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助詞の「は」と「が」の違い
 Lang-8で質問メールが届きました。
「助詞の「は」と「が」の違いについて教えてほしい」とのことです。

 さあ、大変なことになりました。

 僕でも、日本語を使うとき、この場合には「は」がいい、この場合には「が」いいというのは、よくわかります。

 しかし、それがなぜそのようになっているのか説明することはできません。

 中学の国文法にも助詞の「は」と「が」は出ます。でもとても単純な説明です。そして生徒たちも使い分けはできるのです。

 しかし、外国人にとっては、どのようにして使い分けるのかとても難しいと思います。

 僕が、冠詞のtheとaの使い分けがなかなかうまくいかず、苦しんでいるようなものです。

 それでいろいろ勉強していました。外国人でも分かるような説明はできないかと。

 そして、いま一つの結論に達しました。これはあくまでも僕の解釈です。国文法学者でもないので、正しいかどうかはわかりませんが、それなりに、説明し切れができているのではないかと思っています。

 助詞の「は」
 あなたは○○について知っていますね。その○○について、これから話ますよ、
 というような場合に使います。「○○は」になります。


 「これは本です」・・・
 「あなたも目の前で見ているので、『これ』が何を指しているのかわかりますね。その『これ』について話しますよ。それは本です。」

 「僕は学生です」・・・
「あなたは目の前にいる僕が見えますね。その僕について話しますよ。僕は学生です。」

「ゾウは鼻が長い」・・・あなたはゾウを知っていますね。そのゾウについて話しますよ。その鼻は長いのです。


助詞の「が」
 頭の中では、「○○」以外についての記述がまずあり、それに対応するものとして「○○」があるときに使います。「○○が」になります。


「どれが本ですか」と質問された場合、
「これが本です」と答えます。

この場合、「本です」というのが頭の中にまずあり、それに対応するものとして「これ」があると考えます。

「本です」・・・「何が」・・・「これが」

「どれが本ですか」と質問されているのに、「これについて話しますよ」ではおかしいのです。

「どれが本かといえば、これが本です」という感じになります。

「だれが学生ですか」に対しては。
「僕が学生です」と答えなければいけません。「学生です」がこの場合先にあるのです。

「学生です」・・・「だれが」・・・「ぼくが」 という感じ。


 さて、次のような場合を考えてみましょう。
 電話で友達と話しています。電話口から泣き声が聞こえます。

 「だれが泣いているんだ」と友人に訊きました。

 それに対しては、「君の弟が泣いているんだよ」となりますね。

 この場合には、助詞の「が」が使われます。

 「泣いている」というのが先にあるからです。

 それに対して、
「僕の弟は何をしているんだ」に対しては、
「君の弟は泣いているよ」と答えなければいけません。

「君の弟」についてこれから話すからです。

「だれがその窓を壊したんだ」
「ぼくが壊しました」
(「窓を壊した」が内容的に先)

「それで、君は何をしたんだ」
「ぼくはその窓を壊しました」
(「ぼく(君)」が先)

 「柿が赤い」という場合には、「赤い」というのを先に考えた発言です。

 それに対して「柿は赤い」という時は、柿について説明しますよ、という文になるのです。

このように、

 助詞の「は」は、
 あなたは○○について知っていますね。その○○について、これから話ますよ、
 というような場合に使われ、

 助詞の「が」は、
 頭の中では、「○○」以外についての記述がまずあり、それに対応するものとして「○○」があるときに使います。


 ということで説明できるような気がします。


 「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。」

 この場合、どのおじいさんなのか、どのおばあさんなのか、聞き手は知りません。

 だから、「誰がいたって?」「ああ、おじいさんとおばあさんがいたのか」という気持ちで聞きます。

 だから助詞の「が」が使われます。

 しかし、その次には、

 「おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に・・・」になります。

 それは、最初に「おじいさんとおばあさんがいました」というのが出てきたので、「そのおじいさんとおばあさん」について話すんですよ、ということで、相手も知っている「おじいさん、おばあさん」のことを話すからです。

次のページを参考にしました。
http://www.pantomime.org/nihongo-tusin/note.html
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