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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

生徒の評価は,教師の評価

 きょう(4月23日)付け,琉球新報朝刊論壇に掲載されたぼくの文です。


 通知票で,ほとんどの生徒に評価2を与える教師がいて,理由をきくと,生徒はあれもできない,これもできない,と生徒の欠点をあげるのだそうです。教師にすれば生徒の未熟さが目につき,2をつけたくなるのでしょう。

 しかし,生徒の評価が2でしかないのは,その教師の教え方が2なのではないでしょうか。

 分かる人,できる人にとっては,分からない人,できない人が不思議で仕方がありません。なぜ分からないのか,なぜできないのか,それが理解できません。分からない人の気持ちが分からないのです。できるようになれば,できなかった昔の自分のことはすっかり忘れるのです。

 「なぜ,こんなことが分からないんだ」

 「いま教えたばかりじゃないか。なぜ教えた通りにできないんだ」

 ぼくら教える側はついこのようなことを言いたくなるものです。いや,実際に言ってしまうことも少なくありません。

 しかし,考えてみましょう。教え方が下手だと子どもは分かるようにならないし,教えるのがうまければ分かるようになるはずです。だから,子どもができないのは,教え方が下手だということになります。子どものできる,できないは,教え手自身に与えられた評価なのです。

 子どもの立場で言えば,「なぜ分かるように教えてくれないんだ」「ぼくができるように教えてくれよ」ということになるでしょう。

 それに対して教師は「ちゃんと教えたのにできないんだ。分かるように教えたのに,子どもは分かってくれないんだ」と言うかもしれません。それは教えた「つもり」ということにしかなりません。分かるように,できるようになって初めて教えたことになるのです。教える側が変わることによってしか子どもは変わりません。

 子どもが分からないのを分かるように,できないのをできるようにするのが教える者の役目なのです。だからぼくらは,なぜ子どもは理解してくれないのだろう,どのようにすればできるようになるのだろうと常に考え,そして絶えず教える工夫を重ねなければいけないのです。

 子どもが理解しようと努めていない,よく考えようとしない,説明を読まない,聞かない,そのようなときはぼくもその生徒を叱ります。しかし,理解しようと努めているが理解できない生徒に対しては,どのようにすれば理解してくれるのかを考え,いろいろと教える工夫をしていかなければいけないと思うのです。
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冴えない男の才能「ポール・ポッツ」
 ジジ・アマデウスさんからメールをいただきました。ジジ・アマデウスさん,ありがとうございます。

 「ユーチューブで「ポール・ポッツ」の検索してみて。
同じようなケースで感動ものです。」


 それで,さっそく検索,次のページを探し出しました。その中で,「カエルが王子に変身」のようなことを審査員が言っていましたが,まさにそのようなものです。感動的です。ぜひ,ご覧ください。

 YouTube - 冴えない男の才能「ポール・ポッツ」

 ポール・ポッツ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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