謡曲「忠信」と花矢倉
謡曲「忠信」は、義経が吉野山脱出の折の、忠信の勇壮の様を描いた曲である。
頼朝と不和になり、都落ちして吉野に忍んでいた源義経を、この山の僧兵が今夜夜討ちにするとの情報を得たので、佐藤忠信とその郎党が留まって防矢することになり、義経主従は山を落ち延びた。
義経の鎧を身につけた忠信は、高櫓に上って襲いかかる敵を射散らし、空腹を切って谷に飛び下り、なおも追いすがる僧兵を斬り払い、九死に一生を得て蝶鳥の如く逃げのびたのであった。
現在この花矢倉は桜の名所であるが、防戦には格好の地形で、忠信が敵将横川覚範を打ちとったといわれるのはここである。 謡曲史跡保存会
そこに行った時のアルバムを整理しています。
説明板の文をネットで探したのですがなかったので、写真を見て書き出しました。

僕の原稿は、自分ではそれなりによくできていると思っているのですが、まだ出版への見通しは立っていません。それで、モニターはまだ募集中です。
読んでいただく読んでいただける方がいらっしゃいましたら、連絡ください。
相対性理論入門書、原稿のモニター募集
仲松先生
相対性理論の原稿を読みました。
100%とまではいかないにしろ、良く解りました。
私の理解力の問題だと思いますが、あとひといき、という感じです。
細かく分けて説明されている事が、私には少し理解しづらいものでした(すいません!)。
細切れにされた項目を、最後に自ら組み立てて全体像を見る作業が難しかったです。
たとえ話の中にも、解りやすいものと、混乱するものがありました。
ただ、何度か読めば、より理解出来るものと思います。
ガリレオの世界でのボールを、アインシュタインの世界で光に置き換える際に、光の性質を少し説明しても良かったかな、と感じました。
ボールは質量のある物質ですが、光は、量子論的にはふたつの性質を持つものであり、慣性の影響を受けない、という様な…。
トムキンスの世界は、とても面白かったです。
これは、「もしも光が遅く進んだら」というたとえ話ですが、逆に、「もしも光より速く飛べたなら」などのたとえ話を創っても面白そうだと思いました。
「藪の中」を読んで、思い出した事がありました。
小さい頃、私が友達にして見せた、ある種の詭弁です(笑)。
友達を集め、私は堂々と言いました。
「今から、宇宙の全てを動かします」
友達の見守る中で、私はクルリとターンし、360度回転しました。
「たった今、私を中心に宇宙が回りました」
当然大ブーイングです。
しかし、私を中心に宇宙の方が回ったのではなく、私が回った事を証明できる者は居ませんでした。
この他にも、「地球を持ち上げる」と言って逆立ちしたりしました(笑)。
基準が変わると、見方が変わる極端な例ですね。
時間が遅れる、長さが縮む…なども、少し強引なほど極端な例を持ち出すのも、イメージしやすい方法のひとつではないかと思います。
とりとめのない文章で申し訳ありません(泣)。
先生には、「なんと的外れな…」と笑われるかもしれません。
でも、この原稿は、私に「相対性理論」を一番正確にイメージさせてくれるものには違いありません。
有り難うございました。
冴島さま
感想、ありがとうございます。
正直、こんな短期間で読み上げたことにびっくりしました。
> 細かく分けて説明されている事が、私には少し理解しづらいものでした(すいません!)。
こちらこそ、すみません。細かく分けて段階を踏むという感じでやったのですが、全体像までは描くことができていませんね。
冴島さんは、相対論についてだいぶ知っているのですね。
光がふたつの性質を持つというのは、一般のひとは知らないでしょう。
また、「今から、宇宙の全てを動かします」というのも。確かに知らない人が聞くとまったく理解してくれないでしょうね。お父さんに教わったのでしょうか。
> 先生には、「なんと的外れな…」と笑われるかもしれません。
いえいえ、とても的を射た感想です。
> でも、この原稿は、私に「相対性理論」を一番正確にイメージさせてくれるものには違いありません。
そう言ってもらえると、とてもうれしいです。どうもありがとうございます。
仲松先生
実は、頂いた原稿を読み上げたのは二日間なのです。
面白くて止まりませんでした。
相対性理論の予備知識は、そんなにありません。何となく、ぼんやり解っている程度でした。
光については、ずっと不思議だったので色々調べてきた結果です。
小さい時の私は何にでも疑問を抱いていた為、よく父親がヒントを与えてくれました。
今の仲松先生の様に、たとえ話をしてくれたり、実演してくれたり、絵に描いてくれたりしました。
例えば、三角形の二辺は、残りの一辺と同じ長さになる…、永遠に的に当たらない矢…などの詭弁を、おもしろおかしく教えてくれました。
宇宙を動かします!と言ったのは、私のオリジナルです(笑)。
宇宙には上下左右も無く、基準にするものが無いではないか!と思ったからです。
私の記憶の中で、一番衝撃的だったのは、映画「スーパーマン」を観に行った時です(ご覧になった事がありますでしょうか?)。
スーパーマンが、地球の周りをぐるぐる飛ぶシーンがあります。
自転とは逆の方向に、光より遥かに速く飛びました。
地球は逆回転しましたが、時間まで逆戻りしたのです。
不思議でした。
うちに帰り、父親に問いました。
「地球が逆回転したのはわかるけど、時間まで戻るのはおかしくない?」
その時、父親は定規を用いて説明しました。
スーパーマンの飛ぶ速度が、速ければ速いほど0秒に近くなる事、そしてついには0秒になる事、更にはマイナスの時間になる事を知りました。
定規の右と左が+と-を指し示していました。
先生の教え方に似ていませんか?
私が先生の教え方に共感したり、感動したりするのは、この様に「なぜそうなるか」を教えてくれる存在だからかもしれません。
もし先生にお会いして、勉強を教えて貰ったらとても面白いだろうなあと思います。
これから息子も、正の数、負の数を習います。 理解できなかった場合は、私もかつての父親の様に、あるいは先生の様に、当人が「わかった!」と感動出来る教え方をしたいです(ヘレン・ケラーが「水」と叫んだ時の様に!)。
またも長々と書き連ねてしまいました。
勿論、返信不要です。
サラッと受け流して下さいね(笑)。
勉強って、いくつになっても楽しいですね(^-^)
すばらしいお父さんですね。僕は子どもが出来なかったのですが、このような感じで子どもに接していければと思っています。
永遠に的に当たらない矢は知っていますが、
三角形の二辺は、残りの一辺と同じ長さになる…という詭弁は知りませんね。
スーパーマンが地球を逆回転させるシーンはとてもよく覚えています。それとともに時間もさかのぼるというのも面白いです。
光よりも速く動くことも、時間がさかのぼることも実際にはありえないのでしょうが、光より速く動くことを仮定すると、色々と楽しいことが起るものでしょう。
どのようなお父さんの説明だったのか僕も聞いてみたかったです。
宇宙を動かします、は冴島さんのオリジナルですか。
そういう発想ができるというのは素晴らしいことですね。