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示準化石の「準」,示相化石の「相」って何?
中学1年では,化石を学びます。

 化石には,「示準化石」と「示相化石」があります。ヤフー辞書で調べてみました。

しじゅん‐かせき【示準化石】 は,
地層の対比や地質年代決定に役立つ化石。生存期間が短く、地理的に分布範囲が広いものが用いられる。古生代のフズリナ、中生代のアンモナイトなど。標準化石。

しそう‐かせき〔シサウクワセキ〕【示相化石】
地層の堆積(たいせき)した当時の環境を知る手がかりとなる化石。有孔虫・造礁珊瑚(ぞうしょうさんご)など。
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge

 でも,どうもどちらがどちらだったのか,覚えるのが難しいです。ぼくは長い間,区別がきちんとつかなかった。

 示準化石は,「準」を示す化石,
 示相化石は,「相」を示す化石 だろう,とまでは推理できます。

 しかし,そのときの「準」「相」とはなんだろう,不思議です。

 ネットで「準」「相」の意味を調べてみました。

じゅん【準】
[音]ジュン(慣) [訓]みずもり なぞらえる
1 水平を計る道具。みずもり。「準縄(じゅんじょう)/平準・水準器」
2 物事をはかるよりどころ。「基準・規準・照準・標準」
3 なぞらえる。のっとる。「準拠・準則・準備・準法・準用」
4 正式に似た扱いをする。「準急・準星」
[名のり]とし・ならう・のり・ひとし
[難読]水準(みずばかり)
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]




そう〔サウ〕【相】
1 そのものの内面などを表す姿・形・ありさま。「憤怒の―」
2 人や物の外面に現れた運勢・吉凶のきざし。人相・手相・家相など。「水難の―」
3 文法で、動詞によって表される動作・作用の性質・あり方とその表現のしかたに関する範疇(はんちゅう)。受身・可能・自発・使役、また、自動・他動・敬譲など。態。
4 ある物質の、どの部分をとってもその物理的、化学的性質が等しく、他と区別される領域。気体・液体・固体それぞれからなる相を気相・液相・固相という。
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]


 むむむむむ。よく分かりません。どの意味でとっているのだろうか。

 ネットで,示準化石・示相化石を調べてみました。そこにありました。

ウェブ示準化石・示相化石の覚え方 - Yahoo!知恵袋
 のlz_yoさんのアンサーです。ベストアンサーより,ぼくはこちらがいいと思う。

示相化石=相を示す化石
「相」は「人相」や「手相」の「相」で、見た目の様子や姿形のこと。
(「様相」の「相」でもいいですね。「様」も「相」も形やありさまのことです。)
化石が産出する土地の「様子」つまり環境が分かるのが「示相化石」です。

示準化石=準を示す化石
「準」は「水準」の「準」(または「基準」の「準」)で水平を計る器。または目安となること。
離れた場所にある地層から同じ化石が出た場合に、その地層は同時代に作られた地層であると判断できるのが「示準化石」です。
こちらは「水平に積もった地層」とイメージしてもいいかもしれません。
(当然、実際には「水平」な訳ではないですが…)


 なるほど。見えてきました。

 示準化石は,標準化石とも言うようです。それで,標準化石を調べてみました。

標準化石(ひょうじゅんかせき) [ 日本大百科全書(小学館) ] leading fossil、index fossil
地理的に広い地域にかけてある特定の地質時代を示す化石をいう。示準化石ともいう。ある一定の層準にのみ発見される化石属または化石種により代表される。


 結論です。今後は次のように中学生には,教えることにします。

 示相化石は,相を示す化石という意味だ。

 「相」は,人相,手相などと言うね。ぼくらは,人の顔を見て,その人の性格などを判断することがある。
 新しい先生が来たとする。どんな人なのかもちろん分からない。しかし,顔を見て,この人はやさしいそうだ,いやきびしそうだ,などと思ったりする。
 「そのものの内面などを表す姿・形・ありさま」を「相」と言うんだ。

 ある地層からサンゴが見つかったとする。サンゴは,暖かくて浅い海にいる。だから,この地層ができたのは,暖かくて浅い海だっただろうと予想することができる。人相よりも当たるんだよ。

 では,次。
 示準化石は,準を示す化石 ということ。でも「準」って何だろう。

 さて,あなたがある写真を見つけたとしよう。数人の少女が写っている。誰だか分からない。いつの写真かよく分からない。「いつの写真だろう」と思いながらよくよく見てみると,その少女たちはみんな変な人形を抱えている。お母さんに聞いてみた。わからない。おばあさんに聞いてみた。
 「これはダッコチャンというものよ」とおばあさんが教えてくれた。

 ダッコチャンをネットで調べると,1960年に発売された人形だということが分かる。「ああ,この写真は1960年のころ撮したものなんだ」ということが分かる。

 示準化石も同じだ。標準,基準を示してくれるんだよ。いつの頃かという基準をね。

 標準とは,「判断のよりどころや行動の目安となるもの。」

 だから,アンモナイトがあると,この地層は古生代に出来たものだという判断をする。アンモナイトを標準としていろいろ判断するわけだ。

 ダッコチャンより,たまごっちの方がいいのかな。若い人にはもっといい例があるかも。 



「セルフ塾のブログ」の記事の中から、中学理科(地学)に関するものを集め
『セルフ塾の中学理科(地学編)わかる教え方』として、 Kindle ストアから出版いたしました。

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Re: タイトルなし
お役にたったのなら、うれしく思います。
selfyojji | URL | 2017/05/08/Mon 16:01[EDIT]
とてもわかりやすく、おもしろい内容でした!!
ありがとうございます!
ガナ | URL | 2017/05/08/Mon 13:08[EDIT]
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