FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

中野昌彦著「ペリーを訪ねて」
 中野昌彦著「ペリーを訪ねて」を読んでいます。面白い、興味深い本です。



 でも、琉球、沖縄については全くありません。全くないと言ったら語弊があるかもしれません。

 日本でのことを書きながら、それに関連して琉球が出てくることはあります。

 しかし、琉球でペリー提督がどのようにしたのかについての記述は、基本的ににありません。

 ペリー提督一行は浦賀に来る前後に琉球に訪れています。そして琉米修好条約をむすんでいます。

 琉球のあちこちを回って調査をしています。絵画もいくつもあります。僕の住んでいる読谷村にも訪れています。そのあたりのことが書かれているかと思って、期待していたのですが全くありません。

 ペリー提督の米国での状態などは結構詳しく書いているのですが 、琉球について書かれていなくていないのは残念です。

 あのころ琉球は日本ではないので、日本から離れたら外国に行っているということで、日本とは関係ないということなのでしょう。そういう意味では仕方のないことだと思われます。

 さて面白い箇所があるので引用します。

 3月31日に条約が調印されると、今度は日本側が饗宴を催した。(中略)

 ウイリアムスにとっては、がっかりする料理だったらしい。沖縄でふるまわれた料理の方がはるかに良かったし、おそらく江戸ならもっとおいしかっただろうし、神奈川でさえもっとよいものが出ただろうと書いている。

 『ペリー遠征記』にも、親切に心をこめた接待はよくわかったが、料理は沖縄の方がよかったと書いているから、だいぶ期待外れだったようだ。



 僕も、本土に住み始めたころは日本の料理があっさりしすぎて物足りないという感じを持ちました。

 沖縄の料理は中国料理に近いと思います。豚肉も出てきます。そういう意味ではアメリカの人の口にあったのではないでしょうか。
スポンサーサイト




前提となる知識
rinkaanさんから、コメントをいただきました。ありがとうございます。


24の瞳
こんばんは。

いま、1954年の映画、高峯秀子主演の「24の瞳」を見終わりました。木下けいすけの名作として知られていますが、現代の若者には通じにくい作品だと感じました。大人が分析的に見るには面白かったのですが。貧困、軍国主義化、国民唱歌のなつかしさなどを前提に、昭和の30年を振り返る映画なので、ちょっとダメなのです。

こんど、ぶろくに詳しく書きます。

yojiさんは、どうして伊豆の踊子を選んだのでしょうか?



 小説や映画を観賞するには、その前提となる知識が必要なことがあります。

 セルフ塾では、星新一の「おーい、出てこい」を取り入れています。星新一の作品は子供たちにとても好評です。

 さて、その中に「最後の地球人」というのがあります。その作品は聖書の「創世記」の話を前提に書いてあります。

 この世の中が、神様の「光あれ」というセリフで始まります。そして、この世の中がどんどんつくられて、そして現在に至っています。それの逆バージョンの話を星新一は書いているのです。映画でフイルムを逆回しにした感じで話しが進んでいきます。

 だから、創世記の知識がなければ、この話しは読んでも面白さは半減以下でしょう。

星新一著「最後の地球人」

 rinkaanさんがご指摘のように、前提となる知識がなければ面白さというのはわからないものです。

 僕が「伊豆の踊り子」を選んだ理由をかきます。

 読書は、第一に読書が好きになってほしいからさせています。

 それで、何を読ませるか僕が選ぶ時には、まず読書の面白さが子供に伝わる本を優先的に選んでいます。

 それぞれの子供の読み取り力を僕が判断し、この子ならこのくらいの話しは読み取れるはずだ、そして面白さもわかってくれるのではないかという気持ちでまず本を与えます(偏見と独断)。

 だから子供によって本が違うことがよくあります。
 本のおもしろさと第一としたら、「ずっこけ三人組」「きまぐれロボット」「日本のむかし話」「おおどろぼうホッツェンプロッツ」などはいいですね。

 さて、その次に少し欲が出てしまいます。

 教育的観点から本を選んでしまうことがあるのです。そういう本は読解力のある生徒に与えています。

 川端康成は、日本で初めてノーベル文学賞をとった、日本を代表する作家だから読ませたいな、ということで、「伊豆の踊り子」を選んだのです。

 また聖書の知識もあったら今後いろいろいいだろうなと思って「聖書物語」を選びます。

 「ぼっちゃん」は夏目漱石の代表的な作品で、日本文学では避けられないな、ということで取り上げました。

 文豪夏目漱石を選んだら、もう一人の文豪森鴎外も加えたいなということで「山椒大夫」も加えました。

 そのほかは、トルストイ「イワンのばか」、芥川龍之介、寺田寅彦などを読ますこともあります。

 読書の面白さを知ってもらうという点を第一に考えるなら、川端康成の「伊豆の踊り子」はいい作品とは言えないでしょうね。

 しかし、読書の面白さは分かった段階に進んだ子には悪くないと思っています。少し背伸びをして挑戦させてみるのです。

 先に書いたように、前提になる知識がないために、その小説を読み取ることができないということもあります。

 できれば、うまい具合にプログラムされて、前提となる知識を得てから、それぞれの小説を読んだ方がいいでしょう。でも現実にはうまい具合にいきません。

 僕ら大人もそうですが、小説を読んでいる時にわからないことが出てきて、それについてまた別で学んだり、てきとうに読み流したりしています。年をとってから、若いころに読んだ小説の深い意味を知るということもあります。

 それはそれでいいと思います。不十分ながらでも若いころに多くの作品を読んでみるのも悪くはないのではと考えています。

 rinkaanさんのコメントにある映画「24の瞳」。

 貧困、軍国主義化について知らなければ映画の意味が理解できないでしょうね。でも、「24の瞳」を見る中で、貧困、軍国主義化について考えるきっかけになるということはないでしょうか。
 rinkaanさんのブログを楽しみにしています。

 まとまりのない文になってしまいました。そのうち、もっと整理して書きなおしてみたいと思います。

 いろいろ考えさせて下さって、rinkaanさんのコメントには感謝しております。
 ありがとうございます。

コメント,メールのブログ掲載について


Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.