FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

  「ニッポン」「ニホン」,なぜ2通り?
  日本は,「ニッポン」と読んだり,「ニホン」と読んだりします。

 なぜ,そのように2通りの読み方になったのか,小池清治著「日本語は悪魔の言語か?」に,その説明がありました。


 ぼくなりに整理しながら書きます。正確には,前著を参照してください。

 もともとは,「ニッポン」だったのです。「ニホン」という言い方はなかった。

 まず「ッ」。
 ぼくは,この本で指摘されるまで,「ッ」を発音している気になっていました。しかし,「ッ」なんて発音はないのです。「ニッポン」というとき,「ニ」の後にほんの少々休みがあるだけです。「ニ」と言って,急ブレーキをかける,という感じでしょうか。自分で意識して「ニッポン」と発音してみてください。その感じが分かるはずです。

 ローマ字では,「ッ」を次の子音を重ねて表しますね。「ニッポン」は,「nippon」です。niとpoの間に小休止がありますよという記号です。

 そして,この「ッ」を表す字が以前はなかったのです。だから「日記(ニッキ)」は,「ニキ」と読み仮名をつけるしかなかったのですね。「ニッポン」の「ッ」もなく「ニポン」と書くしかなかった。
 この「ッ」は記号で,だいぶ後になって発明されたのです。

 次は「ポ」です。「パピプペポ」の字もなかったのです。右肩に○をつけて,「パ行」を表すことがなかった。バビブベボもなく,「ハヒフヘホ」と書いていた。
 そういえば,百人一首の字。
 「かたぶくまでの つきをみしかな」は,「かたふくまての つきをみしかな」と書かれています。濁点(点々)がありません。

 だから「ニッポン」の「ポ」は,「ホ」と書くしかなかったのです。

 「ニッポン」の「ッ」をとって,「ポ」の○をとって「ホ」にすると,「ニホン」になってしまいます。昔は,「ニホン」を「ニッポン」と読んだのです。
 しかし,それをそのまま「ニホン」と読むようになった,つまり間違えて読んだのが「ニホン」です。

 現在の「ら抜き言葉」のようなものです。間違えていても多くの人が使うようになれば,それは正式に認められます。しかし,その間違いには合理性があります。

 このように間違えて読んだのが「ニホン」で,それが定着したのです。

 「なるほど!」です。

 でも,ぼくは,「ニッポン」より,「ニホン」が好きです。柔らかい感じがするからです。好きな読み方をしてもいいそうなので,それぞれです。

 なお,いろいろ検索すると次のページに出合いました。おもしろいです。
 特に「日本航空」は,100%の人が「ニホンコウクウ」と読むが,正式には「ノッポンコウクウ」だというところはおもしろかったです。

トップ > にほんご学習帳 トップ > 日本語研究室 トップ > 日本語研究室
関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.