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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

子どもの貧困を考える
 伯父から雑誌「経済」10月号のコピーが届きました。
 特集:子どもの貧困を考える です。

 この中でいろいろ指摘されていますが,ぼくは3つの点に特に関心を持ちました。

 まず

 OECD(経済協力開発機構)の資料からは、日本は国際的に見ても貧困層の比率が高く、税制と社会保障制度の貧困を減少させる効果が低い国であること、特に子どもの貧困率に関しては、税と社会保障による所得再分配が貧困率を上昇させるという逆機能を持つOECDで唯一の国であることなどが紹介され、波紋を広げている。


 という箇所です。ぼくは初めて知りました。
 このことに関しては別のところでもふれられていますが,詳しくはありません。よく知られていることなのでしょう。

 それで,確かなことは分からないのですが,ぼくが推測してみます。
 「所得の再分配」というのは,中学3年の公民でも習います。所得の高い人には税金を多く出してもらい,社会保障などで所得の低い人に分配するという仕組みです。
 俗な言い方をすれば,お金持ちからお金をもらい,貧乏人に分け与えるということです。

 しかし,日本ではそれが逆機能を持っているというのです。とすると,貧乏人からは税金をたくさんとり,そして社会保障も行わないということになります。
 累進課税がとても緩やかになっているそうです。以前は最高税率が70%くらいだったのが,今は40%ほどに。一時期はさらに低かったそうです。つまり,以前はお金持ちからたくさん税金をとっていたが,今はあまりとらなくなっているのです。

 逆に多くなったのが,消費税です。消費税はどんな貧乏人からも出さなければいけません。税の負担が重くなっているのです。
 そして,社会保障がだめになっています。後期高齢者医療などはさいたるものですが,ほかの社会保障もどんどんだめになっているのです。
 それを考えると,所得の再分配が逆機能を持つというのも納得です。

 要するに国の政策が貧困を進めているのです。


 次に問題になるのが,貧困の連鎖です。
 上のようにして,貧困は制度的に作られてきました。一時期は国民総中流と言われましたが,いまでは格差がどんどん大きくなっています。

 東大生の親は高所得だということはよく聞きます。それと逆のこともあるのです。つまり,学歴の低い人の親は所得が低いということになります。親が貧困だと,子どもに高学歴をつけさせることができません。一般に学歴が低いと所得も低くなります。すると,子どもも貧困に陥ります。そしてさらに孫も。
 このように貧困は次々と世代間を連鎖するのです。


 そして,貧困によって,子どもたちが夢と希望を持つことができなくなっているというのです。
 確かにそうです。大学まで進んで医者になるという夢があったにしても,親が貧困であれば,医者になるという夢は実現しません。それで,子どもは夢も希望も持てなくなります。
 子どもに夢がなくなるというのは,なんて悲しいことでしょうか。
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