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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「相関」と「因果関係」
 相関と因果関係を混乱する人がかなりいます。

 Aが多いとBも多いというデータが出てきたとします。
 すると,Aが原因でBが結果だというように。

 例えば,

 計算の速い子は,漢字力がある。
 計算の遅い子は,漢字力ない。

 という相関関係があるとしましょう。

 とすると,
「計算が速くなる」と「漢字力がつく」
または逆に「漢字力がある」と「計算が速い」

 そう考えてしまいがちです。

 でもそう考えてはだめなのです。
「計算が速くなる」と「漢字力」の間には単に相関関係があるだけです。

 この2つが別の要素の結果であることが十分に考えられます。

 例えば「頭のよさ」です。あいまいな定義ですみません。頭のよさをきちんと測ることはできません。でも,なんとなくみなさん分かりますよね。

 頭のよい子は,計算も速い
 また,
 頭のよい子は,漢字力もある

 そうした場合,計算と漢字力の間には,相関はあるが,因果関係はありません。

 このように相関があっても因果関係はないことがあることを知っておくべきです。

 ついでに,上の頭のよさと計算力,それも因果関係にあるとはまだ言えません。

 さて,計算力と漢字力との間に因果関係があるかどうかは次のような実験で確かめられます。

 できるだけ多くの子どもを集めます。最初にテストを全員にします。計算問題と漢字力問題です。

 その結果,そして,性別,年齢,学力などできるだけ均一な2つのグループに分けます。

 そして,実験グループには,計算練習をたくさんさせます。
統制グループはその間絵本を読みます。漢字のない本です。

 その後,再度テストをします。計算力と漢字力を測るテストです。
 実験グループと統制グループで,計算力,漢字力のどちらにも明らかな差(有意差)がみられるとすると,

 計算力は漢字力の原因になる,と一応言えそうです。
 しかし,たぶん実験グループの計算力はあがるでしょうが,漢字力はあがらないでしょうね。
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