さて,文字式用といっても,ほんのちょっと応用しただけです。
中学2年でこの4月に入塾した生徒で,正負の計算がうまくできない生徒がいます。中学2年では,正負の計算は当然出来るものとして,文字式の展開などをします。正負の計算ができないので,それでつまずいてしまいます。
そこで,彼らに教えているのが,文字式用のスコアボード式正負の加法。
3a-2a の場合 +aチームと,-aチームの試合となります。そして,+aチームが何点,-aチームが何点ということで考えさせるのです。
スコアボードに
+a │ 3
──┼────────────
-a │ 2
何組の勝ち?
>>>+a組
何点勝っているの
>>> 1点
だから+1a だけど1は書かないから+a,
そういう感じです。これは理解力の低い子でもよく理解してくれます。
いま考えているのは,同類項でないものを計算しようとする場合です。a+2b=3abとしてしまうのです。
aは大人のチーム(adult), bは少年チーム(boy)だから,試合はできないんだよ,と教えたら分かってくれるでしょうか。まだ試してありません。
cは子ども(chilf)チームでいいですね。
dはまだ思いつかないが,あまり出てこないのでいいか。
x, y は,遺伝子で xは女性,yは男性ということにするかな。難しいかな。
普通の活字体で書くと、特に a の字と g の字が全く違うかき方になります。まだ文字に慣れてない子供たちです。そのまま見たように書いてしまうのです。だからできるだけ活字体ではなく、書き文字に近いフォントを使うように心掛けます。でもなかなかないのですね。教科書字体を使っても a , g は手書きのような文字になってくれません。
今は僕が使っているフォントは[Comic Sans MS(標準)]です。多くのコンピュータに備わっていると思います。いろいろ探してみて、結局このフォントに落ち着きました。
でも満足しているわけではありません。特に大文字Yがいけません。小文字のyをただ大きくした形、つまりVの字にI
がつくのではなく、2本目の線を斜めに伸ばしたような形になるのです。
でも、a g の字はそれなりに書き文字に近い形になっています。それで今はそれでよしとしています。
さて、もっといいフォントはないかとインターネットで検索してみました。
モトヤ教科書体 というのがあるようです。これは購入するようになっていますが 、NETの記事を読むと試用版があるとのこと。
それでそれをためしてみたいと探すのですが見つけることができません。今お金を出して購入してその価値があるのかどうかわかりません。だからまだ購入する決心がつきません。
自分で考えて,問題を解き,それを調べてもらい,間違いはきちんと直してから次に進むのです。
この間違い直しがとても重要です。
しかし,それは生徒にとってはとてもめんどうなもの。ちょっとしたミスで間違えているときは,ちょいちょいと直せばいいのですが,多くは分からなくて,できなくて間違えています。
それは分からないのですから,直しも簡単にはいきません。もちろん,そのために学習援助者はいるのですが,順番を待たなければいけません。
それで,ついつい間違い直しをせずに,新しいページに進むのです。そのような心理は分からないわけではありません。
しかし,分からないところを分かるようにするのが学習です。どうにか工夫して間違えているところを直してもらわなければいけません。
4月に入塾した生徒の中には,間違い直しをせずに進む子が少なくありません。学習終了の時刻になり,印鑑をもらいにきます。そこでチェックすると,間違い直しをせずに進んでいるのが発覚します。数回は注意だけで見逃してあげます。
「はい,次はきちんと間違いを直してから進みます」と約束します。それはそれでうそではないでしょう。次はきちんと直そうと心に決めるようです。
しかし,それで終わらないのです。間違い直しはめんどうなので,つい引き延ばしてしまいます。
2回,3回と間違い直しをしないで進んでいる場合には,恐怖の「ホッチキス留め」です。
間違い直し無視予防のために,新しいページが開けないように,ホッチキス(ステープラー)でガッチャンと留めてしまうのです。これで新しいページは開けません。勝手に外してしまったら,もちろん大目玉です。
子どもたちにも,プライドがあるのですね。これはとてもいやがります。
「ごめんなさい。次から気をつけます」
と言うのですが,これまでも何回もやってしまっているので,聞き入れません。
これは効果満点です。ちゃんと間違いを直してすべて○(正解)になってから,それを確認してもらい,ホッチキスを外してもらえるのです。
次からはきちんと直しをやるようになります。
2010年4月26日(月曜日)発行
( も く じ )
① (^_^)v 桜満開,全員合格! (^_^)v
② お祝いのことば
③ 中学3年生がみたセルフ塾の学習法(Yuta,Ryota,Shoya,Shun)
④ 中学3年生がみたセルフ塾の学習法(Yohei,Ayaka,Kanako,Shoko)
⑤ 中学3年生がみたセルフ塾の学習法(Yuka, Wakaho,Rina,Yohei,Taiki)
⑥ 数学、社会で高得点 1,2年生学年末テスト
⑦ 3月皆出席
⑧ Akemiさん,10年間ありがとう!
⑨ 家庭からの通信
⑩ ネットでの声
⑪ セルフ塾,合格祝い
⑫ 1年間「がんばった会」
⑬ セルフ塾 予定表
ネット版セルフニュース 240号
おつかれさま
スタッフ活動お疲れさま。
そういう人たち無しに、大きなイベントの成功はありえません。
ガサガサ動くタイプじゃないので、注意がきっと効いたかも!!
あらためて・・・お疲れ様でしたぁ!(^^)v
でもいい経験でしたね。
そういう人たち無しに、大きなイベントの成功はありえません。
志位さんとも(目線はあってないが)ツーショットしたし!!
なんちゅ~、もうけもの!!!
さて、ジジ・アマは糸満から貸切バスで12:30出発。
嘉手納ロータリーに行き着かないとこから、バスは停車状態。
はい、進まないのでした。
読谷の会場への交通案内・誘導がきちんと行われて
なかったのだろうと・・・思いましたが、
まあ、参加者が多いからだと解釈しようと努めてました。
「あぁ~・・・4時には着くかな?」
の私の言葉に、同乗者は笑ってましたが、
はい。
着いた時刻は4時でした。
3時からの大会の様子は
バスの中でラジオの報道で聞いていました。
足腰の弱い父親も同行しましたが、
「死ぬまで歩く!」とバス駐車場から会場まで歩きましたよ。
母親は、さかんに「ここで(駐車場の近く)で待ってればいいのに・・・」と。
携帯の腰掛をもって、はい、後ろから歩いておりました。
「待ってれば今日は不完全燃焼で寝れないはずだから、死ぬまであるけば!」
と。娘の言葉でした。ははは。
30分は参加できて、「ガンバロー」も一緒にできて・・・
手ごたえのあまりない参加でしたが、
9万人の一粒にはなれたでしょう。
一粒が集まっての9万人ですからね。
で、帰りも大変でした。
駐車場からバスがピクリと動き出したのが、6時。
はあ~、家に着いたのが8時でした。
な~んにもしないでビール飲んで寝ました。
今回の県民大会が
ただの一つの民意だと片付けられないように
これからも、しっかり
見ていきましょう。政局を。
超党派の県民大会は始めて。
甲子園参加の高校生を応援するウチナーンチュ魂みたいです。
そうだったらいいけど。
総意になればいいけどね。
総意だったらいままでこんな状態続いてるわけないが。
大会参加のみなさん、お疲れ様でした。
渋滞はひどかったそうですね。
12時ごろ,携帯電話が鳴りました。出ると,大学の先輩。駐車場を貸して欲しいとのこと。承諾しました。そして,予約の掲示をしました。
大会が終わって,兄,甥,妻と玄関前でおしゃべりをしていると,先輩が現れました。大会に間に合わず,いま来たとのこと。それは5時すぎでした。もうとっくに大会は終わっています。渋滞に巻き込まれ,その上,道も間違えたとのことです。すごい渋滞だったようですね。
帰りも大変だったようです。
兄や先輩も帰り,疲れてもいたので,昼寝をしました。10数分寝たでしょうか。電話が鳴りました。民商の仲間からです。慰労会でビールでもいっしょにやろうとのこと。片づけ物があったので,それを終わり,家に帰り,自転車に乗り換えて,集まりの場所に向かいました。
もう6時をとっくにまわっていたと思います。それでもまだ車が並んでいるのです。警官があちこちで交通整理をしています。ぼくは自転車ですから,その渋滞の横を走り抜けて行くことができましたが,車の人は大変だったでしょうね。兄や先輩も,きっと渋滞に巻き込まれたことでしょう。
ジジ・アマデウスさんたちも,このような中でバスに揺られていたのでしょうから,ご苦労様でした。ぼくはバスに弱いので,きっとダウンしていたでしょう。
ジジ・アマデウスさんのお父上(ぼくの伯父)もごつかれさま。沖縄人民党,日本共産党の戦士ですよね。ほんとうに頭が下がります。あの頑固さというか,不屈さというか。
おじさんなら,本当に「死んでも歩く」と思います。おじさんや瀬長亀次郎さんたちのこれまでの闘いの積み重ねがあったからこそ,今回の大会につながってきたのだと思います。それを絶やすことなく続けるのがぼくらや若者の役目です。そう考えると,大会スタッフとして小さいながらもお役に立てたかと思うとうれしいです。
コメント,メールのブログ掲載について
大会には大会スタッフのひとりとして参加しました。
午前10:30ごろ、会場に向かう前にセルフ塾の駐車場に掲示をしました。大会会場は、セルフ塾のすぐ近くなので、駐車が大変だと予想されるからです。読谷祭りの会場もそこなので毎年読谷祭りのときには大変なのです。そのことについては別の記事で書きました。
さて、午前11:00に合わせて、会場に向かいました。しばらく待っていて、集まったスタッフに説明がありました。沖縄県統一連の皆さんです。
僕らの役目は通路の整理だということです。
会場にはたて2本、横1本の通路が設けられています。そこは緊急車両(救急車など)のための通路だそうです。それは法律でも決められていて、変更もできないとのこと。
中には人を入れないように注意されました。それをきいたとき、大したことない仕事だな、これならぼくでもできそうだと思いました。
そしてその後,弁当をもらい、近くで食べました。沖縄民商の仲間と一緒です。そこで事務局の方の話ですが、この緊急車両用通路の整理も結構面倒なようです。彼は以前やったことがあるとのこと。通路に立っている人に注意をすると、いいではないかということでけんかになりそうだったこともあったそうです。
それを聞いて、簡単ではないななと感じました。
12時過ぎ会場の通路に向かいました。そして、通路を行ったり来たりしていました。
県民大会は3:00からです。しかし、その前に1時からアトラクションがあります。いろいろな歌手やグループ、そして空手などの演武がありました。それで 12時ごろからはそれなりに人が集まっています。
そういえば、ぼくが11:00に間に合わせ会場に向かうころには、道を歩いている人がいます。渋滞を避けてかなり早目に会場にやってきて、そして世界遺産でもある座喜味城跡などの見学に行く模様いくと思われる人たちでした。
それで12時ごろには少しずつ人がやっています。まだまだかなりまばらなのですが、仕事を始めました。通路に立つ人には、「緊急車両用の通路ですから、ここには立たないで下さい。白線の中に入って下さい」と注意しました。みんな素直に聞いて中に入ってくれます。
放送でも通路のことを数回言っていました。しかし、「通路には座らないように」と言っているのです。それをそのまま聞く人がいたら大変だなと思いました。「放送では,すわらないようにと言っていただけだ,おれは座わっていない、立っているだけだ」と言われたらこまります。ここはちゃんと放送を直してほしいなと思いました。ただ、最後までそういうひねくれた人には逢いませんでした。
大会が始まるころには大分人が多くなっています。僕は通路を行ったり来たりしながら細かく注意をしました。少しでも認めてしまうと、だんだんそれが多くなると思うからです。小さなことも見逃しません。
問題なのは報道関係の人です。通路に立って写真を写していたり,ビデオを回しているのです。または通路に立って、会場にいる人にインタビューをしているのです。そういう人たちにどこまで通路に立たないように注意をしたらいいのか迷いました。報道関係の人でも長い間立ち止まっている場合には注意をしました。素直に受け入れてくれました。
最初簡単だと思った仕事ですが、結構大変な仕事です。反抗してけんか腰になる人はいませんが、少し目を離すとすぐに通路に立つ人が増えてくるのです。だからこまめに行ったり来たりしながら白線の中に入って下さいと注意を何度もして回りました。それで、少なくともぼくの担当の区域は結構きちんと通路があいていました。
4:30ごろ大会が終わりました。そのあとも仕事があります。会場の後方にはちょっとした観客席のようなところがあります。そこは上りの階段はありますが、下りの階段がなく、降りることが出来ないのです。ちょっとしたところを飛び降りることはできます。それでこの階段を上らないようにということで通行止めのしるしとして僕らが立つのです。中にはくぐり抜けて行く人もいますが、大目に見て過ごしました。ぼくでもやっただろうと思います。
このようにして無事にスタッフの仕事を務めることができました。まあいい経験をしたと思っています


[広告] VPS

この写真は、昨日の4.25沖縄県民大会の会場で写したものです。僕の後ろに日本共産党の志位和夫委員長がいるのが見えますか。
面白いのは、この写真のシャッターを切ったのがだれかということです。前の記事でも書きましたが、県民大会には僕は大会のスタッフとして参加しました。そしてスタッフの一人として通路の整理をしているときのことです。大会が始まる前で、まだ会場も人がまばらなときです。
日本共産党の志位和夫委員長が市田忠義書記局長、仁比聡平参院議員、赤嶺政賢衆議院議員らと一緒に歩いてきたのです。
僕は自分の仕事をほったらかして志位和夫委員長と一緒に写真を撮ろうと考えたのです。実はそのときに思いついたことではありません。志位和夫委員長が現れるかもしれないと予想し、機会があれば写真を撮りたいものだと思っていたのです。予想があたったのです。
そして誰かシャッターを切ってもらう人がいないかと探したところ、委員長の後ろに M沖縄県県会議員がいます。彼を一応知り合いです。それで「写真を写して」と言ってカメラを渡そうとするのですが、「できない」と言って断られてしまいました。
困ったな誰かいないかなと探していると、なんと赤嶺衆議院議員が「仲松くん、僕がを写してあげるよ」と言ってくれたのです。僕は恐れ多いとは思いましたが、この際だからと思い,「お願いします」と言ってカメラを渡しました。赤嶺衆議院議員も知り合いです。
そして写ったのがこの写真です。日本共産党の志位和夫委員長と一緒の写真を赤嶺政賢衆議院議員がシャッターを切ったというのがとても面白いと思います。下の写真手間が赤嶺さんです。本当に気さくで,やさしい人です。

僕の地元の読谷村でおこなわれるために面白いことも起こっています。
10万人規模の県民大会になりそうなので、とても渋滞することが予想されます。
それで、読谷村の人たちは、歩いていくことを考えているようです。5 km以上の所から歩いて来るという人もいます。
「遠いんじゃないですか」と尋ねると、
「ウォーキングだと思えばちょうどいい運動になるよ」と返ってきました。
また、別のところでは次のような話しも聞きました。ここも5km以上離れた場所のことです。
その人の知り合いが「近くに駐車させてくれ」と言ってきたそうです。
「ここは会場からかなり遠いよ」と答えると、
またまた「ウォーキングで運動だと思えばちょうどいいものだよ」と答えたそうです。
このように会場から遠いところからウオーキングで運動のつもりで歩いて来る人も結構いるように思います。最近のウォーキングブームがこのような形で出てきておもしろいと思いました。
話は変わりますが、読谷はかなり燃えています。多くの人が参加すると思われます。ひき逃げ事故も記憶もまだ新しいのです。
前にも書きましたが、会場は僕の塾のすぐ近くです。先日、沖縄民商の事務局の方からお電話がありました。県民大会で要員をお願いしたいとのこと。僕は OKと答えました。
だから明日は11時から 5時過ぎごろまで大会要員としてボランティアで働くことになります。お昼の弁当は支給されるそうです。駐車などの車の誘導でしょうか。車の誘導はあまりうまくないのですがうまくいできるでしょうか。
だから明日は朝から忙しくなりそうです。
その前に「布」の書き順です。これは、「ノ」が1画目、「一」が2画目です。「左」ではなく、「右」の書き順と同じです。
そして、「希」ですが、上の「メ」。これも「ノ」が先で、「、」が後です。
だから、「ノ」「、」「ノ」「一」と来るのです。
いま「書き方辞典」で確認しながら書いているのですが、「布」は小学5年で、「希」は小学4年で学ぶのですね。「布」を学んでから「希」を学べば、子どもたちも楽だと思うのですが、使用頻度で順番を決めているようなので、子どもたちも大変です。それはまた次の機会に。
きのう、小学4年生のTaikiくんが「希」の練習をしているのですが、なかなか正しい書き方をしてくれません。
「書いてごらん」で、書かせて、「ブー、間違い。ちゃんと調べておいで」と返します。そして、
「もう大丈夫」と言って挑戦するのですが、また「ブー」
何度も何度も行ったり来たり。
書き順がきちんと書かれている旺文社の「小学漢字1006字の正しい書き方」を持っているのですが、もう思いこみがあるので、きちんと見ないのですね。
それで、「1006字を持っておいで」と言って、目の前で、書かせました。「はい、1画、2画、3画」
そのときです。3画目をまったく見ていないのです。3画目は「ノ」ですが、「一」だと思いこんでいるので、見ないで「一」を書くのです。
「ほら、ちゃんと見なさい。3画目は何?」
そのときに、「あああ」と言って気付いたようでした。
その様子を見ていた小学5年生数人に書かせてみると、間違えている子が多かったです。
妻の姪の名前は「Yukiko」。「希」の字が入ります。彼女が成人してから(だったかな、高校生のころかな)、自分の名前を間違えた書き順で書くので、妻が注意すると、「自分の字なのに、これまでずっと間違えて書いていたんだ」と感心(?)していたそうです。
「有」も「ノ」が先です。よく間違えます。
西村恵信(にしむら・えしん)氏は、花園大学前学長、名誉教授。(財)禅文化研究所所長
下のプロフィールは、「にっぽん文明研究所」の「鈴木大拙の原風景」のページからの転写です。
1933年、滋賀県生まれ。花園大学仏教学部(禅宗学)卒業後、南禅寺僧堂柴山全慶老師の膝下で参禅弁道。1960~61年、米国ペンシルヴェニア州ペンデルヒル宗教研究所に留学(キリスト教研究)。1970年、京都大学大学院博士課程 (宗教哲学)修了とともに花園大学教授となり、2005年3月退職。花園大学前学長、名誉教授、(財)禅文化研究所長、文学博士。著書に『己事究明の思想と方法』、『仏教徒であることの条件』、『無門関プロムナード』ほか多数がある。
西村恵信氏は、一昨日、沖縄県立博物館・美術館で行われた講演のために、来沖しました。後援会は、大盛況で、予想を超える2百数十人が来られ、立ち見席もできたとのこと。ぼくらは塾の時間にかちあったので、参加することができませんでした。
アンケートが100枚近く集まったとのこと。参加者のほぼ半数。すごいですね。ぼくも目を通しましたが、分かりやすい話だったと好評でした。

西村氏を招いたメンバーの一人が、義弟(妻の弟)Ichiroです。彼は、花園大学の卒業生。そのつながりで、西村氏を招いたのです。
昨日、午前11時30分ごろ、読谷村座喜味の家にいらっしゃいました。とてもきさくなお方でした。自宅の庭にとても感心し、ゆっくりとスケッチもしていらっしゃいました。庭はなくなった舅がいろんな種類の草木を植えたものです。西村氏は植物に関心が強いようでした。ぼくは中座しましたが、2時頃までゆっくりしていらっしゃいました。


ぼくも仏教には関心がありますが、西村氏の本はまだ読んでいません。さそく昨日、 "仏のことば一日一話?生きる力が湧いてくる! (PHPハンドブック)"と "いい子に育つ仏のことば"を注文しました。おもしろそうです。
さて,そのような弟妹の生徒は,そうでない生徒に比べて,とても慣れが早く,リラックスしているように感じます。
もちろん,個人差はあります。兄姉がいる子で,まだ緊張している子がいますし,いないのにとてもリラックスしている子もいます。
でも,全体的に見ると,有意差はあると感じています。
なぜでしょうか。後は,推測です。
兄さんや姉さんから,セルフ塾のことを聞いているのでしょうね。
Yojiさんはね・・・。Kyokoさんはね・・・。ねこの比叡は・・・。犬の梅子は・・・。などなど。
だから,様子が分かるのでしょう。
また,迎えのときや弁当を届けるときなどに,お母さんといっしょにやってきて,中の様子を見ているのかもしれません。
姉さんや兄さんも,「慣れたら大丈夫だよ。・・・のときには~~~すればいいんだよ」のようなことを言っているのかもしれません。
「これ,よく分かるね」と,感心していました。
Shuheiくんは,中学2年生。文字式の加減をやっていますが,正負の計算がまだ定着していないのです。それで,スコアボード式加減法でさせると,スムーズに計算が進んでいました。
前にも紹介しましたが(「スコアボード式加減法」というのはいま命名したばかり),ここで再度紹介しましょう。
スコアボードを使った正負のたし算
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-296.html
Shuheiくんは,文字式の問題で教えましたが,ここはシンプルに文字を使わず数値でやります。
+3-2 の場合,+組と-組にわけ,スコアボード(得点掲示板)に書き込みます。
+ │ 3
──┼────────────
- │ 2
何組の勝ち?
>>>+組
何点勝っているの
>>> 1点
だから+1
-3-2 の場合,
+ │
──┼────────────
- │ 3 2
「何組の勝ち?」「何点?」で答えが出てきます。
-3+5-2 の場合,
+ │ 5
──┼────────────
- │ 3 2
>>>同点だ
同点,引き分けの場合は? でたいていは「0」が出てきます。
少し理解が遅い子は
それぞれの組の合計点を出してから,判断させます。
-3+5-2+2 の場合,
+ │ 5 2
──┼────────────
- │ 3 2
+組は何点?
>>7点
-組は何点?
>>5点
どっちの勝ち? 何点?
理解の遅い子には,この方法はとても有効です。
塾を始めるようになり,「花園」を辞書で調べる機会が出てきました。すると,「かえん」では出ていないのです。また,ワープロで「かえん」と打っても「花園」は出てきません。
ここからは推測です。
沖縄の学校の先生方が「花園」を「かえん」と言っているのではないでしょうか。ぼくは学校で覚えたように思います。
「花壇」のことを「花園(かえん)」と言うのです。
「きょうはみんなで花園(かえん)の草をとりましょう」というように。
きょう,このブログを書くために,ヤフーの辞書で調べてみました。
かえん[くわゑん] 0 【花園】 :はなぞの。 ・ 自然―
「かえん」と読んでも間違いではないようです。しかし,「はなぞの」 のことですから,「花壇」とは違うようです。
はな‐ぞの【花園】 :花の咲く草木の多くある園。
か‐だん〔クワ‐〕【花壇】 :庭などで、一部分を区切り土を盛り上げるなどして草花を植えた所。《季 秋》
「花壇」の意味で「花園(かえん)」と言うのは,かなり定着しているように感じます。
ほかの地域ではどうなのでしょうか。
前に書きましたが,沖縄は言語圏が本土とはまったく異なります。だから,明治以降に日本語を話し始めたのです。だから,後遺症がまだ残っていて,全体的に日本語が下手です。その現れのひとつかな,とも推理していますが。
いつも,子ども2人がお世話になっております。
また,今年度もよろしくお願いします。
今年の高校受験も,みんな無事合格,よかったですね。
合格発表の日,Yojiさんからのお知らせメールで,残り3人の結果が出ず,受験生を抱えていないこちらまで,ハラハラしておりました。
次のメールで,美里工業と浦商は確認できたが,球陽高校の1人がまだとのこと。
ライブ感覚で,やきもきしていましたが,最後に全員合格の知らせが,・・・。仕事中でしたが,思わず「よかった~」とつぶやいてしまいました。
このようなきめ細かい,あたたかいメール,本当にありがとうございました。
子どもたちがセルフ塾に行くのをいやがらず,当たり前のように通ってくれている理由がわかるような気がします。これからもよろしくお願いします。
(Yojiから)
ご心配をおかけするメールで,すみませんでした。
ぼくもやきもきしていたものですから,とにかく情報が欲しくて,中学生のカテゴリーに入っているメールアドレス全員に送ってしまいました。「知っている人,教えてくれ」というところでした。
最後は,待ちきれず球陽高校までバイクを走らせました。
自分の子どもでない塾生のことまで心配してくださり,ありがとうございます。暖かい気持ちになりました。
セルフ塾は学年の壁がないせいもあり,先輩,後輩も仲がいいです。後輩も先輩のことを心配していました。それが家族のみなさまにも伝わっていくのかな,と感じました。
かなり細かい指摘などもありました。それはぼくが読めばいいことなので,省き,ここには感想などを掲載いたします。
後半部分についての感想などをお送りします。
さすがに難しくなってきますが、図等を駆使して、よく噛み砕かれていると思います。
この章あたりにくると、私が読んだところ、読んでいるだけでは、正直、公式等ができるのを確かめながら読むことはしんどすぎますので、さらっと、「きっとそうなるのだろう」と思いながら読むくらいです。
「でも要するに、運動物体の速さが速くなればなるほど、時間がかかる」ということがなんとなくわかれば、一応ついてこれている、という感じでしょうか。
最後のほうの章は、私も、よくわからないながら、なんとか、そのエッセンスだけ理解しようと思って、読んだ感じです。
わからなくても何となくわかってもらえればいいよ、という感じで仕方ないと思います。難しいです。
・ ひとつ気になったのは、たとえば、速度が単純な足し算にならない、運動する物体の長さが縮む等の点について、「ガリレオの世界」での記述です。
つまり、「ガリレオの世界」であっても厳密には、相対性理論によるこれらの現象は起こっているはずです。たとえば、「長さはわずかながら縮んでいる」はずです。ですが、「限りなく0に近いので、0と『みなして』まったく差し支えない。だから、ここでは、0として後の話を進める。」ということですね。
そういうことがyojiさんの説明でも要所要所で出てはくるのですが、さらに、ここは、毎回くどいくらいに「厳密には、ごくわずか縮んでいるけれど・・・」「厳密には、速度の和とごくわずか違っているけれど・・・」等と書いておいたほうが、かえって、読者の混乱が少ないと思います。
つまり、そのほうが、「世界はすべて相対性理論につつまれている」(本当は)ということを理解してもらえるとおもうのです。
そして、ガリレオの世界 と トムキンス・アインシュタインの世界で、 「違う現象が起こっている」というわけではなく、本当は「同じ現象」なのだけれど、ガリレオの世界では「0に限りなく近いものを便宜上0として計算している」だけなのだ、と考えるのが大事な点だとおもうからです。
読んだ記述でも十分私にはその趣旨がわかるのですが、ガリレオと トムキンス で違う計算をしていることの意味に混乱してしまう人がいるかもしれません(たとえば、○桁の四則計算をやるときでも、どこかの位に「0」がでてきたら、とたんうまくいかない子がいるように。それも、「別に変わったことはない」と考えて計算できれば間違えないのですが。)
とても面白く、わかりやすい本だと思います。
最後のほう、公式は私も確かめて追っていくことはできませんが、ぶりおくんときくこさんの会話が助けてくれます。あの会話が一応わかればOKということで、本当に、読者に優しい本だとおもいます。
(Yojiの返信から)
ダーライオン(dachan)さん
どうも,ありがとうございます。
細かい点までご指摘いただき,とても感謝しております。
いま,ざっと読んだところです。明日,ゆっくり確認しながら訂正を加えていきたいと思っています。
これまで,テキストは生徒にさせてみながら,いろいろ工夫を加えてきました。今回は, ダーライオン(dachan)さんらに読んでもらうことで,よくなってくるように,今,実感しています。本当にありがとうございます。
なお,また日記,ブログで使わせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
コメント,メールのブログ掲載について
相対性理論入門書、原稿のモニター募集
このムムグヮーシ、いつでも食べられるわけではありません。法事に出されるのです。お菓子屋さんで注文すると、法事でなければ売ってくれません。
清明祭を行いました。御墓の前でのピクニックです。ムムグヮーシを食べようと提案し、受け入れられました。妻は弟に買ってくるように依頼し、「清明で使うというと売ってくれないからね」と付け加えました。弟はそれを心得て行ったのですが、案の定、店員に何に使うのか尋ねられたのです。「頼まれただけなので知らない」と答え、買うことができました。
清明祭は、お祭りなのですね。法事ではない。でも僕らは気にしません。好きなものは好きな時に食べればいいという考えなのです。無事手に入れたムムグヮーシ、店員の話をおかずに、おいしくいただきました。
今朝の琉球新報の「声」に掲載されました。

(写真は,新聞には載っていないよ)
今度の日曜日 4月25日は 4.25県民大会です。会場は読谷村運動公園になっています。実はその読谷村運動公園は僕の塾であるセルフ塾のすぐ近くなのです。歩いて一分ほどで着きます。
下に地図を示しました。ポイントAがセルフ塾の場所です。その東側、地図で言うと右側に読谷村福祉センターが見えますね。そして勤労者体育センターが見えます。その南側が読谷村運動公園なのです。本当に歩いてすぐそこというのが分かると思います。ストリートビューで、セルフ塾の看板も見えます。
今度の県民大会は10万人規模だそうです。とても混雑すると思われます。僕の塾の周りも大変なことになるだろうと予想されます。読谷祭りの時も駐車がとてもとても大変なのです。その模様については以前ブログにも書きました。今回もすでに兄や妻の友人から駐車場を貸してほしいという依頼が来ています。
県民大会の模様がテレビで流されたら、この近くにセルフ塾があるんだと思いながら見て下さいね。そして、集会の群衆の中にぼくがいるはずです。見えないでしょうが。
大きな地図で見る
26人は、在籍中の63.4%にあたります。これは2009年度の中で最高です。よくがんばりました。2月は40.5%なので、22.9ポイントも多くなっています。
目立つのは,小学5年生と中学3年生です。小学5年生は在籍7人全員が3月は1日も欠席していません。いつも楽しそうに塾に来て,遊び,学んでいますが,楽しんでやっているので,休まないのですね。本当に楽しそうです。
中学3年生は,受験生としての自覚でしょうか。それもあり,全員が1次で合格できたのでしょう。ただ,中学3年生は受験を終わってあとは,代休が多く,出席すべき日数か少なかったせいもあいますね。
(小学部)
4年(0人/1人)
5年(7人/7人)石嶺 Kako・我如古Misaki・神谷 Kana・濱元 Riko・比嘉 Ayari・野々部 Shunya・長浜 Marin
6年(0人/1人)
(中学部)
1年(5人/9人) 伊波 Saika・国吉 Asuka・吉山 Siryu・濱元 Shin-ichiro・當山 Shuya・
2年(3人/10人) 仲宗根 Makoto・比嘉 Kanta・比嘉 Suzuka
3年(11人/13人) 新垣 Shoya・伊波 Ayaka・幸地 Yohei・知花 Yuta・比嘉 Shun・宮城 Ryota・大城 Kanako・桃原 Shoko・岸本 Wakaho・與古田 Rina・瀬名波 Yosuke
「ショッピングカートから教材の注文をしたのだが届いているだろうか」との問い合わせです。
僕は、注文があったらすぐに発送をするように心がけているので、ショッピングカートに来た注文はすべて出し終えたつもりでいました。
「調べてみます」と返事をして電話を切りました。そしてショッピングカートを調べてみると、確かに教材の注文があるのです。そしてぼくは発送をしていません。お電話をし「申し訳ありません。すぐに教材を発送いたします」とお答えしました。
そして、その後調べてみたのですが、メールが届いていないのです。ショッピングカートで注文した場合は僕のメールアドレスにその旨のメールが届くことになっています。それはこれまで何回も行われており、とてもうまくいっているつもりでいました。メールをチェックして、ショッピングカートから注文が届いていた場合にショッピングカートのページを開いて、詳しい情報をチェックして、そして教材を発送するのです。
もしかしたらショッピングカートに注文した他の人もメールが届いていないのではないかとチェックしてみたところ、他に3人もの方に教材を送っていないのです。かなり焦ってしまいました。
でも、ほっておくわけにはいきません。その人たちにすぐにメールを送りました。
「教材を送るの遅くなって申し訳ありません。これから送ってもいいでしょうか」とかきました。理由も簡単に添えました。
すぐに返事が返ってきました。叱責されても、また教材注文をキャンセルされても、弁明の余地もありません。覚悟していました。しかし、その方たちは温かく受け入れてくれました。そして昨日は塾が終わってすぐにこの方たちへの教材送付の準備をし、近くのコンビニエンスストアに預けてきました。わずかではありますが代金を少し安くさせていただきました。
さて、今後の対応です。
ショッピングカートまでは注文が届いていても、それがメールになって僕のメールアドレスにメールが送られてくるということを過信してはいけないと思いました。だから今後は少なくとも1日に一度はショッピングカートをチェックするように心がけます。
そして、注文なさった方への自動返信メールには、「少なくとも 5日以内に教材が届かない場合には5連絡ください」ということを添えたいと思います。
明日,4月20日(火曜日)は,スペシャルオフで,塾は休みです。
今年入塾した人のために,少し付け加えます。セルフ塾は月曜日から金曜日まで毎日学習ですが,月に1日は,楽しみとして休みを入れました。それが「スペシャルオフ(特別休暇)」です。毎月第3火曜日です。ただし,定期テストなどのために,ずらすことがよくありますので,ご注意を。そういう場合は,生徒にも伝えますし,セルフニュースでもお知らせします。また,メールでも。
その一つは習いに来たときの答えです。
新人は間違えたものをすべて消してからやってくるのです。旧人はちゃんと間違えた答えを残してやってきます。
僕は新人に、消されたところをもう一度書いてごらんといます。間違えていていいから、と。
数学の計算過程、また英語の英作文などです。
僕は、彼らに次のように付け加えます。
僕はあなたにあった教え方をするつもりだ。それにはあなたがどのように間違えたのかはわからないといけない。全部消してしまったら、あなたがどのように考えていたのか、そして、どのような間違いをしたのかはわからない。だから消してきてはいけないんだよ。間違えた答えを持って来て、これのどこが間違えているのかみてください、というつもりで習いに来るように。間違いを見たら、その間違えたところがわかるように、ちゃんと丁寧に教えるつもりだ。
セルフ塾は、自己学習の塾です。そして学習の援助をしますが、それぞれの子供に合わせた援助を行うようにしているのです。間違えたところの指導も、このようにその子にあった教え方をするように心がけています。真っ白な状態からやり方を一つ一つを一緒にやるというわけではなく、いったんは自分で考えて、そして答えを出した。しかし、それがバツになっていたら、そのどこか間違えているのかを指摘されることによりやり方がきちっと身に付くようになるのです。間違い方も子どもによって全く違うのです。それがそれぞれの子どもにあった学習の仕方だと思っています。
「aとbの和は9以上である、不等号を用いて表しなさい」というような問題です。
その時に強調したのが「以上、以下の『以』は、イコール(=)の『イ』だよ」ということでした。
「aとbの和は9以上である」というとき、「aとbの和」が、a+bであることをなんとか導き、それが9より大きいことはまあ分かりました。その時に=をつけるべきなのか付けないつけたらいけないのかに迷うようです。
だから「以上、以下の『以』は、イコール(=)の『イ』だよ」と強調したのです。
そして、「『より大きい』『より小さい』では イコール(=)の『イ』はないからその時にはつけないんだよということ。『未満』 =はつけないということを付け加えました。
電流計も電圧計も電源のプラスの方に +単子を、マイナスの方に-端子をつなぐと覚えています。それはしっかりわかっているようです。
回路で、電流計、電圧計をつなぐる問題です。
最初に電流計をつなぎました。電源のプラスの方に +端子、そしてマイナスの方に-端子。これはきれいにできています。問題は次です。電圧計をどのようにつなぐのかというところです。いったん電流計につないだものですから、電流計のマイナス端子から出たものを電圧計のマイナス端子につないでしまっているのです。
するともちろんバツになります。それで混乱してやってきたのです。
+端子はプラスに、-端子はマイナスということで記憶しているから間違ってしまったのです。
電流の向きで考えるべきなのです。
電流計が電流がやって来る方に +端子をつなぎ、電流が出て行く方に-端子をつなぐということで理解すれば、そういう混乱はなくなります。
先の問題で、電流計を間につないでも、それは、電流の向きで考えれば大丈夫です。電源のプラスから電流が流れてきます。そして電流計の+端子に入り、-端子から出てきます。電流の向きは変わりません。だから電流がやって来る方に +端子をつなぎ、電流が出て行く方に-端子をつなぐということで理解すればこの問題は大丈夫なのです。
この説明にYukikoさんも納得したようでした。
「方程式はてんびんだよ」を何度も強調しました。
x+3=6
いま,x+3 と 6 はつりあっている。
(両手をてんびんのようにして,水平にする)
てんびんの左側を x だけにしたい。この3をとればいいね。でも,3を取ったらてんびんはつりあわなくなる。天秤は傾いてしまう。
(ぼくの右手,生徒から見て左側が下がるようにする)
天秤が釣り合うようにするには,どうすればいい?
>>>右からも3を取ればいい
そう右から3を取る。すると, x+3-3 と 6-3
はつりあうよね。(両手をつりあったように水平にする)
だからx=3 になる。
このように方程式はてんびんだ。つりあうようにするには,左側と右側に同じようなことをすればいいんだ。そして,てんびんの片側がxだけのものにする。いいかな。
3x=15
3xというのは,xが3つある,ということだ。(タイルで図示。)
(タイル図をブログに描くのは大変なので x,x,x とします。)
(x,x,x) と 15 がつりあっている。
どうすれば,片方をxだけにできる?
(簡単ではありませんが, なんとか3で割るというのを導きました)
そう3xを3で割ればいい,片方を3で割ったら,またてんびんが傾いてしまうね。(両手てんびんを傾ける)
どうすればいい?
>>>こっちも(15をさして)3で割ればいい
そう,すると3x/3=15/3 このように天秤の両側を同じようにする。
だからx=5
分かったかな?
x+3=15
では,両辺から3を取ればいいね。そうするとてんびんは釣り合う。
x+3-3=15-3
そう考えていいんだけど,慣れてくるとこれは3がイコールを超えて反対側に来る。だけど符号が変わるっていうことにすればいい。これを移項という。
ということで移項を説明します。中2なので「移項」という言葉はよく知っていますが,なぜそうするかはよく分かっていないようです。天秤の両側に同じ操作をするということから移項が出てくることを強調します。
この4月の入塾生,2年生が多いです。そして,その多くが1年の数学でつまずいています。プラスマイナスの計算が出来ないのです。その説明が中心になってしまいます。
「マイナスを引くとき,まずたし算に直す。引き算をたし算に直すと,その後ろの符号が変わる。マイナスはプラスになる,いいね」
2年生です。1年の範囲ですから,当然このくらいの説明で分かって欲しい。でも,まったく初めて聞いたという表情をしています。
>> なぜ,「マイナスの引き算」をたし算に直すと,「プラス」のなるの?
それが納得できないのです。まあ,仕方ありません。
あなたにぼくが,3万円あげたとするね。あなたは3万円もらった。プラス3万円を足したということになる。うれしいね,あなたは。そうだろう。
>>>うん
では,次に,あなたはぼくに3万円借金があるとしよう。いいね。マイナス3万円をあなたはもっているということだ。そのマイナス3万円をぼくが取ったとしよう。3万円の借金をなくしたということ,マイナス3万円を引いたということだ。
今度もうれしいね。プラス3万円をもらったときのようにうれしいだろう。得としたんだよね。
だから,マイナス3万円を取ることとプラス3万円をもらうことは同じだ。
マイナス3万円を引くこととプラス3万円を足すことは同じだ。
いいかな?
>>分かった
まあ,一応分かったようです。
ダーライオン(dachan)さん,本当にありがとうございます。
いろいろ,細かい点について,ご指摘,そして提案がありました。こんなに細かいことは期待していなかったので,とても喜んでいます。貴重で,ありがたい提案などでした。
細かい点は,ここにふさわしくないので,感想の部分を掲載致します。
原稿、半分まで読ませていただきました。
感想等を下に述べます。
・ 全体。
すごくいいです。力作ですし、構成も工夫されていて判り易い。
私も、よくわかる相対性理論、みたいな本を読んだことがありますが、yojiさんの本は、たとえが豊富ですし、オリジナリティがあります。
Ⅵページ 2行目の記述。「ただし、じっくりと考えることのできる中学生です。」は、少し気になります。
やはり、多くの人に手にとってもらいたいので、たとえば、
「特別に理科や数学が得意なわけではない中学生でも理解できますが、ときどき、じっくり立ち止まって考えるようにしてもらえば、この本をしっかり理解してもらえるとおもいます。」 といった表現にしてはいかがでしょうか?
「藪の中」のたとえ、goodだとおもいます。私もこの小説好きです。弁護士業を通じても、「藪の中」のあらわす真理のようなもの、よく感じます。
鏡の竜宮中学のはなし、とても面白いです。
原稿読者モニター,まだ募集中です。これまで相対性理論の入門書を読んだが,よく理解できなかった人に,ぜひ読んでもらいたいです。
ダーライオン(dachan)さんの文にもありますが,ぼくの原稿は,理科や数学が苦手でも,ちょっと立ち止まって考えてくれる人であれば理解できると思っています。
とても簡単な感想でいいです。ここの部分が分かりにくかった,というようなことで構いません。それを分かりやすいように工夫して,いいものにしていきたいと思いますので。
ご協力,よろしくお願い致します。
相対性理論入門書、原稿のモニター募集
コメント,メールのブログ掲載について
以前からいる生徒は,すっかり慣れたもので,質問のあるなしにかかわらず,塾に来たら名前を記入しています。そして,名前が呼ばれたときに,もし質問がなければ,「パス」と言えばいいのです。また,現段階では質問がないが,後で出てくるかもしれない場合には「下に」と答えます。「下に名前を書いてください」という意味になります。
さて,4月に入塾した生徒たち(新人)です。オリエンテーションでもそのことは説明してあります。また,学習が始まってからも説明し,声をかけました。先輩塾生である旧人(同学年でもセルフ塾では先輩になる生徒)が,名前を呼ばれて教えてもらっている姿を見ています。
でも,名前を書くことができないのです。まだ,セルフ塾に慣れていないのですね。これは毎年のことです。恥ずかしいのでしょうか。ぼくは内向的な性格ですから,よく分かります。初めてのことは躊躇します。
難しい問題にぶつかって,四苦八苦しているのですが,名前を記入することができないのです。
もちろん,新人の中にも名前を記入している子もいます。性格もあるでしょう。でも,それよりも先輩塾生である友人の言葉かけが大きいようです。友人に,名前を書いていたほうがいいよ,とアドバイスされたら書く傾向が高くなります。
でも,そう先輩塾生に言われても書かない生徒が多いです。
それで,ぼくは,きのう大きな声で呼びかけました。
「新人さん」これだけでは聞いてくれません。
名簿を見ながら,新入塾生の名前を一人ひとり呼び上げました。そして,
「新人は,とにかくみんな来て,予約表に名前を書きなさい。」
みんなやってきました。そして,名前を書いて席にもどっていきました。
ぼくは,順序よく名前を呼びます。
すると,やってくるのですね。それまでは名前を書いていない生徒もやってくるのです。名前を書くという一つのハードルを無理に越えさせられたので,次のハードル(習いに来る)というのはなんとか乗り越えたのです。
そして,習って分かったら,またやってくることができるのです。
それでも中には,「パス」という生徒もいます。
その中に学力の劣る生徒がいます。チェック係からの話でぼくらも分かります。
そういう生徒は「パス」をそのままは許しません。「見てみたいから,数学と英語を持っておいで」と言って,無理矢理にでも来させます。
そして,見てみると,やはりひどいです。間違いが多い。そして,自分でできそうにありません。いっしょにひとつ一つ解いていきます。そうする中で,習うというハードルも乗り越えていけるように感じます。習ってすすめた方がいいんだと分かるのですね。
漢検の前,2週間は漢検対策をします。過去問題を解かせるのです。そこで,分からない字については,漢字辞典でちゃんと調べるように指示します。
さて,もうだいぶ前,漢検対策をはじめたころです。
漢字辞典を調べて書いたが,×になった,と言ってくる子がいました。
そんなことはないだろう,と確かめてみたら,生徒の言っていることが正しいのです。
例えば,干潟の「潟」です。「臼」の部分。それを漢字辞典にある筆順と解答が異なるのです。最初のころはぼくも混乱しました。
しかし,そのうちに分かったのです。筆順や画数に絶対はないのです。そして,漢検は,漢検協会の出している辞典の通りでないと不正解になるということが,
さて,「潟」の「臼」の部分
旺文社小学新漢字辞典では,周りを書いてから中を入れていきます。
漢検常用漢字辞典では,左側を書いてから右側を書きます。
つまり,
「臼」の,1画目「ノ」,2画目「|」まではいいです。
3画目,旺文社小学新漢字辞典では,右側の「7」に行きます。
それが,漢検常用漢字辞典では,左の真ん中の「一」に行くのです。
漢字辞典によって筆順が異なるのです。だから,漢字辞典を調べて問題を解いても間違いということになります。
また,「離」の総画数は,旺文社のものが「19」,漢検のものが「18」です。
辞典によって異なる筆順,画数の問題は出さないで欲しいのですが,実際に出てきます。
辞典によって異なるのは,それほど多くはないのですが,しかたありません。
いまは漢検常用漢字辞典もそろえて,漢字の練習はそれでさせています。
熟語の数では,旺文社のものが多いので,ふだんの学習ではそれを使ったほうがいいです。しかし,漢検の勉強となると,漢検の辞典が必要になるのです。
統一して欲しいですね。または,漢検では,辞典によって異なる場合,どちらでも正解にするくらいの寛容な心が欲しいです。そうすると,自社の辞典が売れなくなるでしょうが。
旺文社の方が,「漢検にも対応」のようなことで,筆順を合わせればもっと売れるようになるかもしれません。