パーソナルコンピュータが普及し、そのワープロ機能がとても発達しています。
ワープロ機能があるために、漢字が簡単に出せるようになりました。
去年決められた常用漢字も、コンピュータのワープロ機能によって漢字が簡単に書けるために、かなりの数の漢字が増えたそうです。
「憂鬱」の「鬱」も今度加わったとのこと。
憂鬱の「鬱」を見ると、憂鬱になるという人がいました。たしかにそうです。
この字を僕が鉛筆で書けと言われたら絶対に書けません。でも、このようにコンピュータだと簡単に出してくれるのです。
となると、漢字を書く力というのはそれほど必要でなくなります。
ところが、その漢字が適切なものなのかという、見分ける力が、これからは必要になります。
平成22年度の沖縄県立高校入試問題国語に、次のようなものが出されました。
「尋ねたく」を「訪ねたく」に、「照会する」を「紹介する」に変えなければいけません。
とても面白い問題だと思います。
これからは、このような漢字変換の間違いを見つけ切れる能力が必要だと思うのです。
これは結構高度な漢字力です。
漢字検定試験にも、このような漢字の間違い直しが出題されます。
生徒たちにとっては難しいようで、何度やっても正解にならないよ、と言いながら習いに来ることがよくあります。
だから、これからはこのような適切な漢字の見分ける力をつける教育が必要になるでしょう。
しかし、これからコンピュータがもっと発達すると、そういう力も必要でなくなるかもしれません。
この文脈ではこの漢字だ、とコンピュータが自分で判断して、適切な漢字を出してくれるようになるかも知れないのです。
今でも簡単な単語は打ち間違えるとコンピュータが知らせてくれます。
例えば「かたずける」とキーで打っても「片ずける」ではないですよ、と間違えているというのを教えてくれるのです。
だから、それほど遠くない将来において、適切な漢字もコンピュータが教えるようになるのかもしれません。
そして人間はどんどんバカになっていくのでしょう。
ワープロ機能があるために、漢字が簡単に出せるようになりました。
去年決められた常用漢字も、コンピュータのワープロ機能によって漢字が簡単に書けるために、かなりの数の漢字が増えたそうです。
「憂鬱」の「鬱」も今度加わったとのこと。
憂鬱の「鬱」を見ると、憂鬱になるという人がいました。たしかにそうです。
この字を僕が鉛筆で書けと言われたら絶対に書けません。でも、このようにコンピュータだと簡単に出してくれるのです。
となると、漢字を書く力というのはそれほど必要でなくなります。
ところが、その漢字が適切なものなのかという、見分ける力が、これからは必要になります。
平成22年度の沖縄県立高校入試問題国語に、次のようなものが出されました。
沖縄の中学生が観光についての意見文をワープロで作成しましたが、漢字変換に2カ所の間違いがありました。①前半2行から1か所、②後半2行から1か所ずつ探し、それぞれ正しい漢字に直しなさい。
沖縄観光で最近注目されているのが「体験型」の観光です。一度
来県したが飽きたというのではなく、もう一度尋ねたくなる観光地
を目指した、良い取り組みだと私は思います。また、「体験型」観光は、
地域文化を積極的に県外に照会するよい機会にもなっています。
「尋ねたく」を「訪ねたく」に、「照会する」を「紹介する」に変えなければいけません。
とても面白い問題だと思います。
これからは、このような漢字変換の間違いを見つけ切れる能力が必要だと思うのです。
これは結構高度な漢字力です。
漢字検定試験にも、このような漢字の間違い直しが出題されます。
生徒たちにとっては難しいようで、何度やっても正解にならないよ、と言いながら習いに来ることがよくあります。
だから、これからはこのような適切な漢字の見分ける力をつける教育が必要になるでしょう。
しかし、これからコンピュータがもっと発達すると、そういう力も必要でなくなるかもしれません。
この文脈ではこの漢字だ、とコンピュータが自分で判断して、適切な漢字を出してくれるようになるかも知れないのです。
今でも簡単な単語は打ち間違えるとコンピュータが知らせてくれます。
例えば「かたずける」とキーで打っても「片ずける」ではないですよ、と間違えているというのを教えてくれるのです。
だから、それほど遠くない将来において、適切な漢字もコンピュータが教えるようになるのかもしれません。
そして人間はどんどんバカになっていくのでしょう。
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