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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

長期滞在が可能な民泊を 、週末に限る県条例案を考える
民泊の持つ可能性/沖縄観光に生かせる

 3年前、私たち夫婦はカナダに5カ月ほど滞在した。五つの都市を巡り、その時に利用したのが、地元の一般住宅の1室を借りて生活をする民泊だ。ホストファミリーとも仲良くなり、楽しい滞在だった。

 ハロウィーンの夜には、やってきた子どもたちにキャンディーをあげた。また、隣の部屋に民泊しているカナダ人に観光に連れて行ってもらったこともある。

 近くのスーパーマーケットに行き、地元の人たちに混じって食材を買い、ホストとシェアするキッチンで食事を作った。食費を抑えるためだったが、カナダの人たちの生活が身近に感じられた。費用の点だけではなく、民泊にして良かったと思っている。こういうのは、ホテルでは味わえない体験だろう。 

 民泊は楽しいし、国際交流にもなると思い、沖縄に帰ってからそれをやりたいと考えようになった。

 8日付の本紙報道によると、「民泊営業を週末のみに限るという沖縄県の条例案がまとめられた」と紹介している。もし、それが来年県議会で通れば私たちがカナダで体験した民泊による長期滞在は、沖縄ではできなくなる。冬の寒さを避け、春の花粉症を避け、夏の海に憧れて沖縄に長期滞在をする人は多いと思われる。しかし、長期民泊ができないと、滞在費を抑えるための自炊ができなくなる。ホテル滞在だけだと外食に頼るしかない。近くのスーパーで買い物をしながら地元の人と接する機会も少なくなるだろう。沖縄観光の魅力の一つには地元の人との触れ合いもある。それが難しくなる。

 県の条例案の大枠では週末の金、土、日曜だけであり週2泊だけとなる。1カ月間でおよそ8泊だけしか民泊の営業はできない。滞在客に快適に過ごしてもらうために部屋のリフォームに投資したいと思っても、それだけの営業しかできなければ投資を控えるしかない。そうすれば滞在する人も快適でなくなるということだ。また、週末だけのために部屋を利用しないのはもったいない。

 週末だけの民泊を利用する人がどれだけいるだろうか。民泊を諦めるか、または制限区域、期間も設定されるなど厳しすぎる条例を破る違法民泊を増やしてしまうことにならないか。禁酒法によってアル・カポネを生んだアメリカのように。

 問題となっているごみの出し方や夜間の騒音については、ホストの目が届くような民泊にすることによって、防げるのではないだろうか。

 来て良かった、また来たいというリピーターを増やし、口コミで沖縄の魅力を伝える観光客が多くなるのが沖縄観光の未来を明るくするのではないか。 

 沖縄県は沖縄観光の未来には何が必要なのか、よく考えてもらいたい 。



きょうの琉球新報、「声」の欄に、掲載されました。

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