野村克也さんが亡くなりましたね。 ぼくが青春時代に 活躍していた人です。 選手としても監督としても好きな人でした。
その野村克也さんが亡くなって、 テレビのワイドショーや新聞などで いろんな方面から大きく取り上げられています。
選手として技術を教えるだけではなく、 人間教育も重視してきたことがよく取り上げられています。
選手を育てること=人生を教える、 人としてどう生きるべきか。、などとも言っているそうです。
素晴らしいですね。 正しいと思います。
ただそれを自分でやるというのは、かなり自分に自信のある人だな と感じます。
僕は学習塾をやっていました。 友人から、 勉強を教えるより 人間性を育てる方が大事だと言われました。
確かにそうだとも思います。 ただ、自分にはできないと答えました。
僕は勉強の面では子どもたちよりも上です。 いろんなことを知っています。 だからそれは教えることができます。
では、人間としてはどうか。
僕に子ども達 を素晴らしい人間に育てるための資格があるのかどうか。
僕はそれに値する人間なのか。
それが問われてきます。
そうすると子ども達に人間としての生き方を教えることなど簡単にはできません。
では、勉強だけを教えて、人間としての生き方を教えなくていいのか。
僕にはできなかったのですが、 少し自惚れてでも、 教えるべきなのかもしれませんね。 野村克也さんのように。