FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「分かりやすい文章」の技術


 同じ著者による「『分かりやすい表現」の技術」,「『分かりやすい説明」の技術」がとてもよかったので,古本屋で見つけたとき,迷わず買いました。新本屋で見ていて古本になるのを待っていました。

 期待をうらぎらないいい本でした。

● 私は,短期記憶を分かりやすく「脳内関所」と呼んでいます。

● 本書では,長期記憶を,分かりやすく「脳内辞書」と呼びます。

● 新しい情報は脳内関所で審査され,同じ種類の脳内辞書に収められます。その瞬間に私たちは「分かった!」「そういう意味なのね!」と思うのです。
 つまり,「過去の記憶との一致」が「分かる」の重要な要素なのです。


( なるほど。ぼくもいま過去の記憶と一致して,「分かった!」と思いました。 そういう例えもできるんだなあ )

● 分かりやすい文章とは,この脳内関所で行われる作業を,書き手ができるだけ事前に代行処理し,読み手の脳内関所の作業負担を軽くしてあげる文章のことなのです。

( できるだけ読み手を楽にしてあげるということなんだ )

● 実務文は,全文を必ず読んでくれるという前提で書いてはいけません。斜め読みされたり,読むことを中途放棄されたりすることも考慮の上で書く必要があります。

( なるほど。ぼくも新聞を読むときはみだししか読まないし,記事も最初だけ読んで中途放棄するのに,自分が書くときはそれほど意識していなかった )

● キーワードは,覚えやすいように奇抜な名前や特徴ある名前,または主張の内容を表す比喩になるような名前がいいでしょう。

( 納得。これも今まで考えたことがない ) 
スポンサーサイト




計算過程とチェイニング
 チェイニングについて自分で書き込んでから思ったことがあります。

 数学で,次々と計算することがありますね。

 例えば,3(x+4)(x-4)-(2x-1)(x-2)

 たぶんみなさんもそうしているでしょうが,ぼくは口酸っぱく,計算過程を書きなさい。鉛筆とノートで考えるんだよ,と。

 それを手抜きで,何やらちょこちょこと書き込んで答えを出そうとする生徒がとても多いです。

 上の式の展開では,

かっこの前の数や符号はそのままにして,かっこを展開する
 ↓
整数,符号をかける
 ↓
同類項を計算する

 という過程ですね。計算過程を書いていくと,それがチェイニングとなり,書いた計算過程が次の計算の弁別刺激となって次の計算ができるようになります。 

チェイニング
 チェイニングについて

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-190.html

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-188.html

 では,「逆行チェイニング」について書きました。

 「チェイニング」の「チェイン」とは「鎖」のことです。くさりは一つひとつがつながっていて,それが長くなります。

 行動も,小さな行動がつながってひとつながりの行動になることがよくあります。そのとき,ひとつの行動が起こって,それが弁別刺激となって,次の行動がおこり,そしてその行動が弁別刺激となって次の行動・・・・というようにつながっていくのです。

 いい例が歌です。

 ある歌が思い出せない。例えば,「赤い靴」としましょう。あの歌なんだが,どんな歌だったかな。出てこない。

 しかし,最初の「あかいくつ」のメロディーが口ずさめたらもうしめたものです。

 「あかいくつ」が弁別刺激になって,「はいてた」という行動(歌)が出てきます。

 そして「はいてた」が弁別刺激になって「おんなのこ」が出てくる。

 そして「おんなのこ」が弁別刺激になり,・・・・

 というように,次々に出てきます。最初,一部分も思い出せなかったのに,いっかしょ思い出したら,それこそくさりのように次々に出てきます。

 いもづる式です。

 だから,何かを覚えるときには,ばらばらに覚えるのではなく,それぞれに関連をつけて覚えた方がいいのです。

 小学4年では,わり算をやります。

 そのときに,「たてる」→「かける」→「わる」→「おろす」→「たてる」→「かける」→「わる」→「おろす」→・・・・

 と連続することが大切です。そして何度もやってつながるようにすると,体で覚えて,前のものが弁別刺激になって次の行動が出るようになります。

 さて,チェイニングという言葉は知らなくても,経験があれば似たようなことはみなさんやっていると思います。

 ただ,次のようなことはどうでしょうか。

 例えば,玄関から入って来たときに靴を揃える,ということを子どもの覚えさせたい。
 それで,子どもに玄関から入ってきたら,靴を揃えるんですよ,と言って,靴をそろえさせますね。

 そして,次の日,子どもがやはり揃えないで入って来るのを見つけます。「また,揃えていないね。入ってきたら靴を揃えるのですよ」と言って,させます。
 それを繰り返す。

 しかし,なかなか身につきません。


 さて,ぼくならどうするか。

 玄関の外から指導を始めます。

 靴がそろっていない。
 「靴をそろえる練習をしましょう」と言って,玄関の外に出します。

 玄関ドアのノブを回す → ドアを開ける → 靴をぬぐ → 靴をそろえる → 

 この動作をチェイニングとしてさせるのです。すると前の行動が弁別刺激となって次の行動が出てくるようになり,靴を揃えるという行動を忘れないで行うようになります。
Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.