。
 もちろん,教えもしますけどね)



医師の診断を伝えたわけではないのに、聖名子は、自分に下された余命の時間をちゃんと察していた。
「大丈夫ですよ」
ベッドの上で髪をなでつけながら、こともなげに笑った。
「わたしは巳年じゃからね、しぶといの。あんたも、よう知っとるでしょ。そうそう、お医者の言うようにはならんからね。心配しなくてええですよ。ちゃんと鍛えてあげますから」
「鍛える?  誰を?」
「あんたに決まっとるじゃないですか。何を言うてるの。わたしがいなくなっても困らないように、一人暮らしのコッを教えてあげます。しっかり鍛えてあげるから、覚悟しときんさいよ」
そう言って、にやりと笑った妻の顔を洋三は、半ばあっけにとられて見つめていた。

年間出席率を表彰
mixi セルフラーニングのコミュ
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30656790&comment_count=67&comm_id=1037793
 に書き込んだコメント66を転載します。

 ゆじゅさんのコメントに「年度の終わりに、出席率に応じての賞品も楽しみの一つでした!! 」というのがありました。

 それについて説明します。心理学を学んだゆじゅさんは,これが強化の原理に基づいていることを見抜いたのかもしれませんね。

 生徒に欠席せずに塾に来てもらいたい,それは私どもの願いです。そのためにどうするか。

 一番大切なのは,塾に来たら学力がついて,学校の授業もわかり,成績も伸びることを実感させることです。みなさん心がけているでしょうが,確認しておきましょう。テクニックだけではだめですよ,ということ。

 そして,塾が楽しいと思ってもらう。友達関係も大切です。ただ,それはなかなかぼくらの力が及ばない。ぼくらと生徒との関係をよくする。日頃からコミュニケーションを大切にすることです。

 その次はちょっとしたテクニック(?)

 まず,ニュースレターを郵送するときに,タイムカードも同封します。それを見ると出席状況がすぐ分かります。欠席理由は届けさせ,タイムカードにメモしておきます。

 親に隠れて休んでいると,タイムカードで分かってしまうので,負の強化になりますね。まあ,罰です。

 それから,毎月のニュースレターで,欠席0の生徒の名前を発表します。プラスの強化になると思っています。

 そして,年度が終わると1年間の出席率を出します。そして,簡単な表彰状とともに賞品を与えます。図書カード,消しゴム,ノートなどなど。
 こらを目当てに休まないように努めている子も少なくないです。でも,これは1年間の長期に渡るのでそれを目指すのは,マシュマロ実験でも紹介した「待つことのできる子」でしょうね。

 とにかく「休まず塾に来る」ということを強化しているのです。
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