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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「連立方程式が解けた!!!」
 K奈さん,中学2年生女子。この4月にセルフ塾に入塾,3ヶ月目になります。
 数学が大の大の苦手です。1年のころの数学の点数は4点だったとか。

 数学が4点も納得です。正負の計算も満足にできません。ただ,頭のすみには残っているようで,「マイナスとマイナスでプラスでしょう」といいます。
 ただし,たし算,引き算でも,マイナスとマイナスでプラスになるから問題です。

 さて,期末テストも目前に迫りました。今回のテストの中心は「連立方程式」。

 簡単な方程式でいいから解けるようにする,ということを目標にぼくは挑みました。

 まずは,1年で学ぶ一元一次方程式から。

(1) 2x=6 のような問題をたくさんさせます。

(2) x-5=3 , x+5=3 のような移項が入る方程式。

(3) 2x-4=6 のようなもの。正解率が悪いので,似たような問題を何日も繰り返します。50問くらいはやったでしょうか。不安定ながら何とかできるようになりました。

(4) x=8
  x+y=9
です。代入し,移項しx,yを求めるものです。
代入の指導はまた別の記事で書きます。: 

(5) 
x+2=8
 x+y=3
 簡単な一元一次方程式を解き,それを別の式に代入し,yを求めます。

  2y+6=-2
x-y=5
 のような問題までできるようにします。

(6)
2x+y=10
x+y=9

 そして,このような連立方程式です。上の式から下の式をひけばすぐにxを求めることができます。それを代入し,yを求めます。とてもとても簡単なものとはいえ,これは連立方程式です。

 
 これも最初は苦労していました。ラッキーなことに,生徒数の多いY中のテストは終了し,K奈さんのF中の指導に集中できます。F中は在塾生たったの3人。

 一問解いては,ぼくがチェックします。
 「ここでx=3,となっているのに,なぜx=5になっているの?」
 書き写すことさえ間違えるのです。代入で間違えたり,移項で符号を変えなかったり。とにかくありとあらゆる間違いをしてくれます。それをそのたびに指摘。

 しかし,繰り返すうちに正解まで自分でできるようになってきました。
 ぼくもうれしいものですから「K奈,GOODだよ」とほめます。

  K奈さんもにっこり。

 そして,正解率がどんどん高くなってきます。とてもとても簡単なものとはいえ,連立方程式です。それができるようになっていきます。

 「これもGOODだよ」が多くなります。

 もちろん,K奈さんもにっこり。
 「ほら,できるようになるとうれしいでしょう」

 「うん,Yojiさんの『GOOD』が,とてもうれしい

 教える仕事をしていてよかったと思えるときです。
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秋葉原の無差別殺傷事件の容疑者と湿っけたポテトチップ
 秋葉原の無差別殺傷事件の加藤智大容疑者は,無視されているということをかなり気にしていたとテレビで放映されていました。

「秋葉原通り魔事件と「無視する」
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-372.html

 さて,加藤智大容疑者の人生にとって,彼自身が主人公なのです。しかし,それが皆からは無視されていた。主人公が無視されていいのか,という気持ちだったのでしょう。

 「湿っけたポテトチップ」に書いたように無視されるよりは,悪いことをして叱られるほうがまだましだと思うのです。
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-402.html

 殺人を犯すとなると,まわりは無視するわけにはいきません。いま彼は「湿っけたポテトチップ」を多量にもらっているようなものなのでしょうね。

 悪役かもしれないが,彼の人生の中で主人公としてみんなに注目され,満足ということでしょうか。

 とにかく,だれでもがそれぞれの人生の中では主人公であり,注目されたがっている。それがかなわず無視されるようだと,殺人とまではいかなくても悪いことをしてでも注目を集めたい。それが人間なんですね。

 (秋葉原加藤智大容疑者の心理については,資料がないので,まったくの想像で書いています。)

湿けたポテトチップの法則


 ダドソン博士の「しつけの百科」の中にある,「湿けたポテトチップの法則」を紹介します。

 そのまま引用します。

子どもが親の望むような行動をしているとき、友達と協力して楽しく遊んでいるとき、ぐずったりすねたりし ていないとき、親の要求に従っているとき、何か起こるでしょう。報いを得るでしょうか。積極的なほうびがあるでしょうか。抱き締められたり、ほめ言葉をもらったり感心されたりするでしょうか。いいえ、子どもは無視されています。両親はこの好ましい行為をあたりまえに思って、何も言いません。望ましい行為にほうびを与えないことは、望ましく行動することをやめるように教えているということに、親は全く気づいていません。

 しかし、状況が逆であったら、どうなるでしょうか、考えてみてください。よい行いをするかわり、子どもは悪さに走ります。友達をぶち、床にスープを投げつけ、妹をいじめ、母親の財布から金を盗み、反抗的になり、従うことをこばみます。手短に言えば、一千種類もの悪さのどれでも自由にやってのけます。この結果はどうなるでしょうか。よい行いをしていたとき、親は無視していました。しかし、悪さをしだしたとたん、子どもはすぐに関心を得ました。親はしかり、小言を言い、体罰を与え、あるいはただちになんらかの否定的な注意を与えたのでした。

 親がこのように行動するとき、親は「湿けたポテトチップの法則」と私が呼ぶ法則を破っているのです。子どもはもちろん、湿けたポテトチップよりパリパリのポテトチップが好きです。しかし、もし子どもが、湿けたポテトチップか全くなしか、どちらかを選ばなければならないとしたら、湿けたほうがいいと思うでしょう。同じように子どもは、親の肯定的関心のほうを否定的関心よりも好むものです。しかし、もし否定的関心か無視か、どっらかなら、否定的関心を選ぶでしょう。子どもにとって否定的関心は無視されるよりはよいのです。

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