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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

望遠鏡効果と相対性理論
 日曜日,テレビで駅伝を見ていました。放送車が先頭のランナーの前を走ります。テレビはランナーの正面から撮しています。
 テレビ画面を見ていると,ランナーがこちらに向かって走ってくる感じです。

 さて,カメラを望遠(ズーム)にすると,ランナーの顔が大きく写ります。そして,2番手を走っている選手も近くに見えます。2番の選手の顔も大きく見えるのです。遠くのものが近くに見えます。

 すると,テレビを観ているぼくらは,2番の選手が1番の選手のすぐ近くまでせまっているように見えます。1番と2番の距離が縮まってみえるのです。今にも追いついて,抜いていってしまいそうなのです。

 でも,望遠から広角にうつると,どうでしょう。2番の選手が遠くにいってしまいます。まだまだ追いつきそうにありません。

 ズームのときには,すぐ近くまでせまっているように見えますが,実際はそうではないのです。実際に道のサインなどをもとにタイムを計ってみると,だいぶ差があることが分かりません。

 テレビで駅伝やマラソンを見たことがある人は,上の説明はよく理解できると思います。
 望遠鏡で遠くを見ると,遠くにあるものが近くに見えます。つまり,望遠鏡を見ている人とそのものの間の距離が縮まって見えるのです。目の前にあって,手を伸ばせば届きそうに見えるのです。

 相対性理論によると,光速に近い速度では物体の長さが縮むのです。距離が縮むのです。

 望遠鏡によく似ています。相対性理論の「望遠鏡効果」と言ってもいいのではないか,と思いました。
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豊かなオンリーワンになるために
 「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」

 大ヒットした歌ですね。ぼくもそう思います。一番になる必要はありません。他人と競争することもありません。自分の個性を生かしたオンリーワンの人生を送ればいいのです。

 ただし、オンリーワンになるのもそう楽なことではありません。

 まず、自分自身をよく知らなければいけません。自分にはどんな能力があるのか、自分は何が好きなのか、それを見つけることが大切です。花は、遺伝子に従って赤くなったり白くなったりすればいいだけです。しかし人間は、赤になるのか白になるのかを自分で決めなければなりません。そのためには、内に目を向け、自分を見つめて、自分探しをしなければいけません。

 社会も知らなければいけません。多くの職種があります。赤や白だけではなく、無数の色があります。その中で自分が何色になるのかを見つけるのです。それが分からないまま、身近な小さな世界の中からオンリーワンを探すと自分のもっている個性、能力を生かせないかもしれません。外にも目をむけなければいけないのです。

 大きな花があります。小さな花があります。また、赤い花、黄色い花、白い花があります。だからオンリーワンなのです。しかし、それらはちがいはありますが、それぞれがちゃんとした花なのです。水を吸収し、栄養をもらい、光をあびて、やっときれいな花になるのです。水がなければ枯れてしまいます。栄養がなければ貧弱な花になります。光がなければ育ちません。

 ぼくらもそうです。「ヒト」はいろいろなことを経験しながら「人間」になるのです。基礎的なことを学ばずに、ただ他人と異なっていればいいというオンリーワンでは魅力はないでしょう。オンリーワンというのは、勉強なんかできなくてもいい、人とちがっていればいいというものではありません。基礎学力はきちんと身につけて、大いに読書をして人間性を豊かにし,その上に個性を咲かせ、自分らしさを発揮するのです。それがオンリーワンなのです。

 大学受験に有利という理由で早めに進路を決めさせる学校があります。また、個性を生かすということで、小学、中学からその子の特異な能力だけを伸ばそうとする親もいます。ぼくはそういうことに反対です。基礎的なことをきちんと学んで、豊かな人間性を育て、その上でオンリーワンを目指してほしいのです。


 今朝の琉球新報「論壇」に掲載された,ぼくの投稿文です。
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