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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

口語と文語はなぜ違うか
 詩のパターンには、口語詩と文語詩があることはきのう書きました。

 基本的には、口語は話し言葉、文語は書き言葉です。

 ただ、口語は現代の言葉、文語は昔の言葉という感じもあります。テストの問題ではそう理解してほとんど解けます。

 短歌や詩などでは、文語は昔の言葉と考えた方が理解しやすいところがあるのです。
 
 それで、口語詩は現代詩、文語詩は古語詩と考えたほうが理解しやすいのです。

 なぜ、口語が現代語、文語が古語のようになったのでしょうか。

 それは、書き言葉が止まっていることに対して、話し言葉が動いているということによります。

 話していると言葉はどんどん流れて消えていきます。だから、変化が激しいのです。

 実際、現代の若者の言葉は、ぼくら年寄りには通じないこともあります。最近の言葉の変化はとても速くなっています。

 それに対して書き言葉は止まっています。

 また文を書くときには、話すときと違って、改まって書くというところがあります。
 考え、考えしながら、よそ行きの顔をして書くことが多いのです。

 そのときに、昔の文書を参考にすることが多くなります。

 その文書は止まっているので、昔の書き方のままでまねてしまいます。
 そのために変化が少ないのです。

 平安時代に使われていた書き言葉が、そのまま、まねられて、江戸時代の人たちは、それに似たような言葉を書いていたのです。

 もちろん少々の変化は見られます。しかし、文語(書き言葉)は昔のままのものがそのまま残って来たと考えられます。

 それに対して口語(話し言葉)はどんどん変わってきました。

 江戸時代には、この2つの言葉はある意味で全く違う言語になってきたのです。

 江戸時代の、ある程度の教養のある人たちは口語と文語の2つの言語を使い分けしていたのでしょう。

 現代のぼくらは、現代国語と古文を学びますね。
 でも、江戸時代の人々は、古文の書物だけで学問をしていたのでしょう。

 そして、明治時代になり言文一致運動がおこります。そして、書き言葉も話し言葉に近いような言葉になっていくのです。

 しかし、短歌や詩においては、言文一致は小説のようには進まずに、そのまま文語で作り続けてきたのでしょう。

 だから文語詩がそのまま生きていのです。

 ただ、最近は短歌や詩でも口語でつくられるようになってきていますし、短歌においても言文一致がこれからどんどん進められてくるかもしれません。
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