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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

時制の一致と クオーテーション‐マーク,カギかっこ
  きょうの文は,まったくぼくの推理,仮説です。そのつもりで読んでください。

 英語で,引用文の前後につける記号。「“ ”」「‘ ’」など,引用符をクオーテーション‐マーク【quotation mark】 といいますね。

 そして,日本語の場合,文章表記中などで用いる 「」『』〔〕などの記号。会話や引用、注意語句などを示すのに用いるのを,かぎかっこといいます。

 ちゃんと調べたわけではないのですが,カギかっこは,英語が入ってきたときに,クオーテーション‐マークに似せて作られたのではないでしょうか。それ以前はクオーテーション‐マークにあたる記号がなかったのではないでしょうか。

 He said “Thank you.”. というのを見て,

 なるほど,会話文をこのようにくくれば分かりやすいな,と思った。それで,

 三四郎は,ありがとうと言った。 

 という文を

 三四郎は「ありがとう」と言った。

 にすると,なかなか分かりやすいな,といういうことで使い始めたのではないでしょうか。

 ただし,そのクオーテーションマークにあたるカギかっこを導入するときに,ただ単にそれをつけることだけを導入してしまった。

 もともと日本語には,カギかっこがなかったので,会話文を地の文で表していたのでしょう。

 三四郎は,私は忙しいと言った。

 のように表していたのです。それは,

 三四郎は「私は忙しい」と言った。

 のつもりで書いていたのでしょう。頭の中には会話文ということで「 」があったのだが,そういう記号が発明されていなかったので,そのままに書いていたのです。

 しかし,カギかっこがあると分かりやすいということで,会話の部分にカギかっこをつけたのでしょう。

 しかし,それを導入するときに,地の文と会話文の違いをきちんと区別することまでは導入しなかったのでしょう。

 三四郎は「私は忙しい」と言った。

 それを英訳すると, Sanshiro said “I am busy”. ですが 
 “ ”がなくなった文では

 Sanshiro said he was busy. になりますね。時制の一致が行われるし,人称の一致も起こります。クオーテーションマークが外れて地の文になると,そのままで判断できる表現にしなければいけません。

 地の文の I(私)は,あくまでもそれを書いた筆者です。
 Sanshiro said “I am busy”.  では,クオーテーションマークにくくられているので,このIはSanshiroのことになりますが,それが外れるともうI = Sanshiro ではなくなります。地の文になるとheにしなければならない。時制もそうです。

 しかし,日本語にはそういう発想はないのです。日本語の「」は,単に会話文だということをはっきりさせるための記号でしかないのです。「」がなくなると,地の文になって,いま見ているような時制,人称ではなくなるという考えはないわけです。そこで,英語を学ぶときになって,「時制の一致」という概念を学ばなければいけないわけです。
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