mixiに書き込んだコメントです。
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生活と教育を結びつけるひとつの方法だと思いますが,フレネ教育では,大人の話を聴くことをよくやっているようです。
岩狭蔵之助著「子どもをのばす自由教室―新しい教育をめざして (講談社現代新書)」には,岩狭先生の指導のもと,牛を飼っている人のところに行き,その仕事を観察,そして話を聴き,また,教室にもどって生徒同士で意見交換をし,手紙を書いて,という活動が紹介されています。
また,岩狭さんが,フランスの学校で見たことが書かれています。
子どもがみんなの前で飛行機について話をする。質問があり,それにつまると,お父さんが手伝ってくれる。お父さんは飛行機関係の仕事をしているのだそうです。
仕事をしている大人の人はそれぞれの仕事では専門家です。
野菜作りの専門家,小売業の専門家,タクシー運転の専門家,・・・。
それぞれの仕事でいろいろなことが目指されていて,それについては,ほかの仕事をしている人にはまったく知らないこともよく知っているはずです。
ぼくは,中小零細業者のある会に属しています。そこでは,みな異業者です。居酒屋さん,車の板金屋さん,菊作り農家さん,便利屋さんなど。ぼくのまったく知らないことをよく知っています。もちろんですね。そのような話を伺うのはおもしろいものです。
それを子どもたちに触れさせようとするのです。お父さんやお母さんに教室に来てもらい,仕事の話をしてもらう。いろいろいい話を聞くことができると思います。いいですね。
テレビで,農家の方が米作りについて話をする授業を見たことがあります。それがフレネ教育から出てきたのかはぼくは知りません。ただ,フレネ教育ではそれをだいぶ重視してやっているのでしょうね。
これは生きた教育だと思います。生活と結びついた教育だと思います。
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