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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

助詞の「は」と「が」の違い(2)
 先日、助詞の「が」と「は」について、インド人の Lang-8友達に説明したのですが、理解できないとのことでした。

助詞の「は」と「が」の違い
 それで、別の説明を考えてみました。具体的な方がいいと思い、具体例で説明します。

 まず、あなたは彼が誰なのか知りたいと思っています。
そして、彼はトムかもしれないと思っています。

その場合には
「彼はトムですか」と、助詞「は」を使って尋ねます。

そして、尋ねられた人は
「はい、彼はトムです」または
「いいえ、彼はトムではありません」と、助詞「は」を使って答えます。

この場合には「彼は」というところに焦点が集まっています。

次は、あなたはトムはどの人なのだろうかを知りたいと思っています。
そして、彼がトムかもしれないと思っています。

その場合には
「彼がトムですか?」と助詞「が」を使って尋ねますね。

そして尋ねられた人は、
「はい、彼がトムです」と答えます。

この場合には、トムに焦点が集まっています。

ただ、「いいえ」の場合は、「いいえ、彼はトムではありません」と助詞の「は」を使います。

 彼は違うよ、ということで、「彼」に焦点が集まるからです。

 物や動物の場合でも同じです。

 あなたは目の前にある、この果物が何なのか知りたいと思っています。そして、それがリンゴかもしれないと推測します。

すると
「この果物はリンゴですか」と、助詞「は」を使って尋ねます。

答える人は
「はい、この果物はリンゴです」
または「いいえ、この果物はリンゴではありません」と答えます。

この場合には「この果物」が焦点になっています。

 一方、あなたはリンゴってどんな果物なのかを知りたいと思っています。そして目の前にあるこの果物がリンゴかもしれないと推測します。

すると、
「この果物がリンゴですか?」と助詞「が」を使ってたずねます。

 この場合には「リンゴ」に焦点が集まっているからです。

 尋ねられた人は
「はい、この果物がリンゴです」と答えます。

 ただ、いいえの場合には。
「いいえ、この果物はリンゴではありません」と答えなければいけません。

「いいえ」の場合には、「この果物はちがうよ」と「この果物」に焦点が集まるからです。

 前に書いたエントリーのまとめです。

助詞の「は」は、
 あなたは○○について知っていますね。その○○について、これから話ますよ、
 というような場合に使われ、

 助詞の「が」は、
 頭の中では、「○○」以外についての記述がまずあり、それに対応するものとして「○○」があるときに使います。



さあ、今度は理解してくれるかな。
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理解力の劣る生徒は接着力の弱い接着剤を使って記憶しているようなもの
 比熱が小さい物質は温まりやすくて、また冷えやすいです。鉄などは、すぐに熱くなり、またすぐに冷たくなります。

 水のように、比熱が大きい物質は、温まりにくくて、冷えにくいです。

 ところが、人間の記憶というのは、そのようなものではありません。

 理解力のいい人は、短時間に理解できて記憶します。そしてその記憶が長時間続きます。忘れにくいのです。短時間で覚えて、長時間覚えています。

 一方理解力の劣る人は、理解するために長い時間が必要です。そして、しばらくするとすぐに忘れてしまいます。

 先日、一学期の期末テストの勉強をしました。

 中3の数学では「式の展開」が主な試験範囲でした。ただ、中間テストの範囲であった平方根についても出題されるとのこと。

 それで、平方根の問題をプリントしてさせました。

 ところが、理解力の劣る生徒は平方根について、すっかりと言っていいほど忘れているのです。

 中間テスト前には、かなり勉強して、何とか平方根の理解ができるようになっていました。そして計算もだいぶ上手になっていました。

 それを全く覚えていないのです。「全く」というのは、正しくないかもしれません。

 とにかく単純な計算さえ自分ではできないのです。

 何とか一緒にやってあげると、少しずつ思い出しては来るようでした。だからゼロからの出発ではないのですが、あきれるぐらい忘れているのです。

 あんなに苦労しながらも何とかできるようになったのに、あの苦労は何だったんだろうかと思ってしまいます。

 一方、平方根の理解にそれほど苦しまなかった生徒は、少し戸惑いはあったようですが、すぐに思い出して計算を進めていました。

 理解力の劣る生徒は、接着力の弱い接着剤を使って理解の道をつなぎ合わせているようなものかもしれません。

 最初にその道をつなぐにも、接着力が弱いのですから、何度も接着剤を塗ってはつけを繰り返したのです。そして何とか道がつながったのです。

 しかし、しばらくするとその接着剤がはがれてしまったのです。その道はもうバラバラになっていたのです。彼らの頭の中はこのようなものかなと感じています。

 でも、嘆いていても仕様がありません。

 これが現実なのだということを知って、そのためにはどうするかを考える必要があるのです。

 少し残った記憶を頼りに、それを思い出しながら学習を進めていくのです。
 忘れたといっても全くゼロに戻るわけではありません。

 とにかくこのようなことをくりかえしながら、そのような生徒を指導していかなければいけないと自分を励ましているところです。
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