FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

中学生のための陸風、海風
 中学生のために、季節風と偏西風について書こうと思いました。

 そのためには、陸風と海風についての理解から始めた方がいいようです。
 それで、今回は、陸風と海風について書きます。

 その理解のためには、まず前知識が必要です。
 物質には、暖まりやすい物質と温まりにくい物質があります。(比熱といいます)
 鉄など金属は暖まりやすいですね。すぐに熱くなります。

 それに対して、水はとても暖まりにくいです。

 夏のお昼、太陽がふりそそぐ砂浜を裸足で歩くと、足の裏が熱くて大変です。

 しかし、海の水の中は入ると、冷たいですね。

 また、寒いと思うときに、海に入ると水が温かく感じます。

 それは、水が温まりにくくて砂が暖まりやすいからです。

 海と陸を比べると、海はとても暖まりにくく、陸は暖まりやすいのです。

 暖まりやすいのは、冷めやすくもあります。

 陸は暖まりやすく冷めやすく、海は暖まりにくく、冷めにくいという性質があります。

KISETUFU2.jpg


 次は、暖められた空気は上昇していくということも、理解しなければいけません。

 暖められた空気は、膨張するので軽くなり、上へ上へと上っていくのですね。
 ストーブを使っていると、実感するはずです。

KISETUFU1.jpg


 陸は暖まりやすく、冷めやすい、海は暖まりにくく、冷めにくい、
 そして、暖められた空気は上昇する
 ということは理解してもらえたでしょうか。

 さて、お昼は太陽が照りつけますね。
 すると陸地はすぐに暖まります。それに比べると、海の方はそれほど暖まりません。

 陸は熱くなるので、地表付近の空気も温められます。すると、そこで空気が上昇していきます。上昇気流と言います。

 空気が上昇していくと、陸の方には空気が少なくなりますね。
 すると、そこに海から風が吹いて、空気を送り込んでくるのです。

 そして上空では陸から海の方に空気が流れ、風が吹き、そして海の方で空気が下降します。

 その空気の循環が起こるのです。
 このようにして昼間の暑い時間には、海から陸に向かって風が吹きます。これが海風です。
umikaze.jpeg

 夜はその逆になります。陸地は冷めやすいので気温が低くなります。海に比べると低くなります。

 相対的に海の方が温度が高くなるのですね。

 そこで海の方で上昇気流が生じ、そこに陸から風が流れ込んできます。
 そして空気の循環が起こります。これが陸風です。
rikukaze.jpeg

 このようにして、昼間は海から陸に風が吹き、夜は陸から海に風が吹くのです。
 このように1日の中で変化していくのです。

陸風と海風 NHK for school



「セルフ塾のブログ」の記事の中から、中学理科(地学)に関するものを集め
『セルフ塾の中学理科(地学編)わかる教え方』として、 Kindle ストアから出版いたしました。

スポンサーサイト



Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.