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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

自由意志と決定論
 ぼくには自慢できることがあります。まあ,多くの人はなぜこんなこと自慢できるの?と言うでしょうが。

 高校生3年のとき,決定論に自力でたどり着いたのです。

 決定論の説明は後でします。

 ぼくは物理が大好きでした。学校で学ぶだけでなく,いろいろ本も読みました。原因があって結果がきちんと決まる,そういうすっきりしたのが好きでした。なぜそうなるのか,それは原因をきちんとつかまえることができれば,決まるのですね。それが,必然性といいます。

 二つの運動する物体が衝突したとき,その後それぞれの物体はどの方向にいくらの速度で動く,という物理の問題を楽しみながら解いたように思います。

 さて,今の多くの若者と違ってぼくが若かったころは,霊など信じませんでした。魂の存在も。そして,意識は脳の働きによるものだという唯物論をぼくはそのころから知っていました。どこでどう知ったのか,思い出せません。当然のこととして理解していました。

 ある日,高校生のぼくは,そのふたつが合体したのです。モノの動きは必然的である,そして脳はモノでできている。ということは,脳の働きも必然ということではないか,と。

 すると,いまぼくが考えていることは,必然であって,自分の自由意志だと思っていることも単に物体の運動の結果,つまり必然ではないか。すべては決定されていることではないのか。

 それを考えて,むなしく思い,自殺をするとしても,それもまた必然ではないのか。

 そういうことを高校生のぼくは考えたのです。それが思いついたぼくは少々興奮気味だったように思います。何かにメモした記憶があります。それがどこに行ったかは分かりません。

 もちろん,そのことはぼくが最初に思いついたのではありません。これは「決定論」ということで,昔からあり,そして未だに哲学的議論の続いているものです。ただ,だれかに教わったわけでもなく,何かを読んだわけでもなく,それが思いついたのは,よくやったな,と自分では思うのです。

 「決定論」という言葉は知りませんでした。その後,そのことを頭に置きながら書店をまわってみつけたのが,

不確定性原理―運命への挑戦 (ブルーバックス) (単行本) 都筑 卓司 (著)

 いまは新装版が出ているようです。ぼくが読んだのは前のものです。



 初版は1970年に出ています。その年ぼくは高校3年生です。出たばかりだったのですね。

 それを読んで,ぼくと同じように考える人がいることを知りました。不確定性原理については,よく理解できませんでした。いまでもよく分かりません。ただ,粒子力学は,ニュートン力学のようなものではないことだけは分かりました。

 でも,だからといって決定論が否定されたわけではないと今でも思っています。そして,人間に自由意志などないということも。(つづき)
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