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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

中1に「イオン」を教える
 mixiに次のような質問がありました。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=2&comm_id=380962&id=40370353

既出でしたらすいません
宜しければ、教えてください

愛知県の公立中学校の理科の教科書(大日本図書)では、中1で酸・アルカリの勉強をします。今一、ピントこない点を以下にまとめます

①酸には、レモン汁、酢酸などがあり、イメージ的には「すっぱいものである」
②アルカリには、石鹸水などがイメージ的には「肌に優しい(弱アルカリ)もの」
③酸とは、BTB、リトマス紙、マグネシウムの反応が約束通りのものである
④アルカリとは、BTB、リトマス紙、フェノールフタレインの反応が約束通りのものである
⑤酸の力(性質)とアルカリの力(性質)が打ち消しあうことを中和という

というような感じになってますが、いざまとめようとすると

①そもそも、酸って何だ??????????????
②どう考えても、アルカリと酸は別物に見える(打ち消しあうようなイメージが湧かない)
③塩がなぜ出来るか全く説明がつかない
(さらに、塩酸と水酸化ナトリウムからは食塩ができますといわれても全然ピンとこない)
④中和して水が出てくるというのも謎

自分の中では、中和というのは化学反応式に触れてからでないと収拾がつかないような気がします。(水素イオン濃度に触れる・触れないには関らず)

自分が知りたいのは、ある程度適切な「酸・アルカリのイメージ」が湧くようなたとえ話なんですが、それ以外でも何か感想がありましたらよろしくお願いします
長文失礼いたしました



(それに対し,ぼくは次のように回答しました)

 ぼくは,中学1年生にも,イオンという言葉を使って酸,アルカリを教えています。

 酸,アルカリの一般的な性質を教えてあとで,簡単にですが,イオンという言葉を用います。
 性質だけでは,なぜ酸なのか,なぜアルカリなのかはっきりしないからです。

 水素イオンがあるからこそ酸,水酸化物イオンがあるからこそアルカリなのですから。
 生徒が完全に理解しているとは思いませんが,科学的に説明するためには,この程度の説明は必要だと思うからです。

 「プログラム学習理科中1」の「酸とアルカリ」のページを,PDFファイルにしました。
 ご覧になりたい方は,次の「PDFファイル」をクリックしてください。
そして,次に「酸とアルカリ」をクリックし.そして「ファイルを開く」をクリックしてください。

PDFファイル

 (少し付け加えます)
 科学というのは,なぜそうなのか,その原因をつきとめる学問です。
 リトマス紙の色が変わる。青リトマス紙から赤リトマス紙になるのがあるし,赤が青になるのがある。
 青→赤:それを「酸」とよぼう
 赤→青:それを「アルカリとよぼう

 間違いではないです。ただ,それは現象を述べたもの。この段階では,小学の「理科」でしょうね。
 なぜそうなるの? というのにまったく答えていません。

 その「なぜ?」に答えるには,イオンの概念が必要となります。中学生にはそこまで考えさせたい。ゆとり教育が導入される前には「イオン」を学んでいたし,学ぶことができました。

 時間的な制約もあるのであまり詳しく教えることはできませんが,それなりに「なぜ?」を教えておきたいということで,ぼくはそうしています。指導要領にはないですし,試験にも出ません。でも,教えた方が理解が深まるということでやっています。
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