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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

なぜ,youは,単数,複数が同じなのか?
 先日,中学1年生のKodaiくんが習いにきました。

 ぼくが「youが主語のときのbe動詞はareだよ」と言うと

 「なぜ?」と返ってきました。

 えっっっっっ,「なぜ?」だって,そんなの考えたことないよ。

 そのときは,「わからないなあ」と答えるしかありませんでした。
 彼は,軽い気持ちで「なぜ?」と言ったのでしょう。その証拠に昨夜,彼にその質問への以下の説明をすために話すと,そういうことを言った記憶はないとのこと。

 でも,ぼくはずっと気になっていました。
 なぜ,youが主語のときのbe動詞はareなのか?
 なぜ,youは単数と複数が同じ形なのか?

 きのう,ネットで調べてみました。その答えが次のページに載っていました。
 
http://blog.livedoor.jp/eigoshokunin/archives/2007-03.html

 ぼくの言葉で説明してみます。自分の考えをまとめるためにも。

 youの単数形は別にあるのです。thou[ザウ]です。聖書でお目にかかったことがあります。古語ですね。

thou(1)二人称単数形主格で人・物に対する呼びかけの名詞の前に同格的に用いる:Thou snail!なんじカタツムリよ. (2)現在でも格調の高いまたは宗教的な散文には用いる:Thou shalt not commit adultery. なんじ姦淫(かんいん)するなかれ〈《聖》出エジプト20:14〉. [ プログレッシブ英和中辞典 提供:JapanKnowledge ]


 thouが主語の場合のbe動詞は,artだそうです。

 さて,このようにthouという「二人称単数形主格」を表す単語があるのに,なぜyouを用いているのか,です。

 どうも,心理的には,日本語に共通しているようです。

 日本語には「あなた」「君」という「二人称単数形主格」を表す単語がありますが,使い方が限定されています。同等か,目下には使いますが,目上の人には使いません。

 「先生,あなたはね,」ときたら,もう喧嘩腰という感じがします。
 若い頃に父と喧嘩をしたことがあります。ぼくが「あなたは・・・」と言うと,父は「あなたはだって」とさらにエスカレートしましたね。

 目上の人には,「あなた」は使わずに,役職などで「二人称単数形主格」を表します。

 「社長は・・・」「部長は・・・」「先生は・・・」「お父さんは・・・」

 「お宅は・・・」という言葉もあります。

[代]同等の、あまり親しくない相手を、軽い敬意を込めていう語。「私より―のほうが適任でしょう」[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge

]

 直接,あなたはとは言わず,その住居などで表すのです。

 また,話をしているときに,相手を指さすのは失礼だといいますね。

 このように,「あなたは」と相手を呼ぶのは失礼に当たるのです。それは英語でも同じなのです。

 だから,thouを使わなくなったのです。その代わりに,「二人称複数形主格」youを単数のときにも使うようになったのです。

 「あなた」と一人に向けるより,「あなた方」と言って複数に話しかけているようにすると何か柔らかくなって感じます。
 「あなた」と限定されると,責任がすべて自分に来るように感じますが,「あなた方」となると,責任が分散するように感じられます。
 あいまいさが助けになるのですね。沖縄のテーゲーです。

 だから,thouを使わなくて,単数でもyouを使うようになったのです。

 そして,複数主語のときのbe動詞はare, youはもともと複数なのでもちろんare, 単数に用いられるようになってからもYou are ~. ということですね。

 You are a boy. では,You , are までは複数で,a boy は単数というのもおもしろいものです。



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