ありがとうございます。
年長時に自閉症スペクトラムと診断を受けた小学1年の男児をもつ母親です。通常学級に在籍しています。入学当初から、彼の心理結果や普段の様子など担任の先生にお話をし、理解して頂いております。
算数は今のところ得意なのですが(水道方式を意識して家庭で教えていました。)、先日国語の授業のなかで、「しらせたいこと」を文章に書き出してみる、ということをしました。
授業時間の中で他の生徒は時間内に出来てはいたようですが、彼だけ書き出すことができず、20分休みまで延長してようやく書き上げたようです。
なかなか、「しらせたいこと」といわれも、何をかいてよいやら具体的なイメージがわきずらく、普段から、失敗を恐れたりし、よく泣き出すことも多いです。
国語だけでなく、以前生活の授業でも、公園で見てきたことを書くのにかなり時間がかかっていました。
担任の先生も一生懸命に関わってくれていますが、30数名のクラスがいる中で、指導がむずかしいと思われます。
できれば家庭でフォローし、少しでも学校ですぐに課題が取り組め、自信をもたせてあげたいと考えています。家庭では、緊張せずにいられるからなのか、色々な表現をしながら話してはくれます。
学校で文章を書き出すのに、まず何から、どうやって取り組んでいけばよいのか、アドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願い致します。
さて 小学生の 作文をどのように指導するか、です。
僕は大学を卒業して しばらくして、「KJ法」に出合いました。
この方法は 作文の書きかたとしても とても有効です。
僕は元々文を書くことがとても苦手でした。
学生の頃には 何も手をつけることができずに、 白紙で提出したこともあります。
この「KJ法」という方法を教えてもらっていたら、そのようなこともなかったのにと思ったものです。
さて 「KJ法」というと 難しそうに感じるでしょうが、小学1年生でも 作文に利用することが出来ます。
まず 紙片をたくさん(30枚くらい)準備します。
大きさは きまっていません。小学低学年なら 少し大きめがいいかもしれませんね。「適当」というと、やりにくいでしょうから、10cm × 20 cm 程度のものということにしましょう。後で使いやすいように変えください。
それに 思いついたことを、思いついたままに書き出します。
1つの紙片には、 1つのテーマで書きます。ひとつの文にします。述語動詞が1つですね。「そして」のような接続語はここでは使わないようにします。
1つの紙片に書いたら、次は、別の紙片に、1枚目とはまったく別のものでもいいので 思いついたままに書きます。
前後の関係は考えずに、思いついたままに、とにかくたくさん書いていくのです。
そしてもう書くことがなくなったと思ったら、それを分類します。
似たようなものを1つにまとめて行くのです。
分類が終わったら、どのような順序で書いていこうか 並べ替えます。
順番がきまったら、その段階で、原稿用紙に向かいます。
紙片に書いた文を順序よく書いていきます。
もちろん、そのまま書く必要はありません。
足りないところは補い、ダブったところは省いていきます。
適当に 訂正しながらすすめればいいですね。
そうすれば 作文が出来上がります。
この方法の最大の長所は、全体像はイメージせずに、思いついたものをまず書き出すという作業から始まるということです。
これだと始めやすいはずです。とにかく 思いついたものを まず書き出す、その作業を続けていけばいいのです。
それでも、始めるのが難しければ、5W1Hを考えることもいいですね。
「いつの「どこで」「だれが、だれと」「なぜ」「何を」「どのように」ですね。
「何を」「どのように」は、いくつも書き出すようにしましょう。
学校では 紙片を 使うわけにはいかないでしょうね。家で紙片を使ってやる方法になれたら、作文用紙の裏の面を使って まず 思いついたことを書き出す、そしてそれをまとめるというように応用できるかと思います。
「KJ法」は新しいことを発想するのによい方法です。
「KJ法」は「発想法」という本になっています。
僕は実際には現在その方法をそのままは使っていません。
いまコンピューターで文を書きますが、 思いついたことをまず書き出して、 それから並べ替えるという作業をおこなっています。
だから基本的には 「KJ法」を使っているのだと 思います。
なお リラックスという点でつまづいているのであれば、 呼吸法を 教えてあげるのもいいでしょう。
長く息を吐き出します。ゆっくりと。そして吸い込みます。そして1~2秒止めて、ゆっくり吐き出す。
それを腹式呼吸でやる方法を教えれば リラックスすることができます。
ピントがはずれた回答であれば、またご連絡ください。
施設案内 不屈館 瀬長亀次郎と民衆資料
不屈館とは
沖縄の祖国復帰と平和な社会の実現を目指して命がけで闘った、瀬長亀次郎(元衆議院議員)が残した膨大な資料を中心に、沖縄の民衆の戦いを後世に伝えようと設立された資料館です。
瀬長亀次郎氏のたたかい 後世に「不屈館」がオープン
(少し考えがあって、途中の文を、しばらく削除いたします。悪い意味はありません。
うまくいけば 後で説明します。納得していただけるでしょう。)
僕らが「不屈館」に入ると かなりの人がいました。 団体さんです。本土からきたという感じがしました。
しばらくして瀬長さんの次女の内村千尋館長がいろいろ説明してくれました。
団体だったためだと思います。 かなり詳しい説明を聞くことができました。
とてもラッキーです。
瀬長さんのお子さんだからこそ のエピソードもいろいろ伺うことができ、とてもよかったです。



