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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

係り結びを中学生に教えるおろかさ
 文節,単語と,国文法の悪口を書きました。ついでにもうひとつ。

 係り結びです。係り結びを中学で教えることになっているようで,頻繁に出てきます。

 係り結びは、古典が大の苦手だったぼくでさえ、「ぞ・なむ・や・か・こそ」と覚えたくらいの有名なものですね。

 「係り結び」をヤフー辞書の「大辞泉」で検索すと,

文語文で、文中に係助詞が用いられる場合、それに応じて文末の活用語の形態に変化の生じる現象。

◆狭義には、上に「風ぞ強き」「風なむ静かなる」「風や出づる」「風かやまざる」のように「ぞ」「なむ」「や」「か」を用いると連体形で結び、「風こそ出づれ」のように「こそ」を用いれば已然形で結ぶことをいうが、広義には、疑問詞に対する連体止めや、「は」「も」に対して終止形で文が結ばれることも含まれる。


 とあります。「大辞林」には,

中世以降、終止形と連体形が同じ語形になるとともに次第に衰えていった。



ともあります。

 これで分かるでしょうが,係り結びというのは,終止形,連体形,已然形が分からないと理解できないものなのです。中学生で古文は出てきますが、重要語句の説明や筋を流すくらいで、活用までは教えません。

 そういう生徒にどのようにして係り結びを教えればいいのでしょうか。

 はっきりいって、ぼくはお手上げです。ただし、テストに出てくるのは、このような法則を何といいますか、のようなものだけ。
 だから、「ぞ・なむ・や・か・こそ」が出てきたら、係り結びと書きなさい、と教えています。どのようなものか辞書に書いてあるようなことくらいは話しますが、理解できるとも思っていないので、流すだけ。

 これがまだ現代文に似たようなのがあればいいのですが、ぼくは思いつきません。
 辞書にあるように、現代の文法では、連体形が終止形と同じ形をしているのです。だから現代文に係助詞を入れても終止形と変わらないので意味がないのです。

 まあ、とにかく高校で古文の活用を学んであとに学ぶのが自然で、中学生に係り結びを教えるなんて馬鹿なことはやめてもらいたいです。
 どうしても中学生に教える理由なんてあるのでしょうか。
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