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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「疑わしくは,罰せず」のジレンマ
「足利事件」で無期懲役が確定し、服役中だった菅家利和さん(62)が4日午後、千葉刑務所から釈放された。逮捕から17年半ぶり。

 大変なことですね。「今までの17年間の人生を返してもらいたい」と言っていますが,その通りです。
 えん罪というのはあってはならないことです。

 だから,「疑わしくは,罰せず」です。疑わしいけれども,確実ではないときには,罰をしてはいけないのですね。

 さて,これからあと,ちょっと愚痴っぽいことを書きます。

 生徒が悪さをしたとします。例えば,いじめで本などを隠す。

 いじめられたBくんは,Aくんがやった,と訴えます。状況証拠もある。しかし,現場を目撃したわけではないので,確定はしません。

 ぼくは,Aくんを呼び出し,問いただします。
「あなたがやったのか?」
「いいや,ぼくはやっていません」
 頑とした態度です。

「別に,このことであなたを罰するつもりはない。ただ,やったのならやったと認めて,今後はやらないことを約束してくれればいい」
「本当に,ぼくではないのに」

 しばらくはこうです。日ごろの態度からもAくんだろうとは思うのですが,確たる証拠はないので,それ以上の追求はできません。

 ここでぼくの頭には「疑わしくは,罰せず」という言葉が浮かびます。えん罪はどうしても避けなければいけませんから。Aくんではないかもしれませんから。

 以下は,彼がやったというのが真実ということで書きます。
 ここで彼の言い分を認めるということは,うそを認めるということになります。
 うそというのは,それが通れば,強化されます。うそをついたら得をするのですから。Aくんは,ここで,自分がやったことを認めたら,罰されるだろう,うそをついていれば,罰されずにすむだろう,という風に考えます。

 このようにすると,ここで認めると,この場のうそを認めるというだけではなく,Aくんをうそつきにしたてあげている,ということになります。彼は,その後もうそをつくでしょう。うそが巧妙になって,ばれないようにします。だんだん本物のうそつきになってしまうのです。そういううそつきをいまぼくは作っているのではないか,

 そういうことを考えてしまうのです。
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