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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

年寄りの介護や延命治療と利己的遺伝子
 前回、利他的行動は利己的遺伝子で説明しやすいことを書きました。

 さて今、長寿社会になっています。
 そのために年寄りである親の介護が問題になっています。それから延命治療というのがあります。

 そういうのは利己的遺伝子で説明できるか。
 僕は利己的遺伝子では説明できないと思っています。

 認知症になった年寄り、寝たきりになった年寄りは遺伝子にとってはもう必要のないものでしょう。(ぼくももうすぐそうなるかもしれない)

 死んでしまってもいいものです。

 延命治療も遺伝子にとってはもういらないものです。

 では、なぜそのような年寄りの介護や延命治療が行われるのか。

 それは、利己的遺伝子が良いと思った道徳、科学的進歩などが反作用しているためではないかと僕は考えています。

 道徳的なのは利己的遺伝子にとってもいいです。
 お互いに助け合いましょう、そして命を大切にしましょう、というのは遺伝子が生き続けるためには必要です。

 共同体でお互いに助け合うことによって、お互いの遺伝子が長続きします。

 それから科学的進歩もそうです。特に医学が進歩することによって遺伝子も生き続けることができます。

 でもそれがどんどん遺伝子の想定外に進歩したということではないでしょうか。

 遺伝子は縄文時代の頃とほとんど変わらないそうです。
 縄文時代にはとにかく生き続けることが大切だった。だから食べ物がある時には十分に食べていく。助け合い、お互いの命を大切にする。

 そのように道徳や科学が出来上がると、それは一人歩きを始めます。

 遺伝子を残すためというよりも、研究者は医学を進歩させたいから進歩させる。そして死にそうな人も生きつづけさせることが 可能になっています。

 命は大切にしましょうという道徳を確立し、それによって人間が生きていきます。

 遺伝子とは少し離れてくるということでしょう。

 それは、マルクスの上部構造と下部構造の関係に似ているように思います。

 経済という土台の上に政治や哲学などが築かれていきます。しかし、政治、哲学などの上部構造がその反作用として経済に働きかけ、作用することもあるということですね。

 以下はウィキペディアから。

上部構造は法制的・政治的な諸関係や社会的意識の諸形態、たとえば道徳・芸術・宗教などのことである。これらは生産関係の総体を土台としており、その土台に依存しかつ土台が変化するに応じて変化することから上層建造物の比喩として「上部」構造と名付けられている。他方で、上部構造が下部構造に反作用して変化をもたらす働きも存在している。

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