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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

弱いと思われている人にも優しいから、生き残れる  
知恵袋に、次の質問がありました。

自然界では弱肉強食という単語通り、弱い者が強い者に捕食される。
でも人間の社会では何故それが行われないのでしょうか?
文明が開かれた頃は、種族同士の争いが行われ、弱い者は殺されて行きました。
ですが、今日の社会では弱者を税金だのなんだので、生かしてます。
優れた遺伝子が生き残るのが自然の摂理ではないのですか。
今の人間社会は理に適ってないのではないでしょうか。


 それに対して、すばらしい回答がありました。次のページにあります。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1463546664

それを読んで、ぼくは感動しました。みなさんにも読んでいただきたいです。
 そして、それをもとにしてぼくなりに考え、ぼくの言葉で説明してみました。

 まず、1対1で考えると、確かに、弱いのは肉になり、強いのが食べます。
 強いキツネが弱いウサギを食べます。それは確かです。

 いま、簡単に考えるため、ウサギ、キツネの他に動物はいないとします

 キツネはウサギがいなくなれば、生きることはできません。キツネはウサギに依存しているのです。
 逆にウサギはキツネがいなくても生きていけます。

 だから、強いキツネの方が弱いウサギより、生き残ることができるとは限りません。
 絶滅危惧種に、強いといわれているベンガルタイガーなどが入っていることからも分かります。

 生き残るということでは、個体よりも遺伝子が生き残るかどうか、ですね。
 自分が持っている遺伝子とよく似た遺伝子をどうやって生き残らせるか。

 子どもを作って、遺伝子を残し、その子がまた子どもを作って遺伝子を受け継いでいきます。

 それをするために、いろいろな戦略が考えられます。
 魚などは、とてもとてもたくさんの卵を産み、その中の1つか2つ生き残って卵を産めば、遺伝子はずっと生き続けることができます。

 さて、人間です。
 人間は、火を使い、手を使い、そして言葉を使うようになります。
 この言葉は他の人とのコミュニケーションに使われます。他の人の存在がとても大きいです。

 アリストテレスは、「人間は社会的動物である」と言いました。
 人間は社会を作り、お互いに助け合うことで生きる道を歩んできたのです。

 いま考えても、私たちはお互いに助け合わなければ生きていけません。

 ご飯を食べるとき、そこに並べられた食べ物のために、どれだけ多くの人がかかわったか考えれば分かります。お米を作った人。それをスーパーまで運んで来た人。スーパーの人。そして、それを買ってご飯を作ってくれたお母さん。さらにべつの食物を考えると、どんなに多くの人に支えられているか分かります。

 そして、私たちも社会を支えるために働くのです。
 私たちが他人にやさしくし、そして他人にやさしくしてもらう。そういう世の中だからこそ、私たちはいまの便利な生活ができるのです。

 遺伝子を残すための方法の別の1つは、多様性です。
 すべて同じ遺伝子をもっている種があり、そこにある病気がはやるとします。その病気をさける遺伝子をもっていなければ、全滅になってしまいますね。

 それに対し、多様な遺伝子を持つ種があり、また病気が流行るとします。その種のいくらかは病気によって死ぬかもしれませんが、別の遺伝子を持ったものは生き残る可能性が大きいです。

 このように多様な遺伝子を持った種は生き残る可能性が大きいです。
 無性生殖はまったく同じ子を産みますが、有性生殖によると遺伝子の異なる子になります。そういう点で有性生殖は有利です。

 人間は、いろいろな遺伝子を持った人間を作り、そして育ててきました。

 一見、弱いと思われる人にもやさしくすることにより、多様な人々が生きるようになっています。なにが幸いするか分かりません。

 昔は、少しの食料で生きることができるのが生き残るのに有利でした。しかし、現在では、そのような人は食べ過ぎ、肥満になり、死ぬ確率が高くなっています。何がどうなるか、分からないのです。いまは、たくさん食べても太らない人がうらやましがられていますね。

 目の不自由な人、耳が不自由な人が有利な世界になるかもしれません。
 とにかく、いろんな人がいて、その人たちが生きていけるように助けてあげる、という遺伝子を人間は持つようになったのです。

 このように、いまは弱いと思われている人でも助けていく、やさしさをもつことを人間がその遺伝子を残す戦略にしたのです。
 
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