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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

昔の人が天体をよく知っていたのは当然
 中学生と話をしてると、彼らが天体に対する知識がまったくないことに、あきれてしまいます。

 春分、秋分の日とは何なのか、まったく知りません。もちろん、夏至、冬至に対する知識もありません。太陽が西の空に沈んで後しばらくは空が明るいことも知りません。夏の日は太陽が高い位置を進み、冬になると低い位置にあることも知りません。
 最悪は、太陽が東の空から上ることさえ知らないのです。

 僕も中学生のころはそうだったのかもしれません。でも、僕にとってすっかり常識になっているこれらの知識を、彼らが全く持っていないことにあきれてしまうのです。

 それに比べると 太古の人々の天体に対する知識は驚異的です。

 南米、中国、エジプトなどの遺跡からは、彼らが夏至、冬至、春分、秋分についてとても詳しい知識を持っていたことがわかります。太陽の動きも実によく知っていたようです。北極星については、世界中の人々にとって、常識だったのでしょう。

 それで少し考えてみました。

 太古の人々が天体について知識が豊富だったのは当たり前のことかもしれません。

 昔は電灯がありませんでした。たき火はあったでしょう。今は夜になっても昼のような生活ができますが、彼らにはできなかったはずです。

 太陽が西の空に沈みかけると、ああ夜になるんだ、ということで、それを注意深く感じ取っています。

 そして夜になると、星が光ります。テレビもゲームもありません。光のない世界です。読書をすることもできません。もちろん、本もなかったのです。

 だから、することといえばと星空を見上げることだけだったのです。

 すると、その中の賢い人が星が一定の速さで運動していることに気付いたのでしょう。そして北の空を見上げるとまったく動かない星があったのです。

 それをみつけた彼は、まわりの人に教えてあげました。そういうふうにして、天体の知識がついて豊富になっていったのだと考えられます。それにしても惑星を見分けたことは驚異的です。

 それ比べると、現在は星空を見上げることはまったくなくなりました。

 太古の昔の人々は時間を計るのは、太陽や星の動きだったのでしょう。太陽が東の空から昇ると朝になり、高い位置にきたら昼、そして西に沈む頃は夕方で、沈んで暗くなったら夜です。

 しかし現在の人々はそれを全く無視して、時計によって時間を知るようになったのです。

 夏の日、まだまだ明るくても 午後6時、冬の日、すっかり暗くても午後6時です。明るいか、暗いかと時間はまったく別物になったのです。

 太古の人々にとっての季節は、天体の運動と密接な関係にありました。

 しかし、現在の人々の季節はカレンダーなのです。天体の動きはまったく無視です。

 夜になっても昼と同じような活動ができます。テレビも見ることができるし、本を読むことも不自由なくできます。ゲームも楽しめます。太陽の動きと、昼夜の関係はまったくなくなりました。

 方位は羅針盤で知ることができます。北極星なんて知らなくても平気。また、ふつう生活の中で方位を知る必要などまったく感じません。中学生はどこが東なのかまったく知りません。

 星空を見上げることしかできなかった太古の人々とまったく違った生活をしているのです。

 私達は天体についての知識がなくても なんの不自由もありません。

 そう考えると、中学生の天体に対する無知さも理解できます。

 便利になることで失うことがあることの一つの事例です。でも、その便利さを捨てることはできません。太古の生活にもどることはできません。

 しかし、それをそのままにするのではなく、やはり天体の知識を持たせるためにいろいろ教えていかなければいけないのでしょう。そして、生活の中で天体に関心をもたせる努力も必要でしょう。
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