広島のKさまから、質問メールをいただきました。
Kさま、メールありがとうございます。とてもいい質問です。
まず、
例えば、book だけではいけない。ということです。
a book , the book , books , my book , that book のように何かと一緒でなければいけないということです。
さて、英語のtheは、日本語の「その」に近い言葉ではあります。
しかし違うところも多いです。
英語では、数えられる名詞を裸で使ってはいけませんが、日本語では裸のままが少なくありません。
「窓をあけて下さい」「ドアのそばに立っている青年は私の兄です」
この「窓」、「ドア」は、「その」がついていません。しかし、それを英語にするときには the をつけなければいけないのです。裸ではいけないのです。
the の基本的な意味は、「私もあなたも知っているところの『その』」です。
「話し手である私と 聞き手であるあなたが共通に知っている」ということです。
「窓をあけて下さい」という時には、どの窓のことなのか、私もあなたも知っているはずです。ほかの窓ではない、「その窓」です。
「ドアのそばに立っている」という時の「ドア」も私もあなたも知っている「ドア」のことです。
そういう場合には、日本語では「その」を省略した方が自然ですが、英語ではtheを必ず付けるのです。
英語の定冠詞theや不定冠詞aはとても難しいです。
中学生がthe, a をつけるべきかどうか判断をすることはできません。
だから、僕の本の練習問題には、the がつくべき文では、日本語には必ず「その」をつけています。ヒントです。不自然な場合にもつけています。
ただ、「まとめ」の時などには、ある程度自然な日本語を使ったりしています。
さて、では「学校に行く」という時の go to school は、なぜ a もthe も付いていないのでしょうか。
この時のschoolは抽象的な意味だと考えられます。
「その学校に行く」「ある一つの学校に行く」というよりも、「学校という学ぶところに通っている」という意味が含まれているのです。
「A高校っていい高校だそうですね」
「私の息子はその学校に通っているんですよ」
というときには、My son goes to the school. となると思います。
そのほかに、go to bed は「寝る」ですが、「そのベッドに行く」「ある一つのベッドに行く」というよりも、「眠る場所としてのベッドに行く、眠りに行くんだ」という意味で、bedは抽象的な意味になります。
by bus もそうです。抽象的に「バスという乗り物で」ということで、the , a をつけないつけません。
定冠詞のthe, 不定冠詞のaの使い分けはとても難しいです。僕もまだまだ細かいところはよく迷っています。
ただ、基本的には、以上のことを確認すればいいと思います。
広島のKです。英語で理解できないところがあります。お願いします。
p225の前置詞のまとめのところです。
「私は、ドアの前に立つ」を、I stand by door とやってしまいました。
「そのドア」となってなかったからです。 解釈として、どのように頭に入れていたらよいのでしょうか。教えていただけますか。
ちなみに、学校へ行くは I go to school でよかったです。
、「そのA」のように、「その」がついたときに「The」がつくと解釈していました。 よろしくおねがいいたします。
Kさま、メールありがとうございます。とてもいい質問です。
まず、
基本的に、数えられる名詞(可算名詞)は裸では使っていけません。
例えば、book だけではいけない。ということです。
a book , the book , books , my book , that book のように何かと一緒でなければいけないということです。
さて、英語のtheは、日本語の「その」に近い言葉ではあります。
しかし違うところも多いです。
英語では、数えられる名詞を裸で使ってはいけませんが、日本語では裸のままが少なくありません。
「窓をあけて下さい」「ドアのそばに立っている青年は私の兄です」
この「窓」、「ドア」は、「その」がついていません。しかし、それを英語にするときには the をつけなければいけないのです。裸ではいけないのです。
the の基本的な意味は、「私もあなたも知っているところの『その』」です。
「話し手である私と 聞き手であるあなたが共通に知っている」ということです。
「窓をあけて下さい」という時には、どの窓のことなのか、私もあなたも知っているはずです。ほかの窓ではない、「その窓」です。
「ドアのそばに立っている」という時の「ドア」も私もあなたも知っている「ドア」のことです。
そういう場合には、日本語では「その」を省略した方が自然ですが、英語ではtheを必ず付けるのです。
英語の定冠詞theや不定冠詞aはとても難しいです。
中学生がthe, a をつけるべきかどうか判断をすることはできません。
だから、僕の本の練習問題には、the がつくべき文では、日本語には必ず「その」をつけています。ヒントです。不自然な場合にもつけています。
ただ、「まとめ」の時などには、ある程度自然な日本語を使ったりしています。
さて、では「学校に行く」という時の go to school は、なぜ a もthe も付いていないのでしょうか。
この時のschoolは抽象的な意味だと考えられます。
「その学校に行く」「ある一つの学校に行く」というよりも、「学校という学ぶところに通っている」という意味が含まれているのです。
「A高校っていい高校だそうですね」
「私の息子はその学校に通っているんですよ」
というときには、My son goes to the school. となると思います。
そのほかに、go to bed は「寝る」ですが、「そのベッドに行く」「ある一つのベッドに行く」というよりも、「眠る場所としてのベッドに行く、眠りに行くんだ」という意味で、bedは抽象的な意味になります。
by bus もそうです。抽象的に「バスという乗り物で」ということで、the , a をつけないつけません。
定冠詞のthe, 不定冠詞のaの使い分けはとても難しいです。僕もまだまだ細かいところはよく迷っています。
ただ、基本的には、以上のことを確認すればいいと思います。
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