昨日の続きのようなものです。
社会主義と言えば自由のない社会だと思われている人が多いと思います。
確かにソ連や東欧、 そして中国などは国民の自由を弾圧してきました。
しかしマルクスの描いた社会主義は自由がさらに花開くものです。
日本国憲法に定められた 思想信条の自由、 身体的自由などは当然保証されるべきものだと考えられています。
でも社会主義国に対して 自由主義社会などと言われますね。
最近は新自由主義という言葉も出回っています。
そこでの自由は何か。
わかりやすいところで言えば、労使関係はできるだけ自由にすべきだ、国は介入すべきではないと考えるのが自由主義社会です。
労使関係において 国が介入せず自由にする。 それによって 弱肉強食 の社会になる のです。
現在 最低賃金や 労働時間などが定められています。 それは 資本主義社会ができてその後 社会主義運動の中で勝ち取られたものなのです。
資本家たちはそういうのは決めて欲しくなかった。 できるだけ自由にさせて欲しかった。
そういう意味での自由です。
現在も 非正規雇用などというのがありますね。 あれも資本家にとってはいいものなのです。
過疎地の鉄道は儲からないから廃線にするのは自由にして欲しいと考えるのが自由主義社会の立場です
そういうところで 企業が 自由勝手にするか、国がある程度介入して弱い立場の人の ため に動くか、 そこが違うところです。
繰り返しますが 、思想信条や身体の自由などの自由権は当然保証されるべきものです。