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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

自分で読むから,本買って!


 さる木曜日に,駿くんが「バスカヴィル家の犬」を読み終えました。

 駿くんはなぜかコナンドイルのホームズが好きで,ある文庫の本の後ろの方にある本の紹介から,この「バスカヴィル家の犬」を見つけたそうです。そして,
 「この『バスカヴィル家の犬』はおもしろそうだから,塾の読書の時間に読みたい」
 と申し出てきました。

 ぼくらはそれもいいだろうということで,買って与えました。

 よく読んでいました。ぼくもまだ読んでいない本ですから,彼が読みながら3色ボールペンで線を引いた本を,彼の後から読んでいきます。

 よく読んでいました。こういうのは線を引くところがはっきりしています。新しい展開になったところを引いていくのです。
 女性のすすり泣きが聞こえた,手紙がみつかった,
 などなど。
 そういうぼくが青か赤を引こうと思うところに線が引かれています。色はちがうことがありますが,・・・。

 そのようにして,この本を読み終えました。

 すると
 「次は,(同じコナンドイルの)『緋色の研究』を読みたい」と言って来ました。

 ぼくはKyokoと相談し,次のような結論に達し,それを彼に伝えました。

「おもしろいと思った人の本を続けて読むことはいいことだと思う。ぼくも例えば夏目漱石だけを続けて読んだこともある。それはそれでいい
 だけど,塾の読書ではぼくらが読ませたい本を読んでもらいたいとも思っている。
(目の前に積まれている本をさして)
 オーヘンリー,聖書物語,シェークスピアなど,広く読んでもらいたいと思っている。
 ときどきは,あなたたちがおもしろいと思って読みたいのをとりあげてもいいが,ぼくらが読ませたいというのもあることを知って欲しい。だから次は『緋色の研究』ではなくて別の本を読むように」

 彼は納得してくれました。そして少し考えてから,
 「じゃー,学校で読むから『緋色の研究』を買って」
 「ええ,」のあとに,「学校で読むのをぼくが買う必要はない」と続けようとすると,
 「借金票を書くから」

 借金票というのは,塾から借金をするときに書く票です。消しゴムを購入するときなど,現金ではなく,借金をし,ぼくらは親に後日塾料といっしょに請求するのです。

 「それならいいよ。」

 「本屋に行くのもめんどうだからな」横にいた亮太くんが言います。

 「分かった。借金ということでぼくがアマゾンで買うから
 そうだ,古本でいいなら,1円,送料340円であると思うよ」

 「新しいのがいいな」

 「わかった。じゃあ,新しいのにしよう」

 「1500円以上にならないとアマゾンでは送料無料にならないでしょう」

 「それは大丈夫。読書の本など,(近くの)大城書店で買っているけど,それをアマゾンでいっしょに買って1500円になるようにできるから,送料0円にして買うよ」

 駿くんもそれに満足,という表情で,そうすることにしました。

 塾でやっている読書は,確実に子どもたちの関心を本に向けているんだなあと感じました。
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