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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「田の字表」にカスタマーレビュー,星5つ
 アマゾンのページにあるぼくの「田の字表」にカスタマーレビューが一つ加わりました。今朝,気づきました。7月4日に掲載されたようです。

 とてもいい評価なのでうれしく思いました。

中学数学・理科が「田の字表」なら解ける・わかる・点がとれる! (アスカビジネス)
のカスタマーレビュー


古くて新しい算数学習のカイゼン, 2009/7/4   By KFR

算数や理科の計算問題が苦手な子供の頭の中を整理できる、シンプルでいて示唆に富んだ本。
また、ひと手間増やし、混乱する要素を整理し確実性を高めるという、ビジネス書で流行っている「見える化」にも通じる内容だ。

田の字表で扱える問題は比例や反比例の問題だ。
そして、中学校の数学や理科で出てくる計算問題の多くが比例や反比例の問題だから、その多くが「田の字表」でカバー出来るという理屈だ。

田の字表を使うには、問題文に出てくる計算要素を田の字表の空欄に当てはめ、そこから方程式に変換して、その方程式を解くことになる。
計算要素の田の字表の空欄への当てはめや方程式への変換は、ごく簡単なルールに従うだけでよく、問題を解く時間の節約になる。

田の字表は、問題文の整理と方程式への変換という二種類の作業を分離し、パターン化することで、余計な思考の混乱を排除することに貢献している。
そういう着眼点が「見える化」や「カイゼン」といった考え方に通じる部分だ。

また、初中等教育の就学人口が途中までに半減するような途上国での教育では、教える内容を方程式と田の字表に絞り込むのは有効な方法かもしれない。

本書は簡単な田の字表の解き方の解説の他は、問題を解きながら田の字表の解き方に慣れていく構成で、算数や理科の応用問題も網羅されている。
学校で田の字表が教えられていない理由や、田の字表の理論的な側面等の解説は出てこないが、小中学生向けによく考えられた構成と言えるだろう。




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物語文は,なぜ説明文よりむずかしいか
 高校受験夏期学習,国語の時間,ぼくは次のように話しました。 

 「ある意味では,物語文のほうが,説明文より難しいんだよ。」

 生徒は,そんなことないだろう,という反応。

 確かに,説明文の方が難しい内容であることが多い。難しい内容を説明しているのだから,説明文は難しい。

 でもね,説明文を書く人は,とにかく分かってもらいたいという気持ちが第一なんだ。作者の頭の中にあることを読者の頭の中にコピーしたいと思っている。そのために何度もいいたいことを繰り返す。「自然が大切だ」ということを言いたいなら,その文に「自然が大切だ」ということが何度も繰り返し出てくるはずだ。
 書かれていることを素直に読めば理解できるように工夫しているんだよ,作者は。

 しかし,物語文はちがう。物語はおもしろくなければいけない。おもしろくするために,作者はいろいろな手を使う。意図的にと書かないこともあるんだ。

 あなたたちは星新一の「ぼっこちゃん」を読んだね。
 次のページ参照
 http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-506.html
 (みんなボッコちゃんは大好きです。)

 あの小説では,お客やマスターが死んだことは書いてないだろ。それを書いたら,おもしろくないからだよ。

 ボッコちゃんはロボット,青年が毒いり酒をボッコちゃんに飲ませる,もちろんボッコちゃんは死なない,管を通って落ちてきた毒入り酒をマスターがお客に差し出し,自分も飲む

 それを読んで,お客は死んだということを読みとらなければいけない。読みとることができれば,おもしろい。
 そこで,「お客もマスターも死にました」なんて書いたら,もうこの小説は台無しなんだよ。

 このように,物語文の作者は,意図的に書かないことがあるんだ。おもしろく読んでもらうことが目的だからだ。
 その書かれていないことをぼくらは読みとらなければいけないんだ。
 だから,入試問題では物語文が難しいことがある,それを理解するように。

 この説明にみんな納得した表情でした。
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