優性の法則についていろいろ調べていると、 次のページに出会いました。
教えて!goo「いつか世の中は黒人だらけ? 優性遺伝について」
この質問者は、メンデルの法則を知っています。
エンドウの丸い種子とシワの種子。
純系の丸の種子と純系のしわの種子を掛け合わせると、子の世代では、すべて丸の種子になり、子の種子同士を掛け合わせると 丸の種子とシワの種子が3対1であらわれる ということですね。
それがどうなっていくのか、次を考えたのです。
つまり 孫の世代で、しわの種子は、丸の種子の3分の1になるのです。
するとその次の世代ではその3分の1の9分の1になり、
さらに、次の世代では、その3分の1の 27分の1になる。
このようにしていくと、ついには劣性であるしわの種子がなくなってしまうのではないか、というように推理したのでしょう。
だから、劣性の白人はいなくなり、優性の黒人だらけになってしまうのではないか、 と考えたのです。多分。
その質問に対して回答者もいろいろ 説明しています。
ハーディ・ワインベルグの法則というのを出して。
ぼくは、孫の世代同士を掛け合わせたらどうなるのか、表で考えればわかりやすいのではないか、と考えました。
純系(AA)と純系(aa)を掛け合わせると、子の世代はすべて(Aa)。
それを掛け合わせると、孫の世代は、(AA,Aa,aa)が1:2:1ででます。
この(AA,Aa,Aa,aa)と(AA,Aa,Aa,aa)をかけあわせるのです。
次のとおりになります。

すると AA:Aa:aaは 16:32:16になります。それを簡単にすると 1:2:1です。
ひ孫の世代も、 やはり AA:Aa:aa =1:2:1で孫の世代とまったく同じになるのです。丸:しわ=3:1ですね。
優性のもの対劣性のものは 3対1をキープしたまま なのです。
このように考えると 黒人ばかりになるということが あり得ないということが分かります。
もちろん こんなに単純ではないでしょうが、基本的には 優性の法則 というのは この様に作用するということです。
優性か劣性かは、現れるか現れないかの違いであって、その遺伝子がなくなってということではないのです。
子の世代も孫の世代も そしてひ孫の世代も、優性の遺伝子と劣性の遺伝子の比は1対1なのです。
ここでは、社会的条件やその他の条件は 考えていません。
教えて!goo「いつか世の中は黒人だらけ? 優性遺伝について」
優性遺伝で、人間の体に関するものはこうなっているそうです。(優性→劣性)
目の色・・・黒→青
髪の色・・・黒→金
耳垢・・・湿→乾
髪・・・カール→直毛
瞼・・・二重→一重
ということは、いつの日か、黒目、黒髪のカール、二重、の人ばかりになり、
つまり外観が黒人のような人ばかりになる、ということでしょうか??
この質問者は、メンデルの法則を知っています。
エンドウの丸い種子とシワの種子。
純系の丸の種子と純系のしわの種子を掛け合わせると、子の世代では、すべて丸の種子になり、子の種子同士を掛け合わせると 丸の種子とシワの種子が3対1であらわれる ということですね。
それがどうなっていくのか、次を考えたのです。
つまり 孫の世代で、しわの種子は、丸の種子の3分の1になるのです。
するとその次の世代ではその3分の1の9分の1になり、
さらに、次の世代では、その3分の1の 27分の1になる。
このようにしていくと、ついには劣性であるしわの種子がなくなってしまうのではないか、というように推理したのでしょう。
だから、劣性の白人はいなくなり、優性の黒人だらけになってしまうのではないか、 と考えたのです。多分。
その質問に対して回答者もいろいろ 説明しています。
ハーディ・ワインベルグの法則というのを出して。
ぼくは、孫の世代同士を掛け合わせたらどうなるのか、表で考えればわかりやすいのではないか、と考えました。
純系(AA)と純系(aa)を掛け合わせると、子の世代はすべて(Aa)。
それを掛け合わせると、孫の世代は、(AA,Aa,aa)が1:2:1ででます。
この(AA,Aa,Aa,aa)と(AA,Aa,Aa,aa)をかけあわせるのです。
次のとおりになります。

すると AA:Aa:aaは 16:32:16になります。それを簡単にすると 1:2:1です。
ひ孫の世代も、 やはり AA:Aa:aa =1:2:1で孫の世代とまったく同じになるのです。丸:しわ=3:1ですね。
優性のもの対劣性のものは 3対1をキープしたまま なのです。
このように考えると 黒人ばかりになるということが あり得ないということが分かります。
もちろん こんなに単純ではないでしょうが、基本的には 優性の法則 というのは この様に作用するということです。
優性か劣性かは、現れるか現れないかの違いであって、その遺伝子がなくなってということではないのです。
子の世代も孫の世代も そしてひ孫の世代も、優性の遺伝子と劣性の遺伝子の比は1対1なのです。
ここでは、社会的条件やその他の条件は 考えていません。
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