塾が終わって午後11時ごろです。
リクライニングチェアーに横たわって、休んでいるときです。
Kyokoが台所のドアを開けて僕に声をかけました。
「ちょっと来てほしい。生徒が何か変なものがある、と言っているから。懐中電灯を持って」と。
それで、僕は懐中電灯を持って外に出ました。
塾の向かい側のわき道に何かがあるというのです。僕は、塾で飼っている猫が交通事故にでもあったのかと心配しながら歩いて行きました。
そして指さされたところ懐中電灯で照らすと、人が倒れているのです。女性です。
20代から30代でしょうか。
僕は近づいて声をかけました。しかし、意識がありません。呼吸はしています。何かひくひくという感じでけいれん気味に動いています。
僕は糖尿病患者が血糖値が下がったときにおこる症状なのだろうか(テレビで見たことがある)、またはてんかん患者の発作なのだろうか、酔っぱらって、つぶれているのだろうかなどと思いました。
ただお酒の匂いはしません。
とにかく「大丈夫ですか?」となどと声をかけて、少しゆすぶってみるのですが、反応はありません。
人だということがわかったので、Kyokoは救急車を呼ぶように近くにいた生徒に言いました。
すぐに消防署に電話をしました。
そしてKyokoは場所などを告げたあとで僕に代わりました。
倒れている女性の状態などを尋ねられました。
しばらくして救急車がやってきました。
そのころ僕等以外に塾の生徒、迎えのお母さん方が何名か周りを囲んでいました。
だれもその倒れている女性を知りません。
救急隊員は担架に乗せたり、血圧を測ったりなどいろいろしています。
僕もいろいろ尋ねられました。
道の向こうから僕と同年代ぐらいの男性が小走りにかけて来ました。
倒れている人を見て、びっくりしていました。そこの嫁さんだそうです。
女性の名前をよんでいました。
てんかんもちだそうです。それなら特に大事はないだろうと思いました。
そしてしばらくして僕らはそこを離れました。
塾にもどってしばらくして、警官がやってきて、事件ではないかということも考えているということで、近くに誰かいなかったかなどKyokoに尋ねていました。
項の数の多い式の展開では展開表がずっと楽
にコメントをいただきました。
(a+b)(c+d)(e+f)のような場合ではどうするのでしょうか?
コメントありがとうございます。
それは、2段階に分けてやるしかないでしょうね。
まず、(a+b)(c+d)をします。
c | d | |
a | ac | ad |
b | bc | bd |
、(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd
次に
(ac+ad+bc+bd)(e+f)
e | f | |
ac | ace | acf |
ad | ade | adf |
bc | bce | bcf |
bd | bde | bdf |
(ac+ad+bc+bd)(e+f)
=ace+acf+ade+adf+bce+bcf+bde+bdf
展開表の方が、かけ忘れがなくなると思います。
中学3年生の式の展開もだんだん難しくなっています。
Sさんは項が3つ以上ある式の展開のページに入り、習いにやっていました。
例えば次のような問題です。
(a+b+3)(a+b+5)
これは(a+b)という共通な項を見つけ、それをAに置き換えます。
すると(A+3)(A+5)
これを展開します。
A2+8A+15
すると先ほど置き換えた代入したAを元に戻します。
(a+b)2+8(a+b)+15
そしてまた展開します。
a2+2ab+b2+8a+8b+15
このような段階を経て答えになります。結構面倒です。
1つ1つかけていってもできるのですが、3項式×3項式になると、何をどうかけたのか忘れてしまうことが多いのです。
そこで展開表を使うと整理しながら展開できるのでとても楽です。かけ忘れもありません。部屋の数が決まっているので。
特に数学の苦手な生徒はそれにかぎります。
先ほどの問題は次のような展開表になります。
a | b | 5 | |
a | a2 | ab | 5a |
b | ab | b2 | 5b |
3 | 3a | 3b | 15 |
そして同類項を見つけ計算すると答えがすぐに出てきます。
このように項の数が多ければ多いほど、展開表の方がずっと楽なのです。