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芥川龍之介の「藪の中」とアインシュタインの相対性理論
 「ゼロから学ぶ相対性理論」を読んでいます。なかなかいい本です。


 さて,そこに,芥川龍之介の「藪の中」とアインシュタインの相対性理論がよく似ていることが書かれています。とてもすばらしいところに目をつけたと思いました。

 それで,ぼくなりに書いてみます。

 芥川龍之介の「藪の中」のあらすじは次に書きました。

「藪の中」のあらすじ

 さて,「藪の中」では,女が盗人に犯される。そして女の夫が死ぬ。そこまではいいです。みんなの証言が一致しています。

 しかし,だれが男を殺したのか,まったく証言が異なっているのです。

 盗人は自分が殺したと言う。女は女で自分が殺したと言う。また男は自殺したと言う。そして,そうなったいきさつが書かれています。どちらの言い分も納得するもので筋が通っています。何が真実なのか,「藪の中」ということです。

 同じ事件であっても,見る人の立場が異なるとまったく異なってみえるということでしょうか。

 アインシュタインの相対性理論というのは,まさにそうです。

 ロケットに乗って光速に近い速さで飛んでいる人Aさんがいます。その人が地上にいる人Bさんの時計を見て
「おい,あなたの時計は遅れているよ」と言います。

 一方,地上にいるBさんは「なにを言っているんだ。遅れているのはあなたの時計ではないか」と言います。

 また,AさんはBさんに「あなたのものさしは縮んでいるよ」と言い
 BさんはAさんに「縮んでいるのはあなたのものさしだよ。」と言い返します。

 見る人によってまったく違った見え方をするのです。それが相対性理論なのです。まったく「藪の中」ではないですか。

 よく似ていておもしろいと思います。 

 前にも書きましたが,「ゼロから学ぶ相対性理論」の帯に「相対論は小説より奇なり」とあります。まさにその通りです。「藪の中」より,「相対性理論」の方が「奇」です。
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