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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

教えるときも脱自己中心化
先日、NHKテレビで「カラスの知能を大研究」という番組をやっていました。


地球ドラマチック「カラスの知能を大研究!~記憶の達人 道具も利用~」
 その中でカラスが相手の立場に立って考えることができるというのを紹介していました。

 あるカラスがえさを隠すのですが、他のカラスから見えないように隠す、というのです。相手の立場に立って物事を考えることができるというのです。

 スイスの児童心理学者ピアジェの理論の中心に、「脱自己中心化」というのがあります。

 子どもの頃、人間は自分の立場から物事を考えます。自分を中心に世の中がまわっているのです。

 それが相手の立場に立って物事を考え切れるように、だんだんなっていくというのです。

 僕は、将棋や囲碁などのゲームでそれが説明できると思っています。

 将棋では、自分がここに駒を打つとすると、それに対して相手はどこに打つだろうか、ということを考えなければ、将棋や囲碁で勝つことはできません。

 対戦相手がどのように打つかを考えないで、自分だけの考えで、打っても相手に邪魔されたりするするのです。

 だから相手の立場に立って物事を考えるということが大切になります。

 さて相手の立場に立つという脱自己中心化というのも、いろいろな立場で違ってきます。

 子どもの時に脱自己中心化が出来たからと言って、あらゆる場面で自己中心性から自由になっているということではありません。

 人間というのはある意味で欲が深い動物です。

 自分の利益になると思うと、相手の立場などを考えず、自己中心的に考えてしまうことがあるのです。

 さて、教えるということに対しても自己中心性いというのが働いてしまいます。

 先日、生徒の立場に立ってみることができなければ、よい教え手にはなれない、と書きました。

 自分の立場からしか見ることができなければ、よい教え手にはなれません。

 自分が一生懸命に教えて、そしてそれがベストだと思う方法で教えて、それでも生徒は理解できないことがあります。

 そのとき、自分の教え方はよかったのに、それを理解しないのは、この子が悪いんだ、と思っても、何の解決にもなりません。
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 そういう場合には、自己中心性からいったん離れて、相手の立場から見るように心がけなければいけません。

 この子はどのように考えているのだろうか、なぜこのような間違いをするのだろうか、そのようなことを考えながら、それならどのように教えれば、この子は分かってくれるのだろうか、と考え、そして教え方を工夫することが必要なのです。

 脱自己中心化というのは教え方においても、このようにとても大切なことだと思うのです。
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