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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

なぜ,英単語の日本語訳にこだわるのか
 この間、英単語の日本語訳にこだわっている記事をいくつか書いてきました。

big:おっきい large:大きい
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-1643.html

littleは「ちっちゃい」、 smallは「小さい」

playは「楽しんでする」

make は 「作り上げる」

 この記事では、なぜそんなにこだわるのかを書いてみます。

 正直にいえば、一つはこちらの都合です。

 僕の英語のテキストの練習問題はほとんどが日本語を英語に訳す問題です。

 自然な日本語を英語に訳すというのは、かなり高度な難しい問題になります。生徒にとっても負担です。

 そしてその上に、解答の英文がいくつも考えられるのです。一つの日本文に対して一つの英語の文ということはほとんどありえません。別の解答があるということになります。

 そうすると、それが正しいかどうかという判断というのはかなり英語力がないとできません。

 たとえば、日本語の「見る」に対応する英語には、see, look, watch,が考えられます。

 どれを使ってもいい場合がありますし、区別しなければいけないこともあります。

 「テレビを見る」という日本語を英語にした場合、ある生徒は、 see TV 、別の生徒は watch TV 、また別の生徒は look TV と書いたとします。

 そのどれが正しいかどうか判断するのはかなり高度な英語力が必要になってくるのです。

 私どもで Check係を別に用意してお願いしていますが、その人たちがその訳された英語の文が正しいかどうか一つ一つ判断する英語力はほとんどありません。ぼくも十分にはできません。

 だから、与えた日本語で一つの英語の文ができるようにいろいろ工夫しているわけです。

 先ほどの「みる」という場合に、漢字で区別しています。seeは「見る」、watchは「観る」、lookは「視る」といったふうに区別します。

 それをテキスト付録の和英単語表で調べたら、一対一対応になっているので、一つの決まった英語ができるというわけです。だからぼくの英語の本では、「テレビを観る」は、watch TV にしないと×になります。(see TVというのも使われているようですが、×になるのです)

 さて、こちらの都合というのが結構大きいのですが、それは学習している者にとってもそんなに悪いことではないと思っています。

 先ほどの「見る」という場合、英語でなぜこのように三つの言葉があるのかというとそれぞれに役割が違うからです。

 また、「見る」「観る」「視る」もちがった使われ方をします。それがsee, watch, look にけっこう近い使われ方なのです。いまは日本語では、すべて「見る」でよしとされますが、本来異なるのです。

 このように、英語の単語の違いを日本語である程度分かるように工夫をしているのです。

 「~していただけませんか」のような依頼文に対して、「もちろんいいよ」という返答には Sure, Certainly. が考えられ、ほとんど同じ意味だそうです。そうすると、Sureを覚えた生徒はCertainly.を使わないのです。

 ぼくとしてはどちらも覚えさせたいのですね。

 それで、Sureは「確かに、いいですとも」 Certainly. は「かしこまりました」と区別しました。

 だから僕はできるだけ本質に迫った日本語訳をするように心がけているのです。

 学習する者はその日本語と対応させて英語の単語を覚えることにより、本質的な学習もできるのではないかと期待しています。

 そのためには、それぞれの英単語が持っている基本的な意味は何なのかを、いろいろ調べてそれに対応するような日本語訳を心掛けています。

 そうすることにより、自然な日本語というものは損なわれます。そこはもう仕方のないことだと思っています。

 自然な日本語というのは犠牲にして、英語の力をつけることに力を入れているのです。

 自然な日本語は「国語」の力をつけることによって身につけていけるはずです。そのためにたくさん日本語の読書が必要になります。
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