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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

日本語と英語の時制
 愛知のSさんから次のメールをいただきました。Sさん,ありがとうございます。

愛知のSです。

ウチの子はプログラム学習英1を毎日4ページずつやってます。具体的な説明が大人が読んでも面白いですね。日々使っている「言葉」について考えさせられる今日この頃です。

「レイテ沖海戦1944」という本を読んでます。著者が米国人です。

レイテ沖海戦は日本では「栗田中将の謎の反転」で評判のよろしくない海戦ですが、米国でも作戦を指揮したハルゼー提督が日本の囮部隊に引っかかったことでやはり評判はよろしくないようです。

米海軍が混乱した理由のひとつに、電報文に使う動詞の時制の使い方の誤用が書かれてます。

書かれた時点ですでに行ったことも未来形の文章で伝えることがあったそうで、臨時部隊の編成の予定を伝えた際、電報を受けたほうでは臨時部隊の編成が既に終了したものと受け取ったことが混乱に拍車をかけたそうです。

先の大戦の日本の敗因のひとつにチャーチルは日本語のあいまいさをあげてます。

動詞の時制が日本語より徹底している英語でもこのようなことが起きてたことがちょっと驚きでした。

対して、人にものを伝えたり教えたりする時は教えられる、伝えられる方が混乱しないよう、具体性へのこだわり、あいまいさの排除が大事ということも痛感しました。

そういった観点からも「プログラム学習」はもっと世間の評価をもらってもよいのでは、と思います。



 ぼくは心理学畑のもので英語が専門ではありません。このプログラム学習英語は,心理学を応用したものですが,英語の知識はどうしても必要で,そのためにいろいろ勉強しました。

 その中で,おもしろいことを学ぶことができました。そして,ぼくがおもしろいと思ったことをこの本にも盛り込むようにしました。

 「時制」についてもそうですね。

 Sさんの読まれている「レイテ沖海戦1944」もそういう意味でもおもしろそうです。読んでみたくなりました。

 日本語と英語の時制についてだけでも,いろいろ書けそうな気がします。

 例えば,「私は英語を勉強します」と言ったときの,時制はいつか。
 英語を学んでいる人は,「それは現在でしょう」と言うでしょうね。

 ただ,次のような会話がありえます。

 「明日は何をするの?」
 「明日は英語を勉強します」

 これは明らかに「未来」です。

 英語にすると,
 What will you do tomorrow?
I will study English.

でしょうね。be going to を使ってもいいのでしょう。

 それを日本語にして
 「あなたは明日何をするつもりですか」
 「私は英語を勉強するつもりです」

 のようにやるととても不自然です。

 英語の学習のときに最初に出合うのは「現在時制」と「現在進行」です。日本語をなんとなく使っていると,その区別もきちんとできません。ぼくのプログラム学習では,それまで特にことわりもなく「現在」の文を学習し,1年の最終章で「現在進行」を学びます。そのときに,すぐに英語の文を作るのではなく,この日本語での「現在時制」と「現在進行」の区別に1節をさきました。何を学ぼうとしているのか,日本語で少しはイメージをもってもらいたかったからです。

 さて,
 司馬遼太郎の小説では,過去時制の文の中に現在時制の文が入り込むというのをどこかで読んだように思います。過去時制がつづくとおもしろくないので,変化をもたせるために,故意に時制を狂わせるのですね。そのほうがおもしろい。

 それができるのは,日本語のあいまいさでしょう。

 日本語のあいまいさと事実を伝えることについて,きちんと自分の考えがまとまっていないのですが,日本語でも科学的なことはきちんと書けるのだと思います。物理学のノーベル賞受賞者が多いのは,日本語が科学と相性が悪くないということではないでしょうか。

 小説などのときには,あいまいさを利用し,事実を伝えるときにはそれを排除する。それが日本語ではできるように思います。英語を学んでその時制について学ぶと正確な事実を伝えるような日本語も使えるのかもしれません。

 ちょっとまとまらない文になってしまいました。これは,日本語が悪いのではなく,ぼくの頭がまとまっていないせいです。
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