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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

どの子も価値があるんだ
 ぼくは,これからカウンセリングのテクニックをいろいろ書こうとしています。

 ただ,これを単なるテクニックとして使っていると危ないです。人間ってけっこう相手の心理を見抜くことがあります。かなり間違えた読み方をする場合もありますが,当たる場合も少なくない。人の心を読むことが生きていく上でとても大切だからです。

 だから,生徒や子どもとの会話の中で,テクニックとしてだけカウンセリングの技法を使っていると,見破られたときが大変です。

 「あんたは,本当はそう思っていないのに,見せかけだけだったんだな」ということで,信頼を失ってしまいます。一度失った信頼を取り戻すのはかなり難しい。

 ぼくは前回,それぞれの人生の中ではそれぞれが主人公だということを書きました。

 どうでしょうか。それぞれが主人公なら,その人は関心をもつに値すると思いませんか。

 どんなに頭が悪かろうが,どんなに性格がひねくれていようが,どんなに顔が不細工であろうが,どんなに脚が短かろうが(おっと,つい自分のことを書いてしまった)

 その人は主人公なんです。そう思うと,この子も生きているんだ,主人公として,と関心をもつことができます。尊敬するまではいかないにしろ,この子も価値のある人間なんだ,と思うようになる。

 もし,まだ思えないようなら,自分に言い聞かせましょう。この子も価値があるんだ。話を聞く価値があるんだ,と。

 そうしながら,それぞれの子どもと接していると,素直にその子の言葉に耳を傾けることができます。

「(今度の期末テストの)数学,83点だったよ」
「83点か。これまではだいたい何点くらいだったの?」
「これまでは,80点とったことなかったよ」
「そうか,じゃー,今度はよくがんばったんだね」

 主人公なら関心を示しながら対話できます。もっと高得点をとった生徒がいることも知っています。しかし,その子にとってどうなのか,とう立場にたって話をする,それができるようにならなければいけません。
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バッテリーⅤ


 巧は、主人公。中学1年生で、野球をやっている。天才ピッチャー。洋三は巧の祖父。昔は高校野球の監督。

 洋三が巧に言う。

「何もできないんじゃのうて、野球以外のことを、何もやろうとしていないんじゃないんか」
「他のことなんて、必要ないだろう」 
 この子はそうして、こういう言いきり方をするのだろう。 
 洋三は、目の前の孫の顔を見つめていた。
 他のことなんて、何も必要ない。そんな台詞を13,4の子が、こともなげに言いきる。力強くも潔くも聞こえるけれど、違う。聞こえるだけで実は、ひどく危ういものなのだ。
 巧、おまえ、いつか、その台詞に追いこまれるぞ。

(中略)

 「おまえ、世の中に、どんなものがあるか知っとるんか。自分が何ができるんか。何ができないんか。何一つはっきりわかってないじゃろうが。そこをちゃんと知った上で、それでも野球をやろうとする者だけがな、自分の野球を選んだと言えるんじゃ、あんまり自分を過信するなよ」



 子どもを指導するときに、夢を持ちなさいといいます。夢がないからやる気にならないのではないか、という人もいます。

 確かにそういう面はあるでしょう。
 しかし、ぼくは中学生が「将来、○○になります」と言いきるときに、
 それでいいのかな、と思うことがあります。
 特に工業、商業、高専などに進もうとしている子に不安を感じます。
 自分のことを知っているのか。これから進もうとするところを知っているのか。その他のことを知っているのか。その他の中に自分にあっているものがないのか。
 普通高校に進む場合、それを考える時間が3年間は延びます。
 中学生に、これらのことが分かるのか。



「代入」の導入
 「代入」というのも,最初はとても理解しにくいもののようです。

 (ぼくの説明)

 もえこさんのお店で,果物の詰め合わせを売っています。1かご1000円。
 かご代100円に,りんご300円分,みかん200円分,いちご200円分,なし200円分が入っています。

 さて,ある日,なしがなかったのです。どうすればいいでしょうか。

 もえこさんにとってはよくあることです。なしの代わりに,店にあるかきを200円分入れて出来上がり。

 なしも200円,かきも200円なので,交換してもいいですね。このように,同じ価値のあるものなら,代わりに入れてもいいのです。


 もう一つの例

 ちかさんは,よく自動販売機でジュースを買います。ジュースは100円です。それで,いつもは100円玉硬貨を1枚入れて買うのですが,きょうは100円硬貨がありません。しかし,10円玉がたくさんあります。どうすればいいでしょうか。

 もちろん,10円玉を10枚入れればいいですね。


 数学の場合もそうです。同じものなら代わりに入れることができます。これを代入といいます。

 さて,x=3 とします。x+3 はいくらになるでしょう。

① まず,x+4 を書きます。
② xのまわりに( )をつけます。(x)+4 になります。
③ xを消しゴムで消します。 (  )+4 になりますね。
④ x=3 ですから,( )の中に3を入れます。(3)+4 
⑤ (3)+4=7 で答え 7

 慣れてきたらすぐ代入してもいいですよ。

( 最初は,これくらいていねいに教えた方がいいです。 )

 
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