FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

お年寄り剣士,若者に勝つ
 先日,法事があり,Kくんと同席しました。Kくんは警察官で学生のころからずっと剣道をしています。ぼくより少し若いです。

 彼に尋ねてみました。
「剣道では,80歳にもなる人が20代の青年を軽くあしらうそうだが,あれは本当かね。先輩だから,お年寄りだからと手加減しているんじゃないのか?」

「いえいえ,本当ですよ。ぼくも先輩に勝てません。70歳,80歳になっても強いんです」

「でも,普通30歳をすぎるといろいろな面で下り坂になるじゃない」

「そうです。若い人にはいろいろ武器があります。スピードという武器。力強さという武器。そして若いということも武器です。歳をとっていくと,そういった武器をひとつひとつ失っていくのは確かです。
「でも,お年寄りにはスピードも力もないので,相手のそれを利用するのです。若者が打ち込んできた,そのときをねらって返すのです。

「待つ,ということだね」

「いえ,待つのではないです。攻撃しているのです。相手の若者が何をしたいのかを読んで,餌をしかけるのです。バナナが欲しい人にはバナナを見せます。するとそれに飛びついてくるのです。それを打つのです。」

 まさに,「柔よく剛を制す」といったものでしょうね。

「それができるためには若い頃から基本をしっかりすることです」Kくんはつづけます。

「基本をおろそかにしてきた人は,歳とってもだめなの?」

「そうですね。ただただ力任せにやって,基本に忠実でなかった人は若さがなくなると弱くなります。だから,あくまでも基本なんです」

 なるほど,結局は「基本」か。当たり前のことでおもしろくないけど,それが大切なんですね。

「柔道では,歳をとると弱くなるよね」

「剣道には,剣(竹刀)があるからです。剣という武器をもっているからお年寄りになっても強いんです」
スポンサーサイト




もう少し早く先生の教材に出会いたかった
 名古屋市のIさまからメールをいただきました。

 本日国文法の教材が届きました。

 子供に渡す前に自分が中身を見ました。
小学生時代に学んだ主語・述語・修飾語から順番にステップアップしていく方式なのですね。

 私自身公文で採点スタッフを行っているので「公文に似たところがあるなあ」と思いつつ読みました。

 細かい説明がなされているところが他の教材とはちがいますね。

 もう少し早く先生の教材に出会いたかったです。
明日払い込みいたします。よろしくお願いいたします。



(Yojiの返信)

 Iさま
 教材が無事届いてよかったです。

 スモールステップで,階段を上るように学べるように工夫したつもりです。でも,まだまだ工夫が必要だなあと思うところがあります。
 公文式も自学するという観点から,とてもよく工夫されていると思います。

お母さんは,すばらしい言葉の教師
 アメリカの赤ん坊のような環境にいれば,英語もすぐに上手になれるのではないか。そう思いますよね。ぼくもそう思います。

 では,そういう環境をどうやって作るのか。
 英語をシャワーのように浴びればいいのだ。英語漬けになればいいのだという考えがあります。英語のラジオ放送をずっと流しておく。録音したテープ(ぼくの若いころはテープしかなかったです。いまでは,MDやICレコーダなどでしょうか)を流す。きちんと聴かなくてもいい。テレビも英語のものを流す。きちんと分からなくてもいい。そのうちに,ある日突然,英語が口から飛び出すかもしれない。

 しかし,それはまったくの嘘ですね。英検2級くらいの力があれば,それもいい学習法だと思います。でも,まったく英語を知らない人にはまったく効果がないでしょう。

 コンピュータはまだいいでしょうね。でも,コンピュータだとそれに向かって座っていないといけません。アメリカの赤ん坊とはまったくちがいます。

 赤ん坊に言葉を教えるお母さん,お父さんの教育はすごいですよ。教育とは思っていないでしょうが。

 赤ちゃんが泣き出すと,すぐに駆けつけます。そして,
 「どうしたの? お腹すいたの? おっぱいあげようね」と声をかけます。ただの言葉ではありません。赤ちゃんの心理を読みながら,それを代弁しています。そして,実際に経験をさせながら言葉を発しているのです。

 「ママですよ」といいながら,お母さんが顔を出します。
 「パパだよ」と言ってお父さん。

 「マンマ,マンマ」と言ったら,お母さんは「ママと言ったよ」と大喜びます。「ママと言えたね。ママだよ」と繰り返します。

 犬を見ると,「ほら,ワンワンだよ」と教えます。

 「パパ,行った」と二語文が出ると,「そうね,ババは会社に行ったね」と返します。パパはの「は」という助詞を教えています。「会社に」という言葉も加えているので,三語文のモデルを示しています。

 「この花,きれいくない」と,文法的に間違えた言い方をすると「そうだね。この花はきれいではないね」と正しい言い方を示してあげます。

 どうですか。お母さんはすばらしい言葉の教授をしていると思いませんか。お母さんは,子どもとの会話を楽しんでいるだけです。しかし,それが子どもの言葉の発達につながるのです。子どもの言葉の力を測りながらそれに対応した教え方をしているのです。
 それも,子どもの生活の中で,自然に。視覚,聴覚などの感覚を使いながら。食べたい,飲みたいという欲求も使いながら。

 それをいまのコンピュータができるとは思いません。コンピュータはお母さんの足下にも及ばないでしょう。
 だから,アメリカの赤ちゃんのように英語を学ぶというのは,不可能だと思うのです。

 ただ,ぼくはコンピュータを否定するつもりはありません。お母さんほどではないにしろ,かなりいい教材になりうると思います。限られた範囲ではあっても,いろいろな反応ができるだろうと思います。ラジオ,本といったものは一方向性です。それに比べると,コンピュータはこちらの反応によってある程度の反応ができるように思います。

 だから,コンピュータだけで英語の学習ができるというのではなく,コンピュータも学習の一つとして位置づければいいのではないか,と思うのです。
Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.