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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

漢字の中心語義(コア)
 きょうも漢字について書きます。

 英単語には,ぼくの大好きな田中茂範氏によるコア理論があります。また,政村氏の英語基本語義辞典には,単語の中心的な意味があきらかにされています。

コア(コアイメージ)とは

 たとえば,make は,単に「作る」と覚えるのではなく,
「(材料に手を加えて)何かを作る」と覚えます。これがコアです。

 She makes me happy. は「彼女が私という材料にに手を加えて,私をハッピーな状態に作った」と考えればいいのです。

 ぼくにとっては,make 「~を・・・にする」よりずっと理解しやすいです。ケーキを作るのと同じイメージで理解できます。たぶん,ネイティブの人は同じイメージを持っているのではないでしょうか。

 さて,漢字にもコアになる意味があるはずです。

 ぼくは,漢字辞典を数多く見てきたわけではないのですが,ぼくの知る限り,コアを前面に出した辞典はありません。あってもいいのではないかと思います。

 セルフ塾には,漢字辞典を数種類おいてあります。ぼくは小中学生に教えるときは,旺文社の「小学漢字新辞典」を使います。「小学」とありますが,中学レベルも入っています。いい辞典ではあります。
旺文社小学漢字新辞典

 それには,意味はあります。しかし,基本語義としてではなく,羅列的です。

「行」

(意味)
(一)いく。ゆく。歩いてゆく。(例)行進,通行
(二)列。ならんだもの。(例)行列
(三)もち歩く。旅をする。(例)行脚
 と,(七)まであります。

 もちろん,漢字辞典にそれは必要です。しかし,これをずべて覚えるわけにはいきません。中心になる語義(コア)を覚えて,あとは派生したものとして理解することがいいと思います。

 ただし,まったく書かれていないわけではありません。
 この辞典にはそれぞれの漢字の「なりたち」が書かれています。

「行」
(なりたち)(象形文字)十字路の形をえがいた字。通り,道のいみ。それから,ゆく,おこなうのいみとなった。

 とあります。
 だから,中心になる語義は,「ゆく,おこなう」ということでしょうか。

 それをもっと前面に出して欲しいのです。

(基本語義)ゆく,おこなう

 のように。

 ぼくの塾では,小学生に「小学漢字1006字の正しい書き方―書き順・音読み・訓読みがすぐわかる」(旺文社)を持たせています。

小学漢字1006字の正しい書き方―書き順・音読み・訓読みがすぐわかる (Obunsha study bear)

 とてもいい本です。ただ,漢字の意味がまったくありません。漢字は,読み方,書き方といっしょに意味も覚えるべきだと思います。基本語義は一行でいいのです。それを付け加えてくれればいいのですが。
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