(中学生のみなさんへ)12月5日,
「田の字表」の原稿が届きました。
そして,「はじめに」の文を書くようにとのこと。
書いてみました。それが以下の文です。締切までさらに推敲を重ねたいと思っています。
「あっ,文章問題だ。計算問題は得意なんだけどなあ。文章題だとかけ算なのか,わり算なのか,分からないよ」
こんなことをつぶやいていませんか。
この本をやれば,もうそんな迷いはなくなります。田の字表に整理し,それを簡単な方程式にして解くだけ。それで文章問題が解けるのです。かけ算なのかわり算なのか考える必要はありません。
速度の問題で「み・は・じ」や「は・じ・き」でやっていませんか。速度の問題ならそれを覚えれば解けますね。でも,それは速度の問題にしか使えません。
田の字は,もっといろんなのに使えます。目次を見てください。速度以外に,圧力,密度,濃度・・・・。こんなにいろんなことが基本的に同じ考え方でできるのです。公式を覚える必要もありません。田の字表に整理するこつをちょっと覚えるだけ。そのこつも簡単です。
さあ,この本を読んで問題を解き,「かけ算?わり算?」の迷いにサヨナラしましょう。
(親,教師など,指導者のみなさんへ)
速度,圧力,密度などを比例式で解く方法がありますね。この田の字表による方法は,比例式を田の字にしただけなのです。だから,比例式で解ける問題はすべて解けます。
なあんだ。それだけのことなのか,と思わないでください。
中学生にとっては比例式より田の字の方がずっと簡単なのです。
まずは整理のしかた。比例式だと横に長くなり,対応する値が離れます。それだけで何と何が対応するのか見分けきれません。田の字表だと,単位に着目し,横にくるのは単位が同じとします。そして上下は対応する値になります。それだけで田の字表は整理できるのです。
比例式だと 内項の積=外項の積 で方程式を作りますね。これが中学生には難しいのです。どことどこをかけるのだったけ,という感じ。田の字だと,斜め同士をかければいいんだ,と教えるとすぐに覚えます。たすきにかけるとかけ算の×が似ていることも強調します。
田の字にしたことにより,比例式の方法が中学生の手の届くものになったのです。
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