漢字の学習書を作っています。
漢字の読み方には、いろいろありますね。
ぼくは、学校で学んだとき、とにかくそのまま覚えなさい、と言われたように思います。そのころはそれを疑問にも思わなかった。
ぼくの作っている学習書の対象者は、小学生だけではなく、外国人、夜間中学に通う大人の人たちも含みます。
大人だと、なぜこんなにいろいろ読み方があるんだ、と不思議に思うでしょうね。それで、その説明も加えたい。
音読みと訓読みについては、前に書きました。きょうは音読み。
「明」の音読みは、ミョウ、メイ、ミン があります。
明星(ミョウジョウ)、名月(メイゲツ)、日明貿易(ニチミンボウエキ)など。ぼくらは読み分けています。
なぜ、このようにちがうのか。
それは、その漢字と読みが伝わった時代と地域が違うからです。
最初、日本に「明」の字が伝わったとき、中国の南方では「ミョウ」と発音されました。それが伝わったのです。だから日本人は「明」を「ミョウ」と詠んだのです。
聖徳太子のころ、遣隋使が行われますね。中学の歴史でも小野妹子が遣隋使になったことを習います。
そして、平安時代に遣唐使が送られます。
そのころ、彼らが中国北方の読み方を輸入します。「明」は「メイ」と読みました。日本人は、そのまま「明」は「メイ」と読むようになったのです。
でも、これまでの「ミョウ」もそのまま残したのです。ここですべて「メイ」と読むようにすれば、ぼくらも楽だったでしょうね。
そして、鎌倉時代。江南浙江地方の読み方が入ってきます。
「明」は、「ミン」と読むようになったのです。
「ミョウ」「メイ」という読み方も残しながら。
だから、現在、音読みでも読み方がいろいろになったのです。
もっと日本人がいい加減だったら、「明」はすべて「メイ」にしよう、としたかもしれません。
「明星」は、「メイセイ」、「日明貿易」は、「ニチメイボウエキ」と。それでもよかったように思いますが。
ぼくがいい加減だからかな。
漢字の読み方には、いろいろありますね。
ぼくは、学校で学んだとき、とにかくそのまま覚えなさい、と言われたように思います。そのころはそれを疑問にも思わなかった。
ぼくの作っている学習書の対象者は、小学生だけではなく、外国人、夜間中学に通う大人の人たちも含みます。
大人だと、なぜこんなにいろいろ読み方があるんだ、と不思議に思うでしょうね。それで、その説明も加えたい。
音読みと訓読みについては、前に書きました。きょうは音読み。
「明」の音読みは、ミョウ、メイ、ミン があります。
明星(ミョウジョウ)、名月(メイゲツ)、日明貿易(ニチミンボウエキ)など。ぼくらは読み分けています。
なぜ、このようにちがうのか。
それは、その漢字と読みが伝わった時代と地域が違うからです。
最初、日本に「明」の字が伝わったとき、中国の南方では「ミョウ」と発音されました。それが伝わったのです。だから日本人は「明」を「ミョウ」と詠んだのです。
聖徳太子のころ、遣隋使が行われますね。中学の歴史でも小野妹子が遣隋使になったことを習います。
そして、平安時代に遣唐使が送られます。
そのころ、彼らが中国北方の読み方を輸入します。「明」は「メイ」と読みました。日本人は、そのまま「明」は「メイ」と読むようになったのです。
でも、これまでの「ミョウ」もそのまま残したのです。ここですべて「メイ」と読むようにすれば、ぼくらも楽だったでしょうね。
そして、鎌倉時代。江南浙江地方の読み方が入ってきます。
「明」は、「ミン」と読むようになったのです。
「ミョウ」「メイ」という読み方も残しながら。
だから、現在、音読みでも読み方がいろいろになったのです。
もっと日本人がいい加減だったら、「明」はすべて「メイ」にしよう、としたかもしれません。
「明星」は、「メイセイ」、「日明貿易」は、「ニチメイボウエキ」と。それでもよかったように思いますが。
ぼくがいい加減だからかな。
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