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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

脳と精神の相互作用,バイオフィードバック
 いま,脳科学がとても進歩してきました。脳の中の状態がだいぶ観察することができるようになったようです。

 それで,意識(精神)と脳 の関係をいま解明しようと研究を進めています。

 ぼくはそういうことに関心があり,

「脳のなかの幽霊」
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「無意識の脳 自己意識の脳」 アントニオ・R・ダマシオ
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茂木健一郎氏の一連の著作

 などを読みました。まだまだ脳がどのようにして意識を作り出していくのか,仮説の仮説といった感じです。道のりは遠いです。

 しかし,脳が意識を作り出している,ということは疑いのないこととしています。ぼくもそう思っています。


 そして,その脳によって作り出された意識,精神は,脳を含む身体に作用しているのです。

 「これは胃薬です。これを飲むと胃の痛みがなくなります」,といって小麦粉などで作った錠剤を与えると本当に胃の痛みがなくなることがあります。意識が体に作用しているのですね。それがプラシーボ効果です。

 ストレスで胃潰瘍になる,というのはもう常識です。それを疑う人はいません。これなどは意識が体に作用しているもっともよい例です。

 それを利用しようとしているのが,バイオフィードバックです。

 バイオフィードバックについて簡単に説明します。

 ぼくらは緊張すると筋肉も緊張します。嘘発見器というのは,それを見るものです。

 さて,その嘘発見器のようなものを手につけます。そして,その状態が目で見えるようにします。落ち着いているときには緑のランプがつきます。しかし,動揺しているときには赤のランプがつきます。それをつけて緑のランプがつくように努めるようにいわれます。心をゆったりして落ち着いていると唱えます。それをつづけていくと,本当に緑のランプがつくようになります。

 これはぼくも以前,試しました。

 病院では,血圧を下げるバイオフィードバックもあると聞いています。血圧の変化が見えるようにする。それを見ながら血圧が下がる状態を学習していくのです。

 偏頭痛にもいいようです。

 要するにぼくがいいたいのは,脳が意識(精神)を作り出すが,その意識(精神)が身体に作用もする,精神と肉体は,相互作用を行っている,ということです。
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弁別刺激
 赤信号のときは,止まります。そして,青信号のときは進みます。

 赤信号,青信号を「弁別刺激」といいます。行動の前に提示されるものですね。
 弁別とは,「違いをはっきりと見分けること」なので,刺激の違いをはっきり見分け,それに応じた行動をするということです。

 いま中学1年生にボーダーラインの子がいます。

 正負の計算を教えています。たし算はできるようになりました。引き算もそれだけだとできるようになりました。

 引き算 → たし算になおす(うしろの符号を逆にする) → たし算の計算をする

 です。

 たし算と引き算のそれぞれできたので,問題をまぜてさせます。すると,たし算を引き算に直して計算するものですから,不正解になるのです。

 つまり,弁別刺激として 

 ( )+( ) の形のものはそのまま計算する
 ( )-( ) の形のものは,たし算になおしてから計算する

 ということなのですが,それがなかなかうまく行かない,弁別できないのです。いま,この弁別刺激をきちんと区別しながらできるように,いろいろまぜて繰り返しているところです。

 なお,ちょっと横道に逸れますが,水道方式の遠山啓先生は,知恵遅れの子の教育を重視しました。それは,もちろんその子たちのためでもあるのですが,知恵遅れの子は健常児がやる行動をスローモーションで行う,と考えたからです。

 例えば,上のたし算,引き算については,ほとんどの子が戸惑います。しかし,少しやっただけですぐに理解し,身につけます。子どもをよく見ていないと見逃してしまうくらいです。

 しかし,知恵遅れの子はそれをきちんと間違えてくれるのです。つまずきやすいところだということを私どもに教えてくれるです。そして,そのことを知ったら,健常児に教えるときも少し注意しながら教えるように心がけることができるのです。

 さて,本筋にもどって,もう一つ例を。

 中学3年生は,いま式の展開をしています。

 式の展開には,乗法公式がいくつかでますね。
Ⅰ,一般公式(2x+3)(3x-5)
Ⅱ,xの係数が1(x+3)(x-5)
Ⅲ,平方公式 (x+3)²
Ⅳ,和と差の公式 (x+3)(x-3)

 展開の問題が出てきたときには,式の形を見て,弁別し(違いをはっきりと見分け),そしてそれに応じた展開の仕方をする必要があります。

 まずは,一つ一つを教えたあとで,それをまぜてどの公式を使うかを何度も練習します。見分けるポイントを言葉で説明してあげることも大切なことです。

 弁別刺激という言葉は知らなくても,みなさんはきちんとやっていると思います。

 弁別刺激A → 行動A’ → プラス強化子 
 弁別刺激A → 行動B’ → マイナス強化子 
 弁別刺激B → 行動B’ → プラス強化子 
 弁別刺激B → 行動A’ → マイナス強化子 

 のようにすれば弁別できるようになります。

 ( )+( ) → そのまま計算 → ○がもらえる
 ( )+( ) → ( )-( )に直す → ×になる
 ( )-( ) → ( )+( )に直す → ○がもらえる
 ( )-( ) → そのまま計算 → ×になる

 という風にみなさんもちゃんとやっているはずです。その中で弁別刺激をきちんと弁別するようになるのです。

 なお,式の展開で弁別をするのが難しい子には,一般公式ですべて解かせるのもひとつの手だと思っています。特にテストが近づいているときは,すべて一般公式でやりなさいということもあります。

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