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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

真田幸村 伝説になった英雄の実像

 「真田幸村」を読みました。

 ぼくの飲み友達に彼のファンがいるからです。Shueiさんです。
 ぼくも真田幸村は好きです。だから飲むと話題に上るのですが,きちんと学んだことがないので,上辺だけの話になってしまいます。
 それでこの本を読みました。よかったです。入門書としてはこれで充分。

 さて,

 それよりも不思議な話がある。「幸村」という諱(いみな)のことだ。
現在でこそ有名なこの真田幸村という名は、実は、当時の史料にはいっさ
い記録されていない。同時代史料に記された彼の諱は、なんと「信繁(のぶしげ)」というのである。(p17)


 知らなかったです。Shueiさんは知っていたか,次に会うときに聞いてみます。
 妻に話すと,そういえば上田城の説明には,信繁(幸村)のように( )で書かれていたように思う」とのこと。
 なぜ,信繁が幸村になったのか,理由は分からないそうです。
 おもしろいです。

 進軍する陣列のなかには、真田家の家紋である六連銭をあしらった旗印がひるがえっていたことだろう。一文銭六枚を上下二列に三枚ずつ並べたもので、この紋はー般には六文銭といわれることが多いが,正確には六連銭と呼ぶ。

 紋の由来は仏教説話の六道・すなわち地獄、餓鬼、畜性,修羅,人間,天上から来ていて、死者が三途の川を渡るときの渡し賃がこの六道を意味する六文であることにも通じている。つまり六連銭の紋には、真田の者は常に決死の覚悟で戦場にのぞむという意味がこめられていたのである。



 このことは,どこかで聞いたことがあるように思いますが,この機会にきちんと覚えておこう。



 「常山紀談』には珍しく幸村の発言が記録されており、次のようなやりとりがあったときれている。

 父子が家康方、三成方に別れると決まったあとのことだが、信幸がこう発言した。

 「西国に味方すれば必ず負けることでしょう。そのときは私は父と弟の命を助けることに尽くして、家が滅びないようにするつもりです」

これを聞いた幸村は、それまでの沈黙をやぶって語り始めたのだった。

 「西国の軍が敗れれば父も私も戦場の土となる覚悟であるのに、どうして助けていただくことがありましょう。徳川がかつて兵を出して上田を攻めたとき、上杉が加勢してくれたことの返礼もすべきでしょうし、あのとき秀吉公が和睦に尽くされたことで真田の武名も世に高まったのですから、豊臣家の御恩は浅からぬものがあります。迷わず石田三成に味方するべきでしょう。家の滅ぶべきとき、人の死すべきときが来たら、いさぎよく身を捨てることこそ勇士の本意というもの。恥を知らずに生きながらえて、家を滅ぼさないようにしようというのはもってのほかです」

(中略)

 『滋野世記』によれば、最後に昌幸は、「こうして父子が引き別れるのも、家のためには良いこともあるだろう」といって幸村とともに離れ家をあとにしたという。三成方、家康方の双方に真田の者が別れて属していれば、合戦でどちらが負けようとも、もうー方は勝利者として残ることになる。つまり結果がどうなろうとも、真田家が滅亡する心配はなくなるのである。

 家というものを大事にする当時としては、これはとても重要なことだった。昌幸もわれながら名案だと思っていたかもしれない。ただ、だからといって巷間ささやかれるように、家の存続のために昌幸が父子の進路をあえて分けたという説はあたらないだろう。あくまでもやむをえず別々の進路をとった彼らにとって、たったーつの救いが家の存続ということに過ぎなかったのである。




 この部分,Shueiさんは,よく巷間ささやかれるようなことを言っているので教えてあげることにします。


 大阪の立川文明堂が明治末年から刊行を開始した『立川文庫』では、幸村自身の活躍もさることながら、右にあげた家臣たちに猿飛佐助、霧階才蔵、第十蔵を加えた、いわゆる「真田十勇士」が創作され描かれた。
(中略)
 十勇士の中心にすえられた猿飛佐肋と霧隠才蔵は、不思議な術を使う忍者という設定であり、それが目立っているために幸村は実際に忍びの集団を抱えていたように思われがちだが、特にそういった事実はない。ただ、幸村の戦場における神出鬼没の戦いぶりが、まるで忍術のようであると見なされ、そこからイメージがつくられていったことは想像できる。


 Shueiさんに聞いたら,やはり忍びを抱えていたようなことを言っていました。これも話してあげることにします。たぶんきょう飲み会で会えるでしょう。
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