セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

母と同居して生活が変わる
 さる4月30日に、母が僕の家に引っ越してきて、2ヶ月が過ぎました。88歳になります。

 これまでは長男兄と一緒に住んでいたのですが、家を建て替えることになり、その工事期間は僕が預かることになったのです。来年の春ごろまでかかりそうです。

 さて、予想はしていたのですが、母と同居して生活が一変しました。

 朝ごはんは、たまご焼きを食べるとのこと。これまでは自分で焼いていました。
 調理用具をそろえるまではと思って数日間、ぼくがオムレツを焼いてあげました。ガッテン流のオムレツです。

 すると僕が作ったのが柔らかいから、これがいいということになり、僕がずっと作っています。

 だから毎朝僕は7時30分に起き、洗面をすませたら、オムレツ作り。
 前の日に酒を飲んでいて、もう少し眠たいなと思っても7時30分にはきちんと起きなければいけません。

 出来上がったら2階の母の部屋にオムレツを届けます。

 母はテレビの歌番組が大好きです。これまでは BSのチャンネルは見ていなかったようです。
 僕は新聞の番組表をチェックして、歌番組があればメモして母に渡します。
 年をとって学習能力もだいぶ落ちています。
  BSの番組の見方を教えても、最初はできなかったので僕がセットしてあげていました。でも最近はメモを見れば自分でできるようになりました。

 血圧を一日2回に測ります。朝は2階の部屋に血圧計持って行って。

 読書も好きです。
 それで母が好みそうな本を僕の本棚から取り出して与えています。
 司馬遼太郎の「関ヶ原」、藤沢周平の「蝉しぐれ」、宮部みゆきの「火車」などを読んでいます。

 12時20分になるとウォーキングの時間です。母はだいぶ足が弱っています。2階のベランダをゆっくり歩きます。その間、僕はラジオ体操やストレッチをしながら見守っています。

 昼食と夕飯は、下の食堂まで来てもらって一緒に食事をとります。
 食事中はテレビを見ないので、おしゃべりを楽しんでいます。

 毎週月曜日は接骨院に。読谷村内の接骨院です。その送迎をします。車で5,6分のところです。母の留守中にバストイレの掃除。それはぼくの仕事です。

 週に3回は、夕方6時から入浴をします。基本的に自分で浴びるのですが、水温の調整などがうまくできないので入浴中は妻が近くで見守っています。
 妻は出かけていても、その時間に急いで間に合わせて帰ってこなければいけません。

 月に3回は那覇で 看護学校の同期生、保健婦の元同僚たちとの食事会があります。送迎をしますが、片道1時間あまりかかります。

 その他、2ヶ月に1度は2ヶ所の病院に通院です。その送迎もあります。

 妻は、僕以上に仕事が増えました。食事、洗濯、掃除、買い物などなど。
 これまではちょっとしたことで、「きょうは外食にしよう」ということもできましたが、いまはそれもできません。大変ですね。

 このように一つ一つは大したことないのですが、やはりこれまでの生活とだいぶ変わったなと思っています。

 今までは長兄に任せきりでしたが、この期間だけは親孝行をしようと思っています。
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超直訳 ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)(5)(まとめ)
(まとめです)

① London Bridge is falling down,
 ロンドン橋が落ちようとしている(落ちそうだ)
②  My fair lady
  私の清らかな婦人
③ Build it up with wood and clay,
   材木と泥を使って、それ(橋)を築きなさい。
④ Wood and clay will wash away,
    材木と泥は押し流されるでしょう
⑤ Build it up with bricks and mortar,
  れんがとしっくいを使って、それ(橋)を築きなさい
⑥ Bricks and mortar will not stay
  れんがとしっくいは、(そこに)とどまらないよ。
⑦ Build it up with iron and steel,
  鉄と鋼を使って、それ(橋)を築きなさい
⑧ Iron and steel will bend and bow, 
  鉄と鋼は曲がって、たわむよ
⑨ Build it up with silver and gold,  
  銀と金を使って、それ(橋)を築きなさい
⑩ Silver and gold will be stolen away,
   銀と金は盗まれてなくなるでしょう
⑪ Set a man to watch all night,
  一晩中見張るための男を配置しなさい


(以下、略)
London Bridge is broken down,
Broken down, broken down.
London Bridge is broken down,
My fair lady.

Build it up with wood and clay,
Wood and clay, wood and clay,
Build it up with wood and clay,
My fair lady.

Wood and clay will wash away,
Wash away, wash away,
Wood and clay will wash away,
My fair lady.

Build it up with bricks and mortar,
Bricks and mortar, bricks and mortar,
Build it up with bricks and mortar,
My fair lady.

Bricks and mortar will not stay,
Will not stay, will not stay,
Bricks and mortar will not stay,
My fair lady.

Build it up with iron and steel,
Iron and steel, iron and steel,
Build it up with iron and steel,
My fair lady.

Iron and steel will bend and bow,
Bend and bow, bend and bow,
Iron and steel will bend and bow,
My fair lady.

Build it up with silver and gold,
Silver and gold, silver and gold,
Build it up with silver and gold,
My fair lady.

Silver and gold will be stolen away,
Stolen away, stolen away,
Silver and gold will be stolen away,
My fair lady.

Set a man to watch all night,
Watch all night, watch all night,
Set a man to watch all night,
My fair lady.







超直訳 ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)(4)
⑨ Build it up with silver and gold,  
   silverは「銀」、 goldは「金」
 それで、Build it up with silver and goldは
  銀と金を使って、それ(橋)を築きなさい


⑩ Silver and gold will be stolen away,
  will は未来を表します。
  stolenは、stea「盗む」l の過去分詞で「盗まれ」
  awayのコアは「視点の置かれたところから)離れて
     距離感を伴うところがoffと異なる」
  ここでは、なくなってしまうという意味に。
 だから、Silver and gold will be stolen awayは、
 銀と金は盗まれてなくなるでしょう

⑪ Set a man to watch all night,
  set のコアは「(定められた位置に)据える」で、ここでは配置する
  Set a man で「1人の男を配置しなさい」
  watch は「観る」、金銀の橋が盗まれるのを見張るですね。
to watch で「見張るための」 
  all night は「一晩中」
Set a man to watch all night
   一晩中見張るための男を配置しなさい



超直訳 ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)(3)
⑤ Build it up with bricks and mortar,

bricksは、brick「れんが」の複数形、 
mortar,は、「モルタル,しっくい」
⑤ Build it up with bricks and mortar,
  れんがとしっくいを使って、それ(橋)を築きなさい

⑥ Bricks and mortar will not stay
  stay のコアは「違う場所や状態に移行せずに,とどまる」
ここでは、崩れてしまうよ、という意味でしょう。
⑥ Bricks and mortar will not stay
  れんがとしっくいは、(そこに)とどまらないよ。

⑦ Build it up with iron and steel,
ironは「鉄」、 steelは「鋼(はがね)」
⑦ Build it up with iron and steel,
  鉄と鋼を使って、それ(橋)を築きなさい

⑧ Iron and steel will bend and bow, 
 bendは、「曲がる」、 bowは、「腰をかがめる、お辞儀する、たわむ」
  鉄と鋼は曲がって、たわむよ


超直訳 ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)(2)
③ Build it up with wood and clay,
  build はのコアは「積み重ねてある構造物を築く」
  it は「落ちたロンドン橋」、
  upのコアは「(上下運動・上下関係において)上に」
  build up で「上に積み重ねて築く」
  build it uo で「それ(橋)を築き上げる」
  with のコアは「 …とともに」。ここでは「[材料・中身を表わして] …で.」
  wood は「材木」、 clayは「泥」
  with wood and clay で「材木と泥を使って」

  この文は、主語がなく、動詞の原形で始まっています。
  だから、命令文ですね。
  命令文の主語はいつでも「あなた(You)」です。決まったことだから、主語なしになったのです。


 ③ Build it up with wood and clay,
   材木と泥を使って、それ(橋)を築きなさい。

  ④ Wood and clay will wash away,
    will のコアは「「あることに対して意志がある」ということを示す
自分の意志は述べることができ,相手の意志は問うことができる.
しかし第三者については意志の有無は判断できず,推測することになる.さらに「意志があると思う」から「…するだろう」と推量だけが強調された意味が展開する

ここは主語が「Wood and clay」で第三者。「~でしょう。だろう」
wash は「洗う」、
away のコアは「(視点の置かれたところから)離れて
距離感を伴うところがoffと異なる」
wash away で「押し流される」
  ④ Wood and clay will wash away,
    材木と泥は押し流されるでしょう
 

平和こそが一番の経済政策
 参議院選挙が始まりました。国民の多くが経済政策に関心があるようです。

 安倍首相が進めるアベノミクスが成功しているのか、失敗しているのか。
 とても大切な視点です。私たちの暮らしがどうなっていくのかに、直接関わっているからです。

 さて、セルフ塾を閉めてからゆっくり NHKの朝のドラマを見ることができるようになりました。「とと姉ちゃん」も毎朝見ています。

 現在、戦争に突き進んでいくところです。

 そこでは、商売が自由にできなくなります。
 弁当屋の森田屋も店を閉めざるを得なくなりました。
 材木屋「青柳」もついに看板を下しました。
 出版社でも自由にものが書けなくなっています。

 そういうのを見ていると、戦争が始まると経済が悪化することがということが、よくわかります。

 平和だからこそ、経済は豊かになるのです。戦時中は暮らしは悪くなるのです。当たり前ですね。

 今回の参議院選挙の他のひとつの争点は「戦争法」です。
 集団的自衛権を行使することができるようになり、戦争ができる国になっています。

 それを、よしとするか悪しとするか。

 経済政策に関心があるのなら、平和の問題にも関心を持ってもらいたい。

 アベノミクスのの影響は、それに比べると、とても小さいものですから。

 日本は70年間戦争をしませんでした。だからこれからもやらないだろう、とつい思ってしまいます。

 でも戦争法が成立した現在、この平和はどうなるのか。私達の努力がなければ、平和は保たれないのです。

超直訳 ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)(1)
きょうから「ロンドン橋落ちた(London Brigde is Falling Down)」の超直訳をします。

① London Bridge is falling down,
 London「ロンドン」  bridge「橋」  London Bridge「ロンドン橋」、固有名詞ですね。
 is「です、ある」  falling= fall 「落ちる」の現在分詞(進行分詞) 「落ちつつある」
  down「下に」 fall down 「下に落ちる」=「落ちる」
  be動詞+現在分詞(ing) で進行の文ですね。
  ふつうは、「~している」と訳します。
でも、ここで「ロンドン橋が落ちている」にしてはいけません。
 「落ちている」では、もう下に落ちてしまった、という感じです。

 ここでは「~しそうだ」という感じです。
 落ちるという動きが進行しているのです。
 だから、「ロンドン橋が落ちようとしている、落ちそうだ」です。

 He is dying. は「彼は死にそうです」です。危篤状態です。
 The flowers are dying. 「その花(複数)は枯れそうです」
She is having a baby. 「彼女は赤ちゃんを持ちつつあります」→「妊娠している」

次に、Falling down, Falling down.と繰り返されますが、文というより、
 前の文を受けて、「落ちそうだよ、落ちそうだよ」と繰り返しているのですね。

  さて、次の
②  My fair lady.
 my「私の」 fairのコアは「(澄みきって)きれいな」で、「公平な」という意味がありますね。
 ここでは、「汚れのない,清らかな」という意味がいいでしょう。
  ladyは「婦人」
だから、 ②  My fair ladyで「私の清らかな婦人」

 意味はいいのですが、なぜ
 「ロンドン橋が落ちそうですよ、私の清らな婦人」
 では、流れがよく分かりません。

 単なる掛け声的なフレーズかな、と思っていたのですが、
 ネット上を調べてみると、
 ロンドン橋はよく落ちるので、きれいな婦人が人柱にされたという話があるようです。
 はっきりはしないのですが、そういう言い伝えがある。

 それで、My fair lady というフレーズがついている、ということです。
 悲しい話ですね。



超直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計(7)(まとめ)
 Grandfather's Clock 
① My grandfather's clock was too large for the shelf,
② So it stood ninety years on the floor.
③ It was taller by half than the old man himself,
④ Though it weighed not a pennyweight more.

おじいさんの時計
① 私のおじいさんの時計は、棚には、あまりにも大きかった
② それで、それは床に、90年立っていた
③ それは、(おじいさんの体重より)1ペニー以上重いわけでなかったけど
④ おじいさん自身より、半分だけ背が高かった


⑤ It was bought on the morn of the day that he was born,
⑥ And was always his treasure and pride.
⑦ But it stopped short, never to go again
⑧ When the old man died.

⑤彼(おじいさん)が産まれたその日の朝に、それ(時計)は買われた。
⑥そして、(それは)いつでも彼の宝物であり、ほこりだった。
しかし、
⑧おじいさんが死んだ時
⑦それは急に止まり、再び動くことはなかった

⑨ Ninety years without slumbering
⑩ tick, tock, tick, tock
⑪ His life seconds numbering,
⑩’ tick, tock, tick, tock
⑦’It stopped short never to go again
⑧’When the old man died.  

⑨休んでいることなしに90年
⑩ チク タク チク タク
⑪彼の人生の1秒1秒を数えている
⑩’ チク タク チク タク
⑧’ おじいさんが死んだ時
⑦’ それは急に止まり、再び動くことはなかった


⑫ In watching its pendulum swing to and fro
⑬ Many hours had he spent while a boy;
⑭ And in childhood and manhood the clock seemed to know
⑮ And to share both his grief and his joy.
⑯ For it struck twenty-four when he entered at the door,
⑰ With a blooming and beautiful bride.

⑫その(時計)の振り子が右に左に揺れるのを観ながら
⑬彼は少年の間、おおくの時間をずっと過ごした
⑭⑮ そして、子ども時代に、そして大人の時代に、
 その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方知っているように見えたし、
 また、その両方を分かち合っているように見えた。
⑯⑰ なぜなら彼(おじいさん)が、花のような美しい花嫁といっしょに
 そのドアから入ったとき、24回(鐘を)打ったから。


⑱ My grandfather said, that of those he could hire,
⑲ Not a servant so faithful he found
⑳ For it wasted no time, and had but one desire,
㉑ At the close of each week to be wound.
㉒ And it kept in its place, not a frown upon its face,
㉓ And its hands never hung by its side
⑱⑲ おじいさんが雇ったものの中で、あの時計は、
 召使ではないが、とても誠実だったんだよ、と
 おじいさんは言った
⑳㉑ 「なぜなら、それは時間を無駄にしなかった。そして、毎週末に(ねじを)巻かれるという1つの望み以外に望みはなかった」
㉒ そして、それ(時計)は、顔をしかめることもなく、同じ場所にずっといたんだ。
㉓ そして、それの針を決して脇に垂らさなかった。(針を止めなかった)

㉔ It rang an alarm
㉕ In the dead of the night,
㉖ An alarm that for years had been dumb;
㉗ And we knew that his spirit
Was pluming its flight,
㉘ That his hour of departure had come.
㉙ Still the clock kept the time,
With a soft muffled chime,
㉚ As we silently stood by his side.

㉔㉕㉖  真夜中に、時計がアラームを鳴らした。もう何年も鳴らなかったアラームを」
㉗㉘ そして、彼(おじいさん)の魂が、飛び立つ準備をしているということ、
 出発の時が来ていたことを私たちは知った
㉙それまで通りその時計はやわらかい、音を殺したチャイムで
 時間を刻んでいた」、
㉚ 私たちが静かに彼のそばに立っていた時に



直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)(6)
(前の節のつづきです)

㉔ It rang an alarm
rang = ring「鳴る、鳴らす」の過去形で「鳴った、鳴らした」 alarm「アラーム、警報」
㉔ It rang an alarm
  それ(時計)がアラームを鳴らした。

㉕ In the dead of the night,
 dead「死」 night「夜」 the dead of the night で「その夜の死」→「真夜中」

㉖ An alarm that for years had been dumb;
dumb 「ものが言えない」 that は関係代名詞、
㉖  何年間もものが言えなかったアラーム

㉔㉕㉖  真夜中に、時計がアラームを鳴らした。もう何年も鳴らなかったアラームを」

㉗ And we knew that his spirit
Was pluming its flight,
  we「私たちは」  knew= know「知る」の過去形で「知った」
  that 接続詞「次のことを」 spirit 「魂」
  pluming plume「〈鳥が〉〈羽毛を〉(かき)整える.」 flight「飛ぶこと」
㉗ そして、彼(おじいさん)の魂が、飛び立つ準備を整えている、ということを私たちは知った。 
,
㉘ That his hour of departure had come.
  that は接続詞。 
  we knew that his hour of departure had come
  hour「時間」 departure「出発」 had「持った」(過去完了の文を作る)
  come = come「来る」の過去分詞「来た状態」
  had come 「来た状態を持っていた」→「来て、そのときもそこにいた」→「来ていた」
㉘ 出発の時が来た(ことを私たちは知った) 

㉙ Still the clock kept the time,
With a soft muffled chime,
 stil「まだ、それまで通り」  kept= keep「保つ」の過去形「保っていた」
 time「時間」
 「それまで通り、その時計は時間を保っていた」
 →「それまで通りその時計は時間を刻んでいた」、
With「~で」 soft「やわらかい」 muffled「音を殺した」 chime「チャイム」
With a soft muffled chime, 「やわらかい、音を殺したチャイムで」
㉙ Still the clock kept the time,
With a soft muffled chime,
 「やわらかい、音を殺したチャイムで
 それまで通りその時計は時間を刻んでいた


㉚ As we silently stood by his side.
 as「~時」 silently「静かに」
 stood stand「立っている」の過去形で「立っていた」
  by「そばに」 side「側」.
㉚ As we silently stood by his side.
㉚ 私たちが静かに彼のそばに立っていた時に

(まとめ)
㉔ It rang an alarm
㉕ In the dead of the night,
㉖ An alarm that for years had been dumb;
㉗ And we knew that his spirit
Was pluming its flight,
㉘ That his hour of departure had come.
㉙ Still the clock kept the time,
With a soft muffled chime,
㉚ As we silently stood by his side.

㉔㉕㉖  真夜中に、時計がアラームを鳴らした。もう何年も鳴らなかったアラームを」
㉗㉘ そして、彼(おじいさん)の魂が、飛び立つ準備をしているということ、
 出発の時が来ていたことを私たちは知った
㉙それまで通りその時計はやわらかい、音を殺したチャイムで
 時間を刻んでいた」、
㉚ 私たちが静かに彼のそばに立っていた時に



直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)(5)
(前の節のつづきです)

⑱ My grandfather said, that of those he could hire,

saidは、say「言う」の過去形で「言った」
that 「あれ」 of「~の」 those「あれら」(thatの複数形)
could「できた」canの過去形、hire「雇う」

 that of those は、「あれらのうちのあれ」
 私のおじいさんは言った
「彼が雇うことのできたあれらのうちのあれ」
 「おじいさんは何人かの人を雇ったけど、その中であの時計は」
 ということでしょう。

⑲ Not a servant so faithful he found
servant「召使」  so「とても」 faithful「誠実な」 found「見つけた」(findの過去形)
Not a servant so faithful he found
名使いではない、彼がみつけたとても誠実な

⑱ My grandfather said, that of those he could hire,
⑲ Not a servant so faithful he found
 おじいさんが雇ったものの中で、あの時計は、
 召使ではないが、とても誠実だったんだよ、と
 おじいさんは言った

 ということでしょう。

⑳ For it wasted no time, and had but one desire,
wasted「無駄にした」(wastの過去形)  no(無の) time「時間」
wasted no time は、「無の時間を無駄にした」で「時間を無駄にしなかった」
butのコアは、「先行する内容と対立する情報を導入する働きをする」
 ふつう「しかし」と訳しますが、ここでは「~だけ」
one「ひとつの」 desire「望み」
had but one desire で「一つの望みだけを持っていた」
 →「一つの望み以外に望みはなかった」

,⑳ For it wasted no time, and had but one desire,
 「なぜなら、それは時間を無駄にしなかった。そして一つの望み以外に望みはなかった」

㉑ At the close of each week to be wound.
 close「閉める、終わり」 each「それぞれの」  week「週」
 At the close of each week 「それぞれの週の終わりの一点で」→「毎週末には」
be「be動詞の原形」  wound「(ねじを)巻かれ」(wind「巻く」の過去分詞(受動分詞)
 これは、前のone desireにかかる
 one desire to be wound で「(ねじを)巻かれるという1つの願い」

⑳ For it wasted no time, and had but one desire,
㉑ At the close of each week to be wound.
⑳㉑ 「なぜなら、それは時間を無駄にしなかった。そして、毎週末に(ねじを)巻かれるという1つの望み以外に望みはなかった」

.
㉒ And it kept in its place, not a frown upon its face,
 kept「~保った」keepの過去形 its「それの」place「場所」
 it kept in its place 「それはそれの場所を保った」→「それはそれの場所にずっといた」→「その時計はそこにずっといたんだ」
  frown「まゆをひそめる、顔をしかめる」
  upon 「接触」=on , face「顔」,
㉒ And it kept in its place, not a frown upon its face,
㉒ そして、それ(時計)は、顔をしかめることもなく、同じ場所にずっといたんだ。
 
㉓ And its hands never hung by its side
 hands 「hand(手)の複数形」ここでは、時計の短針、長針の針。
 hungは動詞「hang 「かける、つるす、下げる、垂らす」の過去形
 by は前置詞「そばに」 side 「側、脇」
㉓ And its hands never hung by its side
㉓ そして、それの針を決して脇に垂らさなかった。(針を止めなかった)

⑱ My grandfather said, that of those he could hire,
⑲ Not a servant so faithful he found
⑱⑲ おじいさんが雇ったものの中で、あの時計は、
 召使ではないが、とても誠実だったんだよ、と
 おじいさんは言った
⑳ For it wasted no time, and had but one desire,
㉑ At the close of each week to be wound.
⑳㉑ 「なぜなら、それは時間を無駄にしなかった。そして、毎週末に(ねじを)巻かれるという1つの望み以外に望みはなかった」
㉒ And it kept in its place, not a frown upon its face,
㉒ そして、それ(時計)は、顔をしかめることもなく、同じ場所にずっといたんだ。
㉓ And its hands never hung by its side
㉓ そして、それの針を決して脇に垂らさなかった。(針を止めなかった)


直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)(4)
(前の節のつづきです)

⑫ In watching its pendulum swing to and fro

watching はwatch「観る」にingがついた形で動名詞。前置詞inが直前にあるので動名詞と判断しました。
 「観ていることの範囲で」→「観ながら」。
pendulumは「振り子」、swing=揺れ動く
to and fro は「あち(ら)こち(ら)に」.
 to は「目標点」を表す前置詞で「~へ」などと訳します。
 fro はfromと同語源。
 fromは「出発点」を表し「~から」。
 to and fro(m) で、「(ある地点)に、そして(ある地点)から」という感じで、「あちらこちらに」
 ここでは、「(振り子が)右に左に」ということ。
 In watching its pendulum swing to and fro
 は、In watching [(that) its pendulum swing to and fro]
のようにwatchingの後に接続詞のthatが省略されていると考え
 
⑫ In watching its pendulum swing to and fro
その(時計)の振り子が右に左に揺れるのを観ながら」

  
⑬ Many hours had he spent while a boy;
 many「多数の」 hours「時間」 
 had 「持った」 he 「彼は」 
spent は、spend「過ごす」の過去分詞(受動分詞)で、「過ごした状態」
 Many hours had he spent はふつうに並べると
  he had spent many hours 「彼は多数の時間を過ごした状態を持った」
  過去完了(過去中心)の文です。
  過去のある時点を中心にして、その以前のさらなる過去をふくむ表現。
  「ある過去の時点を中心にして、その以前からずっと」
  ここでは、
 Many hours had he spent;
 「彼は多数の時間をずっと過ごした」という感じになります。
 while は「~の間」while a boy は「少年の間」
⑬ Many hours had he spent while a boy;
「彼は少年の間多数の時間をずっと過ごした」


⑭ And in childhood and manhood the clock seemed to know,
 childhood「子ども時代」 manhood 「大人の時代」
 seemedはseem「~のようにみえる」の過去形「~のようにみえた」
⑭ And in childhood and manhood the clock seemed to know
⑭ そして、子ども時代に、そして大人の時代に、その時計は知っているように見えた。
(何を知っているようにみえたたか、は次に書いてあります)

⑮ And to share both his grief and his joy.
 share「分け合う」 いま日本語でも「シェア」といいますね。「共有する」
both「両方」 both A and B で「AとBの両方」
 grief「悲しみ」joy「喜び」
 both his grief and his joy 「彼の悲しみと彼の喜びの両方」
 to share は the clock seemed to share です。

 the clock seemed to know his grief and his joy
 その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方知っているように見えた。
 and the clock seemed to share his grief and his joy
 そして、その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方を(おじいさんと)分かち合っているように見えた。
 の2つが1つにまとまっているのです。

⑭ And in childhood and manhood the clock seemed to know
⑮ And to share both his grief and his joy.
 そして、子ども時代に、そして大人の時代に、
 その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方知っているように見えたし、
 また、その両方を分かち合っているように見えた。

⑯ For it struck twenty-four when he entered at the door,
 for は 理由をあらわして、「次の理由で」「なぜなら~から」
 struckはstrike「打つ」 twenty-four=24 
 entered はenter「入る」の過去形で「入った」
 at は前置詞で「一点」 「~で」 door「ドア」 

 
⑰ With a blooming and beautiful bride.
 with 前置詞「~といっしょに」 blooming「花のような」 
 beautiful「美しい」 bride「花嫁」

⑯ For it struck twenty-four when he entered at the door,
⑰ With a blooming and beautiful bride.
⑯⑰ なぜなら彼(おじいさん)が、花のような美しい花嫁といっしょに
 そのドアから入ったとき、24回(鐘を)打ったからだよ。

 彼(おじいさん)が、花のような美しい花嫁といっしょに
 そのドアから入ったとき、24回(鐘を)打ったから
 その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方知っているように見えたし、
 また、その両方を分かち合っているように見えたんですよ、という意味。

⑫ In watching its pendulum swing to and fro
⑬ Many hours had he spent while a boy;
⑭ And in childhood and manhood the clock seemed to know
⑮ And to share both his grief and his joy.
⑯ For it struck twenty-four when he entered at the door,
⑰ With a blooming and beautiful bride.

⑫その(時計)の振り子が右に左に揺れるのを観ながら
⑬彼は少年の間、おおくの時間をずっと過ごした
⑭⑮ そして、子ども時代に、そして大人の時代に、
 その時計は彼の悲しみと彼の喜びの両方知っているように見えたし、
 また、その両方を分かち合っているように見えた。
⑯⑰ なぜなら彼(おじいさん)が、花のような美しい花嫁といっしょに
 そのドアから入ったとき、24回(鐘を)打ったから。



直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)(3)
(前の節のつづきです)

⑨ Ninety years without slumbering

 ninety「90」  years「年」 ninety years「90年」
 without 前置詞で「~なしに」
 slumber=(すやすや)眠る、まどろむ、活動を休止する

 動詞にingがついたものには、現在分詞と動名詞があります。
 ぼくは、現在分詞ではなく、進行分詞と呼んだほうがいい、と思っています。
 「~しているところ」という意味が付け加わるからです。
 分詞というのは、動詞と形容詞に分かれる詞(ことば)ということ。

 動名詞は、動詞が名詞の役目をする詞で、ふつう「~すること」と訳します。
 でも、ぼくは、基本的に動名詞は、進行分詞(現在分詞)と基本的に変わらないと思っています。動名詞は動詞が名詞の役目をし、進行分詞は動詞が形容詞の役目をするものというところがちがいます。
 動名詞は、名詞の役目をするので、「~していること」という意味で考えます。
 slumber「休む」にingがついた slunberingは「休んでいること」と考えるのです。
 それで、without slumbering =「休んでいることなしに」

⑨ Ninety years without slumbering
 「休んでいることなしに90年」

⑩ tick, tock, tick, tock
 チク タク チク タク
時計の針が刻む音ですね。擬音語。

⑪ His life seconds numbering,
 his= 彼の、 life=人生、 
 second =2番目の、秒
 second のもともとの意味は「2番目」ですが、secondary munute (2番目に小さい時間→「分」より小さい時間)の略で「秒」という意味ができたのです。
 seconds とsがついて、複数になっています。
 「1秒1秒」という意味でしょう。

number=数える。 nunbering=「数えている」
 
⑪ His life seconds numbering,
 彼の人生の1秒1秒を数えている

It stopped short never to go again
When the old man died. 

 は⑦⑧の繰り返しですね。
⑧おじいさんが死んだ時
⑦それは急に止まり、再び動くことはなかった

⑨ Ninety years without slumbering
⑩ tick, tock, tick, tock
⑪ His life seconds numbering,
⑩’ tick, tock, tick, tock
⑦’It stopped short never to go again
⑧’When the old man died.  

⑨休んでいることなしに90年
⑩ チク タク チク タク
⑪彼の人生の1秒1秒を数えている
⑩’ チク タク チク タク
⑧’ おじいさんが死んだ時
⑦’ それは急に止まり、再び動くことはなかった



直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)(2)
(前の節のつづきです)

⑤ It was bought on the morn of the day that he was born,
 it「それ」=「おじいさんの時計」
 bought 、 buy「買う」の過去分詞。ぼくは受動分詞といっています。
  意味は「買われ」
 それで、
 It was bought で「それは買われた」

morn は「朝」 morning と同じ意味です。辞書には、
「《詩語》 朝,暁.」 とあるので、詩によく用いられる語なのでしょうね。

 ここで、in the morn ではなく、 on the morn になっていますね。
 in は「範囲」で、onは「接触」です。

「特定の日の朝に」というときには、on を使うようです。
 ここでは「おじいさんが生まれた朝」と特定に日の朝なので on .

 of the day 「その日の」

  that he was born のthat は、関係副詞。
bornは動詞bear「生む」の過去分詞で「生まれ」。
  「母親が赤ちゃんを産む」
  英語では、「赤ちゃんは母親によって、産まされる」と考え、受動態にします。
  ただ、「彼が産まれた」と訳していいですね。

 the day that he was born で「彼が産まれたその日」

 それで、
⑤ It was bought on the morn of the day that he was born,
 は、「彼(おじいさん)が産まれたその日の朝に、それ(時計)は買われた」


⑥ And was always his treasure and pride.

  主語のit(時計)が省略されています。

 and は接続詞「そして」
 always 「いつも」、 his「彼の」 treasure「宝物」 and pride「ほこり」
⑥ And was always his treasure and pride.
  「そして、(それは)いつでも彼の宝物であり、ほこりだった」
  
⑦ But it stopped short, never to go again
 but 接続詞「しかし」

 stopped, stop の過去形で「止まった」
short は「短い」ですが、ここでは副詞で「急に、突然に」
 never 「決してない」 go「行く」「進む」ですが、ここでは「(時計の針が)動く」
 again 「再び」
 toはもともと前置詞で「目標点」 動詞の前について(to 動詞)で、不定詞になりますね。
 to go は「行く(進む)ことを目標に」、ここでは never がついているので、
 「進むことに決して向かわなかった」、結果の不定詞で、次のように訳したらいいかな。
⑦ But it stopped short, never to go again
 しかし、それは急に止まり、再び動くことはなかった

⑧ When the old man died.
 when のコアは、「話し手が、ある時がいつなのか知らないときに、その時をはっきり定めようとする働き」
 ここでは、接続詞で「~のとき」
 the old man 「年老いた人」 died はdie「死ぬ」の過去形で「死んだ」

⑧ When the old man died.
「おじいさんが死んだ時」
 この節を訳してから⑦に進んだら自然ですね。

⑤ It was bought on the morn of the day that he was born,
⑥ And was always his treasure and pride.
⑦ But it stopped short, never to go again
⑧ When the old man died.

⑤彼(おじいさん)が産まれたその日の朝に、それ(時計)は買われた。
⑥そして、(それは)いつでも彼の宝物であり、ほこりだった。
しかし、
⑧おじいさんが死んだ時
⑦それは急に止まり、再び動くことはなかった

(つづく)




直訳 Grandfather's Clock(おじいさんの時計、大きな古時計)
アメリカ歌曲/ヘンリー・クレイ・ワーク作曲


 日本では、「大きな古時計」で知られているGrandfather's Clock を直訳します。

grandfatherは「祖父、おじいさん」 ’s は、アポストロフィーエスといい、ここでは「~の」
Grandfather's で「おじいさんの」になります。

clock は「(携帯しない)時計」です。
 時計には、柱時計、掛け時計、柱時計などの携帯しない時計であるclockと
 腕時計、懐中時計などの携帯するwatchがあります。

 題の
Grandfather's Clock は、「おじいさんの時計」です。


① My grandfather's clock was too large for the shelf,

 myは「私の」 
 My grandfather's clock は「私のおじいさんの時計」

 was は「~だった」。is の過去形

 too は、ここでは「あまりに」「~すぎる」
 tooには、「もまた」という意味があります。
 tooのコアは「十分以上に」です。

Tom has a dog. He has a cat, too. トムは犬を飼っている。彼はネコもまた飼っている。(犬だけで十分なのに、それ以上にネコも)
Tom drives too fast. トムはあまりにも速く運転する。(時速80kmでも十分なのに、それ以上に速く時速100kmで)

 だから、「あまりにも」と「もまた」という意味ができるのです。

 ( 歌詞が to になっているのもありますが、tooだと思います)

largeは「大きい」なので、too large で「あまりにも大きい」「大きすぎる」

for(~ にとって) the(その) shelf(棚)

だから、
①My grandfather's clock was too large for the shelf,
で、「私のおじいさんの時計は、棚に(置くには)あまりにも大きかった」
になります。

② So it stood ninety years on the floor.
so は「それで」、it は「それ」
stood は,stand(立つ、立っていた)の過去形で「立っていた」
ninety「90」 years「年」
on は「接触して」 the「その」 floor 「床」
② So it stood ninety years on the floor.
 「それで、それはその床に(接触して)、90年立っていた」

③It was taller by half than the old man himself,
 it 「それは」ここでは「おじいさんの時計」、
 was「だった」
 taller は、tall「背が高い」の比較級で「もっと背が高い」
 than は「~より」 
      He is taller than I. で「彼は私より(もっと)背が高いです」

 by half で「半分だけ」
 the old man 「その年老いた男、おじいさん」
 grandfather も old man も「おじいさん」という意味です。
 でも、grandfatherは「祖父」、old man は「年老いた男の人」です。
  himself は「彼自身」
  the old man のtheの発音ですが、old が母音で始まっているので、[ざ]ではなく[ずぃ].

 ③It was taller by half than the old man himself,
  それ(おじいさんの時計)は、おじいさん自身より、半分だけ背が高かった」
 
 その時計は、おじいさんの背の1.5倍の高さだったということですね。2m以上あったのです。


④Though it weighed not a pennyweight more.


though 「~だけども」 接続詞ですね。 
A though B で「BだけれどもA」 になります。
it 「それは(おじいさんの時計は)」
weighed はweigh「重さがある」の過去形「重さがあった」
penny は「ペニー」、イギリスのコイン, weight 「重さ」
だから、pennywight で「ペニーの重さ」、およそ1.555 g

 more は「以上」

④Though it weighed not a pennyweight more.
 は、
「それは、(おじいさんの体重より)1ペニー以上の重さでもない、重さだったけど」
 つまり
「おじいさんの時計は、おじいさんの体重と比べて、1ペニー以上も差がなかった。おじいさんの体重とほとんど同じだったけども」
 ということになります。

(これまでのまとめ)

Grandfather's Clock 
My grandfather's clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor.
It was taller by half than the old man himself,
Though it weighed not a pennyweight more.

おじいさんの時計
私のおじいさんの時計は、棚には、あまりにも大きかった
それで、それは床に、90年立っていた
それは、(おじいさんの体重より)1ペニー以上重いわけでなかったけど
おじいさん自身より、半分だけ背が高かった



(つづく)




著作権切れの英語の歌の解釈を
 このブログは、毎日更新するようにしています。現在、9年目に入っています。


 塾をやっているときには、生徒たちの行動がブログのテーマを教えてくれました。それで、1日に数回更新することも珍しくなかった。

  セルフ塾を閉めて、2年が過ぎました。いまはテーマが決まりません。
 
 これまで「水道方式」について書いてきました。それも終わってしまいました。

 さあ、どうしようか。

 とない知恵をしぼって考えたのが、英語の歌詞の解釈です。

 できれば、ビートルズなどの歌詞にしたい。でも、著作権の問題がありますね。

 それで、著作権切れの英語の歌詞をぼくなりに解釈していこうかな、と考えています。1日に少しずつ。

 そうすれば、ぼくの英語の勉強にもなります。明日からでも始めます。

おすすめです。エクササイズペダラー
 妻と母のために、エクササイズペダラーを買いました。5000円足らずなので、だめもとで。
 とてもいいです。おすすめです。

 エクササイズペダラーというのは、運動のために自転車こぎをするための道具です。ただし、サドルがついていません。基本的にはペダルがあるだけです。

 サドルがないので、使い慣れている椅子に座り、ペダラーを前にしてこげばいいのです。

 ひざが痛いなどで、ウォーキングもだめだという人がいますね。そういう人は、自転車こぎがいいと医者からすすめられることが多いです。

 でも、ふつうのエクササイズバイクは、乗り降りするのが大変です。母は足が弱っているので、乗れないでしょう。

 でも、このペダラーは大丈夫です。軽いので、自分で移動してこぎ始めることができます。

 テレビを見ながら、気軽にやっています。

 先日、おじ夫婦が来宅しました。おじも腰が悪いです。それで、このペダラーを紹介しました。
 けさ、おばから「買ったよ」という電話をいただきました。

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Yoji著「お母さん、お父さんのための水道方式入門」をAmazon Kincleから電子出版
  Yoji著「お母さん、お父さんのための水道方式入門」をAmazon Kincleから電子出版いたしました。



 以下は、まえがきと目次です。


水道方式について、関心を持たれる人は少なくないようです。
 ネット上で、「水道方式」を検索すると、一応の説明は出るのですが、これでは水道方式がどういうものか、理解できないだろうと思われます。
 書籍で読むとすると、かなり厚く、専門的なものがほとんどです。
 遠山啓先生の「算数はこわくない: おかあさんのための水道方式入門」も良書ですが、とても厚くて、覚悟を決めなければ、読むことができません。
 お父さん、お母さんたちは、もっとおおまかでいいから、水道方式って何かを知りたいと思っているのではないでしょうか。そういう、お母さん、お父さんのための水道方式入門書を書いてみようと思ったのです。

 ぼくは、大学で心理学を専攻しました。教育心理学の本の中に水道方式の説明があり、興味を持ちました。そして、アルバイトで家庭教師をしたときには、麦の芽出版の「たのしい算数」「たのしい数学」を使いました。そのテキストは、水道方式によるものでした。
教えながら、とてもおもしろい、分かりやすいと感心したものです。
 さて、学習塾「セルフ塾」を始めました。もちろん、数学のテキストは麦の芽出版のものです。そのころ手に入る水道方式についての本、テキストも読みました。国土社の「わかる教え方」もそろえました。
 そして、それをもとに自分で学べる学習書を作成しました。水道方式は、基本的に教授法です。学校の先生が黒板を前にして、生徒たちに教えるようになっているのです。
ぼくは、自己学習できるスキナー教授の「プログラム学習」にも関心がありました。それで、水道方式をもとにして、プログラム学習で、自己学習できるテキストを作成したのです。
 それが、「わかる解けるできる数学中1~3」(民衆社)、「ひとりで学べる算数小学2年~6年」(朝日学生新聞)です。

 さて、野口悠紀雄の著作だったと思いますが、自分で専門家ではないという人の本は読む気になれない、というような主旨のことが書いてありました。
 その通りだと思います。でも、ぼくは書かなければいけません。
「ぼくは水道方式の専門家ではない」、と。
 これは決して謙遜ではありません。真実です。
 ぼくは、自分なりに水道方式を学びはしましたが、専門家の教えを直接に受けたことはありません。研修などにも参加したことはありません。
 水道方式を使って教えはしましたが、研究をしたわけではないのです。まったくの自己流です。
 だから、水道方式の専門家ではないのです。
 ただ、最初に書いたように、気軽に読める入門書がないのなら、ぼくなりのものを書いてみようと思って書いてみたのです。
 この本を読んで、なんとなくだが、水道方式とは何かが分かったという人がいればうれしいです。さらに詳しく知りたい人は、専門家が書いた本に進んでください。

 最近の教科書を見ると、水道方式による説明がけっこうあります。だから、ここに書いてあるのを読んで、なんだ、教科書にある説明ではないか、とくに水道方式という必要はないではないか、と思われるかもしれません。
 以前、文部省は水道方式を嫌って、教科書には取り上げませんでした。水道方式を始めた遠山啓先生は日教組系だということで。
 しかし、現場の教師の努力などのおかげでしょうね。水道方式の教え方の方が分かりやすいということで、教科書に入っていったのです。
 このような経過もあることを理解してくださいね。

目次

まえがき 2

第1章 水道方式とは 5
水道方式の開設者、遠山 啓(とおやま ひらく) 5
理解することを重視する水道方式 6
水道方式の教え方の最大特徴は、タイルを使うこと 7
n進法とは 8
タイルで10進法 9
部屋の位置で位取り 11
位取りと0の発明 12
0は、難しい 13
9664÷8=128 ??? 0は、やはり難しい 14
0を考え、型に分ける水道方式 15
「水道方式」という名前 17
因数分解と水道方式 18
因数分解も、やはり一般公式から 20
半抽象物のタイルで抽象的な数を理解 21
数え主義批判と集合数 22
水道方式は 暗算ではなく 筆算 中心 23

第2章 水道方式での計算指導(小学) 24
水道方式、繰り上がりの計算 24
水道方式、繰り下がりの計算 25
水道方式のかけ算九九の導入 26
タイルでかけ算九九 27
2けた×2けたのタイル算 28
わり算のタイル算 30
約分の概念もタイルでばっちり 31
通分もタイルで、すっきり 32
帯分数、仮分数の理解もタイルですっきり 33
分数のかけ算もタイルで 34
分数のわり算。わり算はわる計算ではなく、1あたりを求める計算 36
分数のわり算では、なぜひっくり返してかけるのか 38

第3章 水道方式での計算指導(中学) 40
負の数の導入 40
正の数、負の数の足し算、タイル算 41
正の数、負の数の引き算、タイル算 42
引き算を、反数の足し算に直す 45
マイナスかけるマイナスはなぜプラス( 正の数、負の数のかけ算) 49
正負のかけざん、タイル算 52
(a+2)と2a, 文字式もタイルで。 53
文字タイルでの説明のしやすさ 54
a+bとab, 2aとa²のちがい。タイルで 55
方程式もタイルで 56
多項式の乗法もタイルで 58
タイルで因数分解 59

第4章 長さ、重さ、面積、体積 61
長さの導入 61
面積の導入 62
重さの導入 63
体積の導入 64

ワイヤレスのイヤホン、スマートフォン
 スマートフォン用のワイヤレスイヤホンを、友人にプレゼントしてもらいました。

 ぼくは、図書館からかりた藤沢周平の著作の朗読CDや、ラジオで録音したNHK第2のカルチャーラジオ、朗読の時間、文化講演会などを聞きながら、草むしりなどの単純作業をします。

 これまでは、ふつうに有線のイヤホンを使っていました。

 線が目の前にあると作業の邪魔をします。
 線を背中から回したりもしました。それで、ちょっとした動作で線をひっぱったりしてしまい、邪魔でした。

 このワイヤレスイヤホンは、とてもいいです。
 ワイヤレスなので、もちろん長い線はありません。右耳と左耳のイヤホンをつなぐ線はありますが。

 だから、作業の邪魔になりません。

 そして、一か所で作業をするときには、スマホを近くに置いてできます。

 最初イヤホン部分が耳の穴からよく落ちましたが、ネットで調べると、耳(耳輪)の後ろから線をまわすようにしてから耳の穴に差し込む方法が書いてあったので、そうすることにより解決。

 いまは快適に使っています。

 おすすめの商品です。

 妻によると、聞きながらやっているぼくほ姿をみると、手の動きがゆっくりになっているそうですが。







高校の卒業アルバムをスマホに
 2か月に一度、首里高校の同期生7~8人が集って、飲み会をします。クラスメートだった人もいますが、そうでない人もいます。でも、同期生だということで、すぐに打ち解けて楽しむことができます。

 その中で、当然のことながら、次のような会話が交わされます。
 「先日、Aくんにあったよ」
 「Aくん? 名前は聞いたことがあるが、だれだったかな」
 「〇組だった、背の高い・・・・」

 そのころ、首里高校は14組までありました。よく知らない同期生がいてもしかたがありません。

 それで、昨夜の集いに、ぼくは、卒業アルバムをスマホに保存して、持っていったのです。
 卒業アルバムを、以前スキャナーで読み取ったのがPC内にありました。
 それをスマホのグーグルキープに貼り付けただけです。

 「卒業アルバムをスマホに入れたよ」、と言って、まずはその場にいる人の若いころの顔写真をアップにして、見せました。

 「Sくんは、髪はだいぶ白くなったけど、あまり変わらないね」
 「あんたも、若いころは髪がふさふさだったんだよな」などと言いながら楽しみました。

 いつものように、同期生の一人が話題にあがると
「Yoji、スマホで顔写真を出してくれ」と言われ、そうしました。

 なかなかうまくいったな、とほくそ笑んでいました。

「お母さん、お父さんのための水道方式入門」のまえがき

 水道方式について、いろいろ書いてきましたが、ネタがつきました。それで、終了し、それらをまとめてアマゾンキンドルから電子出版をしようと考えています。
 その「前書き」を書きます。


 水道方式について、関心を持たれる人は少なくないと思います。
 ネット上で、水道方式を検索すると、一応の説明は出るのですが、これでは水道方式がどういうものか、理解できないだろうと思われます。

 書籍で読むとすると、かなり厚く、専門的なものがほとんどです。
 遠山啓先生の「算数はこわくない: おかあさんのための水道方式入門」も良書ですが、とても厚くて、覚悟を決めなければ、読むことができません。

 お父さん、お母さんたちは、もっとおおまかでいいから、水道方式って何かを知りたいと思っているのではないでしょうか。そういう、お母さん、お父さんのための水道方式入門書を書いてみようと思ったのです。

 ぼくは、大学で心理学を専攻しました。教育心理学の本の中に水道方式の説明があり、興味を持ちました。

 そして、アルバイトで家庭教師をしたときには、麦の芽出版の「たのしい算数」「たのしい数学」を使いました。
 教えながら、とてもおもしろい、分かりやすいと感心したものです。

 さて、学習塾の「セルフ塾」を始めました。もちろん、数学のテキストは麦の芽出版のものです。

 そのころ手に入る水道方式についての本、テキストも読みました。国土社の「わかる教え方」もそろえました。

 そして、それをもとに自分で学べる学習書を作成しました。
 水道方式は、基本的に教授法です。学校の先生が黒板を前にして、生徒たちに教えるようになっているのです。


 ぼくは、自己学習できるスキナー教授の「プログラム学習」にも関心がありました。
 それで、水道方式をもとにして、プログラム学習で、自己学習できるテキストを作成したのです。
 それが、「わかる解けるできる数学中1~3」(民衆社)、「ひとりで学べる算数小学2年~6年」(朝日学生新聞)です。

 さて、野口悠紀雄の著作だっと思いますが、自分で専門家ではないという人の本は読む気になれない、と書いてありました。

 そうだと思います。
 でも、ぼくは書かなければいけません。ぼくは水道方式の専門家ではない、と。
 これは決して謙遜ではありません。真実です。

 ぼくは、自分なりに水道方式を学びはしましたが、専門家の教えを直接に受けたことはありません。研修などにも参加したことはありません。

 水道方式を使って教えはしましたが、研究をしたわけではないのです。

 だから、水道方式入門を書くのにふさわしいとは言えないと思います。

 ただ、最初に書いたように、気軽に読める入門書がないのなら、ぼくなりのものを書いてみようと思って書いてみたのです。

 この本を読んで、なんとなくだが、水道方式とは何かが分かったという人がいればうれしいです。

 さらに詳しく知りたい人は、専門家が書いた本に進んでください。

 最近の教科書を見ると、水道方式による説明がけっこうあります。だから、ここに書いてあるのを読んで、なんだ教科書にある説明ではないか、とくに水道方式という必要はないではないか、と思われるかもしれません。

 以前、文部省は水道方式を嫌って、教科書には取り上げませんでした。水道方式を始めた遠山啓先生は日教組系だということで。

 しかし、現場の教師の努力などのおかげでしょうね。水道方式の教え方の方が分かりやすいということで、教科書に入っていったのです。

 このような経過もあることを理解してくださいね。

Windows のアプリ全画面表示
 Windows8からWindows10に強制的な感じでアップグレードさせられた人がいます。その善し悪しは別にして、

 そのために、Windows8で使い慣れていたスタート時におけるアプリの全画面表示から部分表示になってしまって、使いづらくなったと感じる人もいます。

 Windows10で急に全画面表示になって、使いづらいと苦情があったのでしょうね。

 とにかく、アプリ全画面表示の方がいいと思う人がいるのです。それで、その方法をここに書きます。

 まず「スタートキー(旗印、■が4つ並んだキー)を押します。

 左下、「電源」の上に「設定」がありますね。歯車のもよう。
 そこに、なければ、「すべてのアプリ」を開くと、「 せ」のところにはあります。

 「設定」をクリックし、その中から「パーソナル設定」を選んで、クリック。

 左「スタート」をクリック。「全画面表示のスタート画面を使う」をクリックして、「オン」にします。

 右上の「×」で、その画面を消します。

 これで終了です。スタートキーを押すと、3~4秒は前の画面ですが、すぐに全画面になります。

体積の導入
 ぼくの記憶では、体積を学び始めたとき、
 直方体の体積=たて×横×高さ だよ、ということから学んだように思います。

 長さ、重さなどという言葉は、日常でも使います。でも、体積という言葉はほとんど使いません。特に子どもは。

 和語では 「かさ」という言葉でしょうが、それもよく分かりません。

 はじめは、「体積って、何?」という感じだったのではないでしょうか。質問する勇気もなかったので、学んでいるうちに概念をつかんでいったのでしょう。

 その概念の導入から始めたほうがいいですね。

 人類は、重さと同じで見た目で最初は体積の大小を判断したのでしょう。

 すいかはりんごより体積が大きい、のように。

 水、ミルク、米、塩などは、升をつかって、何杯分ということで数値化できます。

 ねんどで作ったものは、小さな同じ大きさの球体を作って、数値化できます。

 そして、世界的に、たて1cm、横1cm、高さ1cmの立方体の大きさを1cm³とする、と定義したのです。1cm³が2つだと2cm³、3つだと3cm³、となります。

 その立方体をいくつか使って、いろんな形に立体を作り、何cm³になるか、目で見て考えさせるといいですね。そのときには、裏にある見えない立方体の数も数えなければいけません。

 それが苦手な生徒には、できれば実際に立体を作って数えたらいいですね。セルフ塾ではそこまでできませんでした。

 たてに3個、横に4個(列)並べると、 3×4=12で12個。12cm³になります。

 それが2段だと、3×4×2=24 で24cm³、。
 3段だと、3×4×3=36 で36cm³、。

 このように、たて×横×高さ で直方体の体積を求めることができるんだよ、というように教えていけば、スムーズに体積の概念を理解してくれます。



重さの導入  
 重い、軽い、という概念を、子どもたちは日常生活の中で学んで知っています。

 象とネズミだと、象が重い。
 スイカといちごだと、スイカが重い。
 そういうのは、見た目でわかりますね。

 それでは、りんごと柿だと、どちらが重いか。もちろん、個体差はありますが、見た目だけでは分かりにくいことが多いです。

 チョコレートとポップコーンだとどうか。
 密度がちがえば、見た目の大きさだけでは分からない。子どもたちには「密度」という言葉を使うことはできませんが。

 「てんびん」を使えば、2つの重さを比較することができますね。
 いろんなものを天びんで、重さ勝負をするのもいいでしょう。

 そうするうちに、数で重さを表したくなります。
 それができれば、直接天びんに乗せて比較できないもので、数で表して比較できます。

 この柿はビー玉5個分。あのりんごは6個分など。
 ビー玉1個分りんがが重い、などと言えますね。

 そのうちに、その重りを統一したくなります。
  水1cm³の重さを1gとしたのです。水は世界中にあるからですね。

 1gの重り3個とつりあう物体の重さは3gなどとなります。

 このようにして重さの概念を導入すれば、子どもたちにとっても分かりやすいですね。




大きさの比較、体積と重さ
 学習における、体積の導入、重さの導入について考えています。
 それを考えながら、思いついたことがあります。

 たぶん、知っている人にとっては、当然のことかもしれませんが、ぼくが自分で考えた仮説です。そんなにだいそれたことではありません。ささいなことです。

 ぼくの仮説というのは、
 大きさを比較するために、人類は、物によって、体積をつかったり、重さを使ったりしてきた、体積と重さを使い分けた、というものです。

 体積は、直方体、立方体の体積を求める公式を学び、その後、多角柱、円柱、錐体、球などの体積公式を学び、その組み合わせた形の体積を求める練習をします。

 でも、ぼくの目の前にある、コップ、CDプレーヤー、置時計、メガネなどの体積は簡単に求められませんね。ぼくの体もそうです。

 そういうものの体積を求めるには、いっぱいに水を張った水槽に沈め、あふれた水の体積を求めるのでしょうね。

 しかし、たいていはそういうのは、体積をはからずに、重さをはかって、大きさを比較します。

 コップにしろ、メガネにしろ、重さをはかるのは簡単です。ぼくも体重計にのればすぐに値がでます。

 つまり、複雑な形の物の大きさの比較には、重さを用いたのでしょう。

 それに対して、水、ミルク、米、塩などは、計量升(カップ)で体積を求めることが簡単にできたので、それを使ったのではないでしょうか。

 稲作が始まり、コメの量を求めるには、升を用いて、体積を求めた。
 肉などでは、天びんを用いて重さを求めた、というふうに。

 ネットで調べると、そういうことは書かれているかもしれませんが、自分で思いついたので、調べる前に書いてみました。

面積の導入
 長方形の面積を求める公式は、たての長さ×横の長さ です。
 ぼくの記憶では、面積の最初にそう教わりました。ぼくは記憶力は悪いので、実際はどうだったか分かりませんが。

 ただ、なぜそうなのかはずっとわかりませんでした。それでも、それに疑問をさしはさむ力もないので、そのまま覚えました。それくらいはぼくでも覚えきれました。特に不自由はありませんでした。

 その後、平行四辺形、台形の面積などは、長方形の面積の出し方から導いた方法を教えてもらったように思います。

 水道方式で説明されている学習書「たのしい算数(麦の芽出版)」では、きちんと説明されていて、なるほど、そうなんだと感心したものです。

 まず、目で見て広さの大小を判断。それができない場合には2つを重ねて判断しますね。

 そして、1cm×1cmの正方形、それを1cm² とすると定義します。
 その正方形が2つあると2cm²、3つあると3cm² です。配置は変わってもいい、正方形がいくつあるか、です。

 タイルを並べて長方形にすると、たてのタイルの数×横のタイルの数で、タイルの合計数がわかります。それが長方形の面積ですね。

 それがわかれば長方形の、たての長さ×横の長さで面積が出てくることが理解できます。

 このように、水道方式では、できればいい、とするのではなく、理解させてできるようにするということを重視しているのです。





長さの導入
 水道方式の学習書「たのしい算数(麦の芽出版)」の長さ、重さ、面積、体積などの導入は、おもしろいと思いました。

 今回は、その代表として、長さの導入について書きます。

 その導入のしかたが、人類の長さとのつきあいとよく似ていると思います。

 まず、2つの物体の長さを比べたいとき、横に並べれば、どちらが長いかわかりますね。鉛筆の長さと花瓶の長さ、どちらが長いか。並べれば一目瞭然です。
 それを生徒にもさせて、「どちらが長い?」という問題をさせます。

 人類も最初はそういうふうにして、長さとつきあい始めたのではないでしょうか。

 2人、背中合わせに並ぶと、だれが高いかわかります。

 次は、移動できないものの長さの比較です。

 テレビの横の長さと冷蔵庫の横の長さ、どちらが長いか。それらは簡単に移動できないので、並べるわけにいきません。
 「どのようにすれば、どちらが長いかわかるでしょうか」と生徒にたずねてもいいですね。

 テレビの横の長さをひもで作り、冷蔵庫のところに持っていけば、どちらが長いかわかります。媒介するものを利用するのです。
 人類もそうだったでしょうね。

 次は、数を用いて長さを表すことを考えます。
 手のひらを広げて、親指と中指の長さを1とします。それがいくつぶんか、ということで長さを数で表すことができます。

 テレビの横の長さは、それの4つ分など。

 いい考えではありますが、すぐに不都合が生じます。人によって、親指から中指の長さが異なるのです。大人と子どもでは大きく違ってきます。

 そこで、長さの統一が行われます。
 日本だと、尺や寸などが用いられるのですね。

 そして、やっとcmが出てきます。mが基本ですが、子どもたちには、cmを先に教えたほうがいいですね。身近なものがすぐに測れるので。

 1cm四方のタイルを横に20個ぐらい並べて、タイルの定規を作ります。
 タイルが何個分か、ということで長さを決めるのです。
 あとは、ふつうの教え方でいいですね。




タイルで因数分解
  中3では、因数分解を学びます。
 ぼくは、中学、高校のとき、因数分解も好きでした。パズルを解くみたいな感覚でやっていたように記憶しています。

 ただ、ほとんど意味もなく操作していたように思います。数の遊びのように。

 そのせいもあるかもしれませんが、水道方式での因数分解に接したときには、感動したものです。ぼくがやっていたことには、こんな意味があったのか、と。

 教科書をみると、以下のような説明がなされていますね。水道方式が教科書でもだいぶ取り入れられているのです。
 以前は、水道方式は日教組系だ、などといって文部省はきらっていて、教科書には取り入れられていなかったと思います。

 それが、現場の教師たちの努力もあって、受け入れられるようになっているのですね。

 だから、以下の説明を何も変わったことではないよ、と思われる人が多いかもしれませんが、書きます。
 
 2×3=6 ですね。
 それを6=2×3 のように素数のかけ算に直すことを素因数分解といいます。

 次は、式の展開
 (2x+3)(3x+4)=6x²+17x+12

 です。

 その逆に多項式をかけ算の形に直すことを因数分解というのですね。 
 6x²+17x+12=(2x+3)(3x+4)

 というように。

 さて、式の展開のところで説明したように、式の展開はタイルで表すことができました。

 因数分解もタイルで理解することができます。

 6x²+17x+12をタイルで表すと次の通り。
tairudeinnsuubunnkai.jpg

 そのタイルを使って、長方形を作りなさい、という課題を生徒にさせるのです。
 長方形は、たて×横、というかけ算を表すからですね。
 
 いろいろ試行錯誤して、次のような長方形ができれば、因数分解もできあがりです。
 たて×横 を式で表せばいいのですね。
tairudeinnsuubunkai2.jpg

 6x²+17x+12=(2x+3)(3x+4)
 ですね。

 ぼくは、それまでただ数の遊びとして因数分解をしていたので、このような理解ができたときには、本当に目から鱗でした。

「単位当たり量」と「いくつ分」の区別
 次の2つの問題の違いが判るでしょうか。

(A) 12mのひもを3つに等分すると1つのひもは何mになりますか。
  式(12÷3) 答え(4m)

(B) 12mのひもを3mずつに等分すると何本のひもになりますか。
  式(12÷3) 答え(4本)

 (A)は、「単位あたり量」を求めていて
(B)は、「いくつ分」を求めています。

 式は同じ「12÷3」ですが、内容が異なります。
 (A)では、1本のひもの長さは4m、(B)では3m。
 あきらかにちがいますね。
warizan1.jpg

(C) 12kmを3時間で歩きました。時速を求めなさい。
  式(12÷3) 答え(時速4km)

(D) 12kmを時速3kmで歩きました。何時間かかりますか。
  式(12÷3) 答え(4時間)

 (C)と(D)でも、式は同じですが、内容が明らかに異なります。
(C)では、時速4km、(D)では時速は3km です。

さて、次は「倍」について考えてみます。

(E) 12mは4mの何倍ですか。
  式(12÷4)  答え(3倍)

(F) ある長さのひもを4倍したら12mになった。
  もとのひもの長さを求めなさい。
  式(12÷4)  答え(3m)

 (E)(F)は同じ式になりましたが、次の図のように、内容が異なります。
warizan2.jpg


 (E)は、4mを1としたら、12mはいくらですか、という問題です。いくつ分を求める問題です。何倍かを求めているのですね。

 それに対して、(F)は、もとの長さを求める問題です。答えは3mですから、3mを1としたら、12mは4になるということです。1あたり3mです。単位あたり量を求めている、という問題です。

 しかし、kankyoさんの考えによると、(F)の問題も「倍率」を求めている、ということになりますね。

 3mは3倍のことだよ、と。

 とすると、(E)と同じ問題だということになります。
 図を見て分かるように、(E)と(F)は異なった事象の問題です。
 (E)では1あたりは4mで、(F)では3mなのですから。

 (E)では、問題に「4倍」とあるのに、「3倍」と考えるのだよ、ということになると、頭が混乱してしまいます。

 「いくつ分」を「倍率」と考えるのは、まだいいです。
(B) 12mのひもを3mずつに等分すると何本のひもになりますか。
  式(12÷3) 答え(4本)
  「1本が3mなので、12mは何本分なのか、だから、12mは3mの何倍か」と考える。

(D) 12kmを時速3kmで歩きました。何時間かかりますか。
  式(12÷3) 答え(4時間)
  「1時間に3kmだから、12kmは何時間分なのか、だから、12kmは3kmの何倍か」と考える」というように。

 しかし
(A) 12mのひもを3つに等分すると1つのひもは何mになりますか。
  式(12÷3) 答え(4m)
 を、12mは3本の何倍か、

(C) 12kmを3時間で歩きました。時速を求めなさい。
  式(12÷3) 答え(時速4km)
 を12kmは3時間の何倍か、と考えるのはおかしいです。

単位あたり量は、比例定数になる
 kankyoさんから、コメントをいただきました。ありがとうございます。

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selfyojji 様

再びとりあげて頂き恐縮です。さっそく内容について。

記事を引用いたします。

(記事引用)

2.4gで12円の食塩、1gでは何円か。1gでは5円。5円/g

(記事引用終わり)

上では 1 あたりの量だすために 12 ÷ 2.4 の割り算を行い 5 をだしています。

しかし、この割り算はやはり、12 と 2.4 の倍率をだしているに過ぎません。

この割り算が 1 あたりの量をだしていると言うためには、その前段として、12と 2.4 は同じ倍率を保ちながら動きうる関係にあると仮定する、と言っておく必要があります。

言いかえます。

この割り算が 1 あたりの量をだしていると言うためには、その前段として、数字で表現された円の量と数字で表現された g の量は同じ倍率を保ちながら動きうる関係にあると仮定する、と言っておく必要があります。

これでやっと、わり算は1(単位)あたりの量を求める計算である、ということが言えます。

この考えですと、例えば 12 ÷ 4 = 3 だけではなく、12 ÷ 2.4 = 5 も、12 ÷ 0.5 = 24 も、すべては(結果的に) 1 (単位)あたりの量を(も)だしている、と理解することができます。

それでも根源的には、割り算そのものは単に与えられた数同士の倍率をだしているに過ぎません。

私はいまやそのように考えており、長年いだいていた割り算についての不思議さがすべて消えてしまいました。(霧が晴れたようでホッとしています。)

selfyojji 様は私の理解に同意しかねていると思っておりますが、質疑をとおし、私は逆に自分の理解に確信を深めてしまいました。

あまりひっぱるとしつこくて嫌な感じになりますので、この辺を引き際にするのがよいかなと考えています。(私としては解決したような気がしますので。)

なお、単位をもっと大切にというご指摘は、そのように感じさせてしまう文章を書いてしまった私がいけないのだろうということで、残念ですがいたしかないと考えています。

それでは心から、このたびはまことにありがとうございました。
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 さて、しばらく考えてみて、kankyoさんは、単位当たり量が、正比例の比例定数になる、ということを言いたいのではないかという考えが浮かびました。

 1個30円1個では30円
 30=30×1

 2個では60円
 60=30×2

 3個では90円
 90=30×3

 4個では120円
 120=30×4

 x個ではy円
 y=30×x

  このように、単位当たりの量(ここでは30円/個)は比例定数になります。

 そして、数字だけを見ると、xの30倍がyになっています。

 kankyoさんの言いたいことはここだったのかもしれませんね。

 それはそれで正しいです。

 ただ、
「根源的には、割り算そのものは単に与えられた数同士の倍率をだしているに過ぎません。」

 というのは、明らかに間違いです。
 割り算で使われる数には、意味があるのです。

 単位あたりの量には、
 1個で30円
 1時間に60lkm
 1平方mで5N 
 など、きちんと意味があります。それは単なる倍率ということではありません。

 そこのところは、明日もう少し詳しく書きたいと思います。


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